出資確約型事業共創プログラム『Spark-Edge』第2弾で採択企業を決定!
~生物多様性の科学を活用し、自然資本課題の解決とGX推進をめざす~
2026年9月15日
NTT西日本株式会社
NTTファイナンス株式会社
NTT西日本株式会社(代表取締役社長:北村亮太、以下、NTT西日本)とNTTファイナンス株式会社(代表取締役社長:小林啓太、以下、NTTファイナンス)は、2025年度から、社会課題の解決と未来社会の創造に挑むスタートアップを対象とした出資確約型事業共創プログラム『Spark-Edge For Next Challengers』(以下、本プログラム)を実施しています。
2026年5月11日からは、本プログラム第2弾として、GX(グリーントランスフォーメーション)領域における「ネイチャーポジティブビジネス~自然への影響の可視化~」をテーマに、NTT西日本の事業開発チームとともに各種検証を通じて事業の成長拡大をめざすパートナー企業を募集しました。そしてこの度、募集テーマにエントリーいただいた多くの企業の中から複数回の選考を経て、サンリット・シードリングス株式会社(以下、サンリット・シードリングス)を共創パートナー企業として採択しました。
なお、NTTファイナンスは、サンリット・シードリングスの資金調達意向を踏まえ、出資に向けた協議を進めています。
1.募集テーマの背景
近年、自然資本の劣化は、企業活動や地域経済の前提そのものを揺るがす重要な社会課題となっています。生物多様性は過去50年で約70%減少したとされており*1、生物多様性国家戦略2023–2030が掲げる「ネイチャーポジティブ(自然再興)」*2を背景に、企業、自治体、地域社会等(以下、企業等)は気候変動に続く重要な経営課題として対応が求められています。
NTT西日本は、これまでの調査の中で、データや手法の不足により依存・影響の可視化が難しかったり、可視化してもその後の改善アクションまでつながらなかったりするという課題感やお声を多く聞いてきました。そのため、本プログラムでは、自然への依存・影響を可視化する仕組みを共創し、サステナビリティを経営戦略として実装するモデルの構築をめざします。これにより、企業の取り組みをネイチャーポジティブへと転換し、持続可能な社会の実現に貢献していきたいと考えています。
2.採択パートナー
- 表は左右にスクロールできます。
| 企業名 | 事業内容 | 代表者コメント |
|---|---|---|
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サンリット・シードリングス |
「生物多様性の科学で持続可能な地球生態系を実現する」ことを企業理念とし、「①微生物の働きの可視化」「②生態系の定量評価技術」「③それらを活用した生態系の再設計技術」をコア技術として、農林水産業や多くの産業の環境・インフラ側面におけるコンサルティングを行っています。 | 当社は京都大学発スタートアップとして、「生態学」の研究成果の社会実装を進めています。本プログラムでは、NTT西日本様との共創により、ネイチャーポジティブの実現に必要なインフラを構築し、企業・行政・地域住民など様々なプレイヤーの実働を促すことで、豊かな生態系と人々が共存する社会の実現をめざします。
代表取締役CEO 石川 奏太 |
3.採択理由
サンリット・シードリングスは、土壌や微生物データを活用した生態系の分析・評価技術を強みとし、生物多様性や生態系への依存・影響の可視化に加え、その土地の特性に応じた環境・植生の設計や、生態系の再構築に向けた具体的な改善策の提案まで一貫して支援しています。また、土壌中の微生物や生態系データを基に、「その土地に適した環境・植生」を科学的に導き出し、農業・林業・都市緑地など多様な分野で、生産性向上と持続可能性の両立をめざした実践的な取り組みを展開しています。企業等には、生物多様性や生態系への依存・影響を可視化するだけでなく、その結果を具体的な改善アクションにつなげる仕組みが求められています。同社が有する、土壌ごとに機能的に重要な在来微生物を特定し、生態系の再生や土地価値の向上につなげる独自の技術・知見は、ネイチャーポジティブの実現に向けた大きな強みであると評価しました。
NTT西日本の地域ネットワークやICT・データ活用の知見と同社の技術・知見を掛け合わせることで、可視化からアクション、継続的な改善までを支援する新たなネイチャーポジティブビジネスの創出が期待できると判断し、共創パートナー企業として採択しました。
4.今後の展開について
NTT西日本とサンリット・シードリングスは、企業等が、可視化や評価だけでなくその先のネイチャーポジティブへの取り組みの転換ができ、実際に持続可能な社会を実現するところまで一気通貫して支援できる事業の共創をめざしていきます。
まずは、専門人材やリソースが不足していてもネイチャーポジティブ経営の指針を描き実践し続けることができるよう、可視化・評価工程の効率化や継続的な推進を実現できる仕組みを構築したいと考えており、本年度PoCを実施する予定です。その後も引き続き連携し、2027年度の事業化をめざします。
- *1 WWF「LIVING PLANET REPORT 2024-A System in Peril」(2024年10月10日発行)参照
- *2 「ネイチャーポジティブ(自然再興)」とは:
生物多様性の損失を止め自然環境を回復させることで、人間社会と自然の持続可能な共生をめざす概念。
日本では、2023年に閣議決定された「生物多様性国家戦略2023-2030」において2030年までにネイチャーポジティブを達成する目標が掲げられ、個人、企業、行政など、あらゆる主体が連携して自然資本の保全・回復、都市緑地の拡大、海洋生態系の保全、再生可能エネルギーの利用促進などに取り組むことが求められている。
NTT西日本では、「愛される未来へつなげよう。」をコーポレートスローガンに掲げ、「安心・安全・信頼」と「最先端の技術」による豊かな未来社会の共創に取り組んでいます。こうした中で、これまで培ってきた通信インフラの信頼性やデータ活用の知見を活かし、GX領域の課題解決に貢献することは重要なテーマであると捉えており、生物多様性に関する課題の解決にも貢献していきたいと考えています。
参考情報
- Spark-Edge For Next Challengers概要
https://www.quintbridge.jp/program/detail/202605111500.html - 募集テーマ詳細
https://www.quintbridge.jp/program/detail/202605111501.html - 2026年5月11日発表リリース
https://www.ntt-west.co.jp/news/2605/260511a.html
本プログラムに関するお問い合わせ先
NTT西日本株式会社
ミライ事業共創室 (鈴木・石川)
| MAIL: | quintbridge@west.ntt.co.jp sparkedge-ml@west.ntt.co.jp |
※ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。変更になる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。

