福岡大学様

2011年4月27日 掲載
  • 300名以上
  • 学術・教育
  • 教育環境ICT化

導入サービス:共通基盤系ソリューション

利用者と地球環境にやさしい先端的で安心な教育設備をトータルコーディネート

大学の教育・研究・医療を支える新教育研究用システムの構築

社会の変化に対応できる教育研究環境の構築
福岡大学は75年を超える歴史と伝統を有し、9学部31学科と大学院10研究科34専攻、2万人を超す学生数を抱える西日本有数の総合大学です。
教育研究を支えるシステムとして平成6年10月に導入して以来、4世代目となるFUTURE4は、高度な能力を持つ人材を育成するための高機能かつ先進的な教育研究環境の実現と情報セキュリティーや環境対策などの社会問題に適切に対応できる教育研究環境の実現を目的としています。
この目的を達成するために、NTT西日本は「豊富な大学システム構築経験やノウハウ」「教育研究システムの運用を熟知した経験」などを活かして、FUTURE4システムの設計・構築を行いました。

※:Fukuoka University Telecommunication Utilities for Research and Education

キーテクノロジー&ソリューション

お客様の声

写真:本田知宏氏、藤村丞氏、奥村勝氏

福岡大学 総合情報処理センター長 本田 知宏様

FUTURE4は、先進、安心・安全、環境、効率という4つのキーワードを掲げて、その最適解として構築されました。情報教育を担うPC教室には多くの先進技術を導入し、限られた授業時間に見合うPC起動時間の短縮が実現できました。一方、外部との接続回線の二重化によって止まらないネットワークとなりましたが、その安全と安心を担保する認証と検疫については、ユーザーの理解を得ながら徐々に浸透させていくつもりです。近年のハードウェアの進歩は目覚ましく、環境に配慮した省エネルギーはカタログスペックだけでも十分に実現できました。今後は、人の動きを含めた効率的な運用による省エネルギー化と省力化を目指します。なお、FUTURE4では学生用のメールシステムをクラウドサービスに移行しました。ノンストップで信頼性が高く、管理面からの省力化にも期待して導入しましたが、それなりの知恵と工夫が必要ということを痛感しています。NTT西日本殿には、事前の提案から基本設計、詳細設計、事前検証、導入、運用に至るまで、限られた時間と予算の中で、最大限のご協力を賜り、心より感謝しております。

福岡大学 総合情報処理センター 研究開発室長 准教授 藤村 丞様

FUTURE4のサーバー群は、これまでの単体サーバーの利用をなるべく少なくし、ブレードシステムや仮想化技術を採用して低消費電力、省スペースを実現しました。また、サーバーやストレージなど各機器の得意とするところをうまく組み合わせて、総合的に最高のパフォーマンスを引き出すことができるような構成としました。PC教室・オープン端末室のクライアントPCでは、最新の環境であるMicrosoft社製の Windows 7 Enterprise とRed Hat社製の Enterprise Linux 5を利用することができます。これらのPCには最新のネットブート型シンクライアント技術を採用しており、どこのPC教室・オープン端末室でも同じ環境を利用することができるとともに、最新の環境を安心して利用することが可能になっています。約1400台もの大規模なネットブート型シンクライアントシステムをはじめとするFUTURE4の複雑なシステム構築にあたっては、NTT西日本の実環境を再現した事前検証や数々の提案などにより、極めて安定した質の高いすばらしいシステムが完成いたしました。

福岡大学 総合情報処理センター 研究開発室 准教授 奥村 勝様

FUTURE4のキャンパスネットワークの更改は、基幹LANの入れ替えにとどまらず約400台からなるエッジスイッチの入れ替えも含めた、まさに総入れ替えとも言えるものでした。ネットワーク帯域の強化はもちろんのこと、コアスイッチのキャンパス内での分散配置などキャンパス内の停電等にも左右されないインターネット接続など、エンドユーザーが快適かつ安定して利用できるキャンパスネットワークを実現しました。さらにはIPv6の部分的導入など先進の技術を利用できる環境も整備しています。これらに加え、ネットワーク認証・検疫の導入を段階的に進めており、安全・安心なネットワーク利用を目指しています。キャンパスネットワークを単なる通信網とするのではなく、多数の付加価値を持たせつつ福岡大学の新たな通信インフラとすることができました。構築、導入にあたってはNTT西日本殿のマネージメントにより大規模なネットワークシステムの切り替えにも関わらずダウンタイムをほとんど伴わずに、スムーズに新たなネットワークへ移行することができたこともシステム導入の大きな成果でした。

PAGETOP

システム導入の背景

福岡大学総合情報処理センターが運用するFUTUREシステムは、 学生への教育・学習環境として18教室約1400台のPCを有し、キャンパス内での教育・研究活動に不可欠な大規模情報・通信システムです。今回4世代目となるFUTURE4の導入にあたり、最新のIT技術動向やこれまでの運用経験から、「福岡大学の教育・研究活動を活性化させるためのITサービスを安全性・環境への配慮・効率的運用のもとに実現する」を基本コンセプトに、4つの目標へのチャレンジを掲げ、魅力ある情報システムの導入を計画されました。

■福岡大学様が掲げたシステム導入のコンセプト
福岡大学様が掲げたシステム導入のコンセプト
NTT西日本は「福岡大学様にとって適したシステムは何か」を常に考えて、「FUTURE4」システムの提案・設計を行いました。
FUTURE4は、単に要求仕様に基づいたシステムを集めているのではなく、「NTT西日本の持つ経験やノウハウ」「教育研究システムをとりまく社会的情勢」「教育研究システムの運用を熟知した経験」を駆使し、さらに中核となるシステムは実際の大学様環境に限りなく近いかたちで「触って」「動かして」評価した結果から設計したシステムです。

「FUTURE3」システムと比較して、「FUTURE4」システムはその規模が非常に大きくなるため、システム設計を行うにあたりシステムのバランスを考慮することが非常に重要となりました。
そこで、「コストパフォーマンスを優先するもの」や「5年間の利用を想定し高い性能を確保すべきもの」などサブシステム単位で適切な目標を設定し、 「今の仕組みを変えるべきもの」と「FUTURE3のよさを踏襲するもの」などFUTURE4システム全体のバランスを徹底的に検討しました。

数々の提案システムについて実際に近い環境を構築し、多くの時間を使って検証と評価を繰り返しました。その結果、高い品質と運用性を兼ね備えたFUTURE4オリジナルのシステムを構築することができました。

PAGETOP

システムの特徴

1.先端サービスや技術

電子メールはSaaS型クラウドサービスを利用し、運用管理を効率化しました。
サーバーは可能なものは仮想化を行い、マシン室の省電力・省スペース化と耐障害性向上を図るとともに、ディスク領域を仮想化することで柔軟なストレージの利用が可能になりました。また、末端までギガビット帯域を確保したネットワーク上に、フレキシブルに対応できるグループ教育用ITシステムや、グループ学習支援システムを搭載することで、快適に利用できるシステムを実現しました。

2.安全・安定性の向上

ウイルス対策ソフト、ファイアウォール、IPSなど基本的な対策だけではなく、持込PC対策として認証と検疫のシステムを導入し、教育研究の自由さを阻害しないセキュアなネットワークを構築し、遠隔監視センター*1から、24時間、365日 セキュリティーに関する監視を行っています。基幹系ネットワークは装置内と経路の冗長化により信頼性の高いネットワークを実現しました。

3.環境対策

省電力機器の採用と仮想化による消費電力の削減と、省スペース化を実施。さらにスケジュール機能により、夜間等の低利用率時に縮退運転を行い、さらなる消費電力の削減に取り組むとともに、電力使用状況の「見える化」による環境意識の向上を図りました。

4.利便性向上とTCO削減の両立

「見える化」を意識した統合監視システム等により、授業や研究で発生する様々な問題に対応し、かつ、大学特有の利用形態に対応した運用管理を実現しました。

*1:LAC社セキュリティー監視センター(JSOC)

PAGETOP

システム概要

サブシステムと構成機器

高速・高信頼ネットワーク

基幹系からエッジまで、すべてAlaxalA製品にて構成しています。学外接続回線を含む経路、各機器は冗長化構成としており、2センター構成により、サーバールーム障害時にも学外接続を含む主要なサービスの継続運用が可能となっています。さらに、トラヒックの分散も考慮した、信頼性の高いネットワークとなっています。

写真:高速・高信頼ネットワーク

ネットブートシステム

約1400台のPCを、22台のサーバーで構成されるネットブートシステムにより実現しています。端末のOSはWindows7を採用しています。利用者のストレスフリーな環境を実現するためにネットワーク、サーバー構成を最適化し、講義支援システムや、操作性を考慮したAVシステムを駆使することで、使いやすい教室環境を提供しています。

写真:ネットブートシステム

サーバーシステム

サーバーはHP製品にて構成しています。「Bladeサーバーシステム」と「仮想化」によりサーバーの統合化を行い、サーバーリソースの最適化を行うとともに、消費電力の削減・省スペース化を実現しています。また、SANブート構成によるブレードサーバーシステムや仮想化技術による冗長化を行い、システムの安定性・信頼性の向上を図っています。

写真:サーバーシステム

ネットワーク認証・検疫システム

持込PCや、研究室ネットワークなどの学内ネットワークに接続されるセンター管轄外の端末に対するセキュリティー対策として、ネットワーク認証と検疫システムを導入し、OSへのパッチ適用やウイルス対策ソフトのパターンファイルの確認を行っています。要求されるセキュリティーレベルを満たさない端末は、隔離、救済サイトに誘導されセキュリティー対策の実施が可能となっています。

写真:ネットワーク認証・検疫システム

システム構成図

システム構成図

PAGETOP
PAGETOP

本内容は2011年4月27日に掲載いたしました。
本ホームページに掲載されている会社名、商品名は一般にメーカー各社の登録商標または商標です。
本ホームページの無断転載、引用はお断りいたします。

PAGETOP

審査 16-2826-1

Copyright(C) 1999-2017 西日本電信電話株式会社
バックナンバー RSS