News Release

平成11年8月24日


オフィスのLAN環境とテレコミュニケーション環境をオールインワンで実現する
テレフォニーサーバ
マルチビジネスシステムαPX」の
販売開始について



 NTT西日本及びNTT東日本では、LAN・ビジネスホン・CTI・IPテレフォニー※1などの多彩な機能を搭載し、快適なオフィスの情報通信環境をオールインワンで実現するテレフォニーサーバ「マルチビジネスシステムαPX」を平成11年8月31日(火)より販売開始します。

商品名マルチビジネスシステムαPX
販売開始日平成11年8月31日(火)
販売予定数2,500セット/年(NTT西日本)
2,500セット/年(NTT東日本)
販売価格(概算)テレフォニーサーバ本体価格・・・約220万円
(システム販売例)
テレフォニーサーバー×1台、多機能電話機×10台、INSネット64×4回線利用の場合・・・約 260万円
*上記価格には工事費及び消費税相当額、地方消費税相当額は含まれていません。
販売地域全 国


1 商品概要

 本商品は、SOHO・小規模事業所等で必要とされるLAN機能とビジネスホン機能をオールインワンで実現し、さらにCTI、ユニファイド・メッセージ、IPテレフォニー等の様々なマルチメディア機能を標準搭載したUnPBX※2タイプのマルチメディア対応オフィス情報システムです。

 なお、システムの構成は、お客様のご利用形態に合わせて柔軟に対応することができ、回線(外線)はINSネット64を4回線まで、LANのクライアントパソコンは24台まで、多機能電話機等の内線電話機は20台まで接続できます。


2 主な特徴

(1)オフィスの情報通信環境をオールインワンで提供

<1> LANやビジネスホン等のオフィスに必要な情報通信環境を実現

 オフィスで必要とされるLAN機能とビジネスホン機能をオールインワンで提供しますので、従来は個別に構築していたLANシステムとビジネスホンシステムを同時に構築することができます。これにより、システム導入にかかる手間や労力を軽減できるとともに、経済的なシステム導入が可能です。

<2> LAN機能

 Microsoft(R)社が提供するSOHO・小規模事業所向けサーバパッケージソフト「BackOffice(R) Small Business Server」を標準搭載していますので、電子メールやスケジューラなどのグループウェア機能をはじめ、インターネット接続機能、データベース管理機能などのLAN機能を利用できます。これにより、オフィスの生産性向上を図れるとともに、販売・財務・顧客管理などの様々な業務アプリケーションを連携させて利用すれば、更なる業務の効率化が図れます。

<3> ビジネスホン機能をフルサポート

 UnPBX(パソコンベースの電話システム)としては業界に先駆けビジネスホン機能をフルサポートしています。また、多機能電話機のほか、ディジタルコードレスホンなどの様々なオプション端末もご利用いただけます。

<4> インターネットアクセス

 テレフォニーサーバ本体にターミナルアダプタを内蔵していますので、容易かつ経済的にLAN上のクライアントパソコンからインターネットにアクセス*(ダイヤルアップ接続)できます。
 また、複数台のクライアントパソコンから同時にアクセスすることも可能です。

別途インターネットプロバイダとの契約が必要です。


(2)豊富なマルチメディア機能の実現

<1> ユニファイド・メッセージ機能

 電子メール・FAXメール・音声メールを一元的に利用・管理するユニファイド・メッセージ機能により、受信したFAXや録音した音声を電子メールとしてクライアントパソコン上で確認することができるため、メッセージの確認と管理を効率的に行えます。

 また、同一のインターフェースで各種メールを送受信できるため、メディアの枠を超えて多様な情報を効率よく操作・管理・運用することができます。

 さらに、リモートアクセス機能により、外出先や自宅から各種メールを送受信できるため、場所を選ばないアクティブなモバイル通信環境を実現します

<2> CTI機能

 INSナンバー・ディスプレイを利用し、着信応答時にお客様情報をパソコンに表示させるなど、お客様情報を確認しながらスムーズな応対が実現できます。

 従来は、主にコールセンタ等の大規模ユーザが利用してきたCTI機能をSOHO・小規模事業所に提供し、顧客対応サービスを強力にサポートします

<3> IPテレフォニー機能

 IPネットワーク上で音声通信を行うIPテレフォニー機能により、LANに接続したパソコンを電話(パソコン電話)として利用できます。また、このパソコン電話においても、ユニファイド・メッセージ機能やCTI機能を利用することができます。

 さらに、専用線などのデータ回線を介して電話をすることもできるため、オフィスの通信コストを削減できます。

<4> 簡易IVR(自動音声応答)機能

 あらかじめ録音したガイダンスで自動応答し、ガイダンスに従って操作することで特定の端末に着信させることができます。これにより、電話の一次応対の手間を省き、業務の効率化が図れます。

<5> FAXサーバ機能

 クライアントパソコン上でFAXの送受信が可能ですので、オフィスのペーパーレス化が図れます。また、G3FAXを接続すれば、簡易なスキャナやプリンタとしても利用でき、オフィスの省スペース化も実現します。


(3)高信頼性

 従来のUnPBXでは、万一のサーバ異常時に電話機能が利用できない場合がありました。本商品では、ビジネスホン機能をサーバOS(WindowsN(R))から分離し、ボード上で処理するため、サーバ異常時でもビジネスホン機能は正常に動作しますので、高い信頼性を実現しています。


3 システム構成例


4 主な仕様

項 目マルチビジネスシステムαPX
使用回線INSネット64、PBXのISDN内線
(注)混在不可、PBX内線はINSネット64準拠とする
外線容量最大4回線
内線通話容量内線端末 :最大16通話
最大内線端末数内線端末 :最大20台
クライアントパソコン:最大24台(BackOffic(R) Small Business Server 4.0導入時)
配線方式バス配線・イーサネットLAN



※1 IPテレフォニー
LAN等のIPネットワーク上で音声通信することができる機能。


※2 UnPBX
パソコンサーバを利用した電話交換システム。




マルチビジネスシステムαPX
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