INSメイトV-8DSU
i・ナンバー
i・ナンバー(有料)をご契約になると、2つの電話番号を持つことができます。相手の方が電話をかけてきたときに通知される i・ナンバー情報ごとに着信するポートを特定することができます。
ひとつめの電話番号(契約者回線番号)が i・ナンバー情報1、ふたつめの電話番号(追加番号)が i・ナンバー情報2となります。
ご利用パターンと設定方法 例:ひとつめの電話番号(06-1234-1111:契約者回線番号)での着信はTEL1、TEL2ポート両方に、ふたつめの電話番号(06-1234-2222:追加番号)での着信はTEL2ポートのみとする場合
- ●「ポート共通設定」画面
- i・ナンバー :「使用する」を選択します。
- i・ナンバー着信設定 :(初期値では、TEL1ポートに一つめの電話番号、TEL2ポートにふたつめの電話番号、データポートには両方の電話番号で着信する設定になっています。)
- 発信ポート番号指定 :各ポートから発信するときに、相手に通知する番号を選びます。(ただし以下の※の発信電話番号設定を行った場合は発信電話番号に設定した番号が優先されます。)
- i・ナンバー電話番号 :それぞれ、ひとつめの電話番号、ふたつめの電話番号を設定します。
- ※ i・ナンバーを「使用する」にしている場合に、「発信者番号通知」を「通知する」または「通知しない」に設定する場合には、以下の設定を行ってください。
- ●「TEL1ポート設定」画面
- アドレス 自己アドレス :TEL1ポートに接続した機器で使用する電話番号を設定します。
- ●「TEL2ポート設定」画面
- アドレス 自己アドレス :TEL2ポートに接続した機器で使用する電話番号を設定します。
- ●「データポート設定」画面
- アドレス 自己アドレス :データポートに接続した機器で使用する電話番号を設定します。
- お知らせ・お願い
- ● i・ナンバーを「使用する」にしている場合に、「発信者番号通知」を「通知する」または「通知しない」に設定する場合には、各ポート設定画面において、自己アドレスを設定してください。
- ● i・ナンバーを「使用する」に設定した場合は、グローバル着信選択の設定は無効になります
■ATコマンドで設定する場合は、以下の手順にしたがって設定してください。
- 1.ターミナルソフトを利用して、INSメイトV−8DSUに接続します。
- 2.書式にしたがって、ATコマンドを入力します。
- ●i・ナンバー対応により追加されたATコマンドは以下のとおりです。
データ定義 |
ATコマンド名称 |
初期値 |
データ範囲 |
i・ナンバー着信設定 |
TEL1ポート |
AT$A22 |
1 |
0:i・ナンバー情報1着信不可/i・ナンバー情報2着信不可
1:i・ナンバー情報1着信可/i・ナンバー情報2着信不可
2:i・ナンバー情報1着信不可/i・ナンバー情報2着信可
3:i・ナンバー情報1着信可/i・ナンバー情報2着信可 |
TEL2ポート |
AT$B22 |
2 |
データポート |
AT$N22 |
3 |
機能 |
i・ナンバー着信時、i・ナンバー情報に対応して着信するポートを設定します。 |
設定例:AT$A22=1 表示例:AT$A22? |
i・ナンバー |
AT$E0 |
0 |
0:使用しない
1:使用する |
機能 |
i・ナンバーを設定します。 |
設定例:AT$E0=0 表示例:AT$E0? |
i・ナンバー電話番号 |
i・ナンバー情報1 |
AT$E1 |
なし |
i・ナンバー情報に対応した電話番号
1〜20桁 |
i・ナンバー情報2 |
AT$E2 |
機能 |
i・ナンバー使用時にi・ナンバー情報に対応した電話番号を設定します。 |
設定例:AT$E1=031235678 表示例:AT$E1? |
発信ポート番号指定 |
TEL1ポート |
AT$A21 |
1 |
1:i・ナンバー情報1
2:i・ナンバー情報2 |
TEL2ポート |
AT$B21 |
2 |
データポート |
AT$N21 |
1 |
機能 |
i・ナンバーを利用している場合の発信時INSネットに送出するi・ナンバー情報を指定します。 |
設定例:AT$A21=1 表示例:AT$A21? |
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