そもそも、どんな事業?スポーツとICTの可能性って?
1.スポーツ×ICTで地域社会を元気に!社長に聞くNTTSportictの挑戦
——現在、志摩市で行われた実証実験についてお聞かせください。
中村社長:スポーツDXによる地域コミュニティ活性化をめざした取り組み「マチスポ」の実証実験です。志摩市では、NTT西日本、そして私たちNTTSportictの3者で協定を結び、AIカメラを使った民間スポーツの映像化、地域の体育館の施設DXといった実験を進めてきました。AIカメラやスマートロックといった高性能な設備を入れることで施設の価値が向上し、住民の方だけでなく他の地域からも施設利用目的の訪問が増加、地域経済にもひと役買うのが「マチスポ」です。他の自治体でも提案を進め、石垣市、別府市、志摩市、上富田町では、実証期間中に得られた成果を踏まえ、2025年7月1日より「マチスポ」を本格導入することを決定しました。
——今後の「マチスポ」にどのような展開を見込んでいますか。
中村社長:先に挙げたように施設への人流、スポーツツーリズムの盛り上がりなどもありますが、社会福祉的観点での地域貢献も大きな役割の一つだと考えています。ある大学の研究ではテレビ・インターネットでスポーツを毎週観戦している高齢者は、全く観戦していない人に比べてうつ傾向のリスクが約3割低いことが確認されました。実際に体を動かすことだけでなく、映像を見るだけでも健康に良い影響を及ぼすそうです。「マチスポ」は地域のスポーツを映像化して配信できるシステムなので、今後超高齢化が進んでいく中でも、例えばお孫さんの活躍を映像で見ることで健康促進が図れるのではないかと考えています。
「マチスポ」は一度使っていただくと受け入れていただきやすいサービスですが、「なくてはならない存在」にまで成長できれば、全国に定着させられるはずです。そのために住民の皆さんの喜びにつながる要素はないか、探っています。色んな方の希望を巻き込み、かけ合わせてローカルスポーツを盛り上げる存在になりたいですね。
“スポーツを通じて健康や地域のつながりまで広げられるなんて、マチスポってすごい可能性を秘めてるんだね。
