NTT西日本では、経営戦略などビジネスの上流工程における課題解決のコンサルティングから、情報通信システムの構築、保守・運用管理まで、お客様の多様なニーズに柔軟に対応するソリューションビジネスを展開しています。
その様々なソリューションを業種別等に体系化し、「prosol(プロソル)シリーズ」(別紙1参照)として、これまで「D.prosol」(ディプロソル)※1と「G.prosol」(ジィプロソル)※2を提供してきましたが、今回新しいラインアップとして、業種を問わず、低コストで短期間に企業のIT化を実現する商流(商取引のサイクル)最適化トータルソリューション「C.prosol」(シィプロソル)※3、教育情報流通を促進し、情報の活用により教育を支援し、主体的な学習機会を提供する小中高向け教育トータルソリューション「E.prosol」(イープロソル)※4を平成14年7月29日(月)から提供開始します。
■商流最適化トータルソリューション「C.prosol」
1.背景 |
 | 現在、企業は、スピード化、グローバル化という急速に変化する市場環境に適応し、いかにコアビジネスを強化・拡大していくかが重要となっており、経営課題を解決し、企業価値を高めるためにITを活用することは、企業の規模や業種を問わず必要不可欠であると言えます。NTT西日本は、これまで長年培ってきたソリューションのノウハウを体系化して、業種を問わず、低コストで短期間に企業のIT化を可能にする「C.prosol」を提供することとしました。 |
2.「C.prosol」の概要 |
 | 「C.prosol」は、企業が、ブロードバンドのITインフラから最新のアプリケーションサービス、端末までを組み合わせた企業情報システムを構築することにより、「スピーディーな販路拡大」「顧客満足の強化」「収益力の向上(コスト削減)」「環境経営」などの経営課題の解決や企業価値の向上を支援し、業種毎に特化した最適な商取引のサイクル(商流)を実現するトータルソリューションです。 |
3.「C.prosol」の特徴 |
 |
(1) |
最新の高度なサービスを、高い操作性、安心の運用・保守体制で提供 |
|
|  | インターネット、EAI※5、JAVA、XML※6、アプリケーションサーバなど最新の技術や機器を活用し、高い操作性を実現したサービスを提供します。また、情報システム部門など専門の部署や技術者がいない企業でも安心して導入・運用いただけるよう、24時間365日の業務運用を提供する保守サービスをはじめ、ヘルプデスク付きiDC※7を利用した運用・保守のアウトソーシングサービス(オプション)もご利用いただけます。 |
 | (2)システムの構築、運用コストを大幅に削減 |
|  | 製造業、流通業、サービス業など各業種特有の商習慣や法制度に合わせ、あらかじめセミカスタマイズした業種別のソリューションを用意することにより、企業のニーズに柔軟に対応した最適なシステムの構築を短期間かつ経済的に実現します。また、iDCなどを利用した安心の運用・保守を実現するMI(メンテナンス・インテグレーション)サービスにより、企業のシステム運用にかかるコストも大幅に削減します。 |
 | (3)高度で信頼性の高い最新の情報通信基盤を提供 |
|  | 「C.prosol」のベースとなる情報通信基盤については、Bフレッツなどのブロードバンドネットワークや、万全なセキュリティを実現する認証基盤、企業の利用環境に合わせた多彩な端末を組み合わせる等、システムの企画・設計から構築・運用までをNTTグループトータルの連携体制によりサポートします。 |
4.「C.prosol」の主なソリューション(別紙2参照) |
 | 「C.prosol」では、企業の経営課題や企業価値を4つに体系化し(4つの「C」)、それぞれに対応したソリューションメニューを設けています。企業毎に新しい企業価値の創造について、お客様とともに考え最適なソリューションを提供します。
<4つの体系とソリューションメニュー>(別紙3参照)
(1)スピーディーな販路拡大(Channel expansion) |
|  |
・ |
業種別Web−EDIソリューション |
・ |
業種別eマーケットプレイスソリューション 等 |
|
 | (2)顧客満足の強化(Customer satisfaction) |
|  |
・ |
業種別eCRMソリューション |
・ |
業種別CTIソリューション |
・ |
業種別SFAソリューション 等 |
|
 | (3)収益力の向上:コスト削減(Cost reduction) |
|  |
・ |
電子調達ソリューション |
・ |
業種別ERPソリューション 等 |
|
 | (4)環境経営(eCological adaptability) |
|  |
・ |
化学物質管理ソリューション |
・ |
グリーン購入ソリューション 等 |
|
■小中高向け教育トータルソリューション「E.prosol」
1.背景 |
 | 平成14年度からの新学習指導要領の実施により、「総合的な学習の時間」の創設など新しい取組みが始められています。その基本的なねらいは“自ら学び自ら考える力など「生きる力」の育成”にあります。
また、平成11年12月に内閣総理大臣により決定されたミレニアム・プロジェクトの一つとして「教育の情報化」が掲げられ、平成17年度末を目標に具体的な施策が推進されています。この「教育の情報化」施策は、平成13年1月に発表された「e-Japan戦略」や「e-Japan重点計画」に継承されています。 |
2.「E.prosol」の概要(別紙4参照) |
 | 「E.prosol」は、「教育改革」や「教育の情報化」の推進といった小中高教育におけるニーズの高まりに応えるため、「次世代を担う子どもたちのために、学校・家庭・地域をつなぎ、価値ある情報を分かち合い、学び合う喜びを感じられる教育機会を創造する」ことをコンセプトに、『アクティブに学び合うコミュニティの実現』を目指す小中高向け教育トータルソリューションです。 |
3.「E.prosol」の特徴 |
 | 「E.prosol」は、提供するソリューションを3つの階層で体系化し、これらを連携して提供するトータルソリューションです。
<3つの階層>
(1)学び合う喜びを感じられる主体的な学習機会の提供 |
|  | 子どもたちが自ら主体的に学習に参加し、互いに交流し、学び合い、新たな発見や探求を促す学習機会を提供します。 |
 |
(2)教育ナレッジの共有・活用による教育の支援 |
|  | 教育の質を高めるため、校務を効率化し、評価や指導における教育ナレッジ情報の活用により教育を支援します。 |
 |
(3)学校・家庭・地域を信頼でつなぐ教育情報流通の促進 |
|  | 教育センタを核とした学校・家庭・地域を結ぶ高速なネットワークと情報の特性に応じたセキュアな教育プラットフォーム※8を構築・運用します。これには、電気通信事業者としてネットワークインフラの構築、保守・運用で培ったネットワークソリューション技術を活かすとともに、最新のIPネットワークサービスやブロードバンドネットワークサービス等を活用します。 |
4.「E.prosol」のソリューション(別紙5参照) |
 | 3項のそれぞれの階層に応じてソリューションを設けています。地方公共団体の教育委員会や学校関係者などのお客様と新しい教育機会の創造について、ともに考え、ニーズに応じてインテグレートし、最適なソリューションを提供します。
(1)学び合う喜びを感じられる主体的な学習機会の提供 |
|  |
<1> |
交流学習支援 |
<2> |
遠隔授業支援 |
<3> |
学習蓄積・発信支援 |
|
 |
(2)教育ナレッジの共有・活用による教育の支援 |
|  |
<1> |
教育ナレッジマネジメント支援 |
<2> |
校務情報管理支援 |
<3> |
情報共有支援 |
|
 |
(3)学校・家庭・地域を信頼でつなぐ教育情報流通の促進 |
|  |
<1> |
運用管理支援 |
<2> |
教育プラットフォーム構築
(セキュリティ・情報フィルタリング・肖像権保護など) |
<3> |
教育イントラネット※9構築
(教育センタシステム・高速イントラネット・校内LANなど) |
|
■その他 |
 | 「NTT西日本ソリューション・ラボ」※10内に、ショールーム「C.prosol Square(シィプロソル スクエア)」「E.prosol Square(イープロソル スクエア)」を平成14年7月29日(月)に開設します。
「C.prosol Square」では、代表的なソリューションである「卸業界向けWeb−EDIシステム」などを体験することができ、ソリューションの機能と導入効果を実感していただくことができます。また「E.prosol Square」では、主体的な学習機会を提供する交流学習や教育を支援する校務情報管理など、教育現場における利用シーンに基づいたソリューションを体験していただくことができます。 |
 |
※1 |
D.prosol
リスクマネジメントソリューション(平成12年10月提供開始) |
※2 |
G.prosol
地方公共団体向けトータルソリューション(平成13年10月提供開始) |
※3 |
C.prosol
「C」は「Commerce」、「Prosol」は「Professional Solution」の略。 |
※4 |
E.prosol
「E」は「Education」、「Prosol」は「Professional Solution」の略。 |
※5 |
EAI(Enterprise Application Integration)
企業が利用している様々なシステムの統合にはメリットも多いが、実際はそれぞれのシステムを必要に応じて個別に連携を取るしかなく、構成システムが多い場合には大変な作業となる。EAIは、統合サーバを中心に置き、各システムを連携させるだけで全システムの統合が実現する。 |
※6 |
XML(Extensible Markup Language)
現在のHTML(HyperText Markup Language)の後継。インターネットでやり取りするデータの構造記述の言語で、予めタグが定義されているHTMLとは異なり、ユーザ独自でタグ定義ができるので、データ形式を自由に拡張可能。XML言語を用いることにより、これまで基幹システムとの連携が困難だったものが、自動連携で容易に実現できる。 |
※7 |
iDC(internet Data Center)
インターネット上のシステムを、24時間365日安定稼動させるための設備と運用体制を備えた建物・設備の事。24時間365日安定稼動させるためにはそれ相応の設備(電源や空調のバックアップ設備を備え、かつ高速回線に接続した耐震性のある建物)が必要になる。またこの設備やシステムの監視も24時間365日体制で行う必要があり、iDCを共同利用する事により、各々の利用者はウェブサイトの運用にかかる設備費用や要員コストを削減するとともに、高度な専門技術者による安全かつ安定的なサイト運用と迅速なシステムの拡張が可能となる。 |
※8 |
教育プラットフォーム
教育イントラネットにおいて、様々な教育情報を安全に流通するためにセキュリティ等を提供する共通的な機能群。 |
※9 |
教育イントラネット
教育センター等を核として学校・家庭・教育関連施設などが接続された教育用ネットワーク。 |
※10 |
NTT西日本ソリューション・ラボ
ブロードバンド時代に対応した先進のソリューションモデルなどを紹介する「展示ゾーン」と、お客さまに提案・導入するシステムの信頼性や利便性の事前検証を行うとともに、システムのサービスイメージや運用形態を実際に体験していただくことができる「検証ゾーン」などで構成したITショールーム。
※本施設は、法人のお客様を対象とした施設で、ご利用は予約制となっております。
<住所>大阪市此花区島屋6-2-82 ユニバーサル・シティ和幸ビル13F
<URL>http://www.ntt-west.co.jp/solution/sollab/lab.html |
|