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3.2 Dチャネルパケット通信の利用

Dチャネルパケット通信を利用するときの本装置の機能については、以下を参考にしてください。




Pレジスタの設定を回線契約時の値や接続しているパソコンの設定などに合わせてください。

■ パケットの組立

Pレジスタの初期設定では、パソコンからの文字データは以下のときパケットに組み立てられます。
文字データをパケットサイズ分(256オクテット)受信したとき
CR(復帰)コードを受信したとき
LF(改行)コードを受信したとき
CRコードの多いテキストデータを送信するときや、CRコードに続けてLFコードが挿入される設定で通信ソフトウェアをご利用の場合など、パケットの数が多くならないように、パケットの組み立てを制御することができます。

■パケット組立に関する設定

ATコマンドではATPコマンド、V.25bisコマンドではREGコマンド、
X.28PADコマンドではSETコマンドを利用してPレジスタに設定してください。

P3レジスタは自動的にパケットを組み立てる契機となるキャラクタを指定します。

P3で設定したキャラクタ以外の文字を受信しているときは、キャラクタとキャラクタの間の時間が、P4レジスタに設定されている時間を経過すると自動的にパケットを組み立てます。ただし、P4レジスタが0のとき(初期値)は時間設定なしとなります。

■ファーストセレクト機能

ファーストセレクト機能を使用する場合は、ファーストセレクト機能の契約が必要です。併せて本装置のファーストセレクト機能の設定をおこなってください。ファーストセレクト機能を利用すると、ユーザデータを最大128バイトまで付けることができます。また、相手からのユーザデータを表示することができます。
「ファーストセレクト機能」を契約していなくても16バイトまでのユーザデータを付加することができます。ユーザデータの設定は、発信コマンドのユーザデータでおこないます。

〈ファーストセレクト機能の設定〉
〈例〉 ファーストセレクト機能を「あり」に設定する。
 ATコマンドの場合 ATP31 = 1
 V. 25bisコマンドの場合 REGP31 = 1
 X. 28PADコマンドの場合 SET 31 : 1


注意:ファーストセレクト機能を利用して発信する場合、相手も「ファーストセレクト機能」を契約している必要があります

■スループットクラスネゴシエーション

本機能はスループットクラスネゴシエーション機能を「要」に契約している場合に使用できます。
パケット通信は蓄積交換であり異速度通信が可能なプロトコルです。スループットクラスと端末速度が異なっている場合でも、端末と本装置間のフロー制御の設定にかかわらず相手と接続されます。

■ウインドウサイズ、パケットサイズネゴシエーション

本機能はフロー制御パラメータネゴシエーション機能で、それぞれの項目を「要」に契約している場合に使用できます。






〈自己アドレスの設定〉

発呼要求パケット(CRパケット)の中に、最大15桁の自己アドレス(契約者回線番号)を含めることができます。自己アドレスは、P51レジスタに設定してください。

〈自己サブアドレスの設定〉

発呼要求パケット(CRパケット)の中に、最大38桁の自己サブアドレスを含めることができます。自己サブアドレスは、P52レジスタに設定してください。






〈通信相手のPADパラメータ変更〉

相手先のPADパラメータを変更することにより、相手のPADを制御することができます。
以下のコマンドは、通信中にエスケープキャラクタを入力して、オンラインコマンドモードにしてから、実行してください。
 ATコマンドの場合 AT%Pコマンド
 X. 28PADコマンドの場合 RSET コマンド

PADパラメータは、ITU-T勧告X.3で規定されています。


参考:本装置はホスト局などから、PADパラメータを変更された場合には、通信終了後、変更前のPAD設定に、自動的に復元します。


〈解放勧誘メッセージ送信〉

通信を終了するとき、こちらから回線を切断すると相手に全部のデータが届く前に切断されることがあります。これを避けるため、相手PADに回線を切断するよう促す解放勧誘メッセージを送ることができます。
 ATコマンドの場合 ATH1
 X. 28PADコマンドの場合 ICLR

※ 解放勧誘メッセージは、ITU-T勧告X.29で規定されている特殊なパケットで、相手PADはこれを受信すると回線を切断します。


注意:★ 発呼要求で自己アドレスの指定をしないと、接続できないホスト局もありますのでご注意ください。
   ★ 相手先のPADを制御するには、相手のPADがX.29の機能を持っている必要があります。







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