NTT西日本では、CSR(企業の社会的責任)への社会的関心が高まる中、CSR推進活動を事業経営上での重要な柱と位置づけ、これまでの事業活動や社内外における各種取り組みについて整理し、このたび、NTT西日本グループ全体での「CSRに対する考え方」を策定しました。
1999年の創業時にNTT西日本グループとしての使命・社会的役割・目標、行動指針及び行動規範を明示し、ステークホルダーの皆様にエクセレントカンパニーを目指すことを宣言した企業理念「西日本スピリッツ」を策定しました。創業以来、その精神を心の礎に、お客様サービスの向上や新規サービスの開拓、地球環境保護の活動などを行ないつつ、まず「黒字化の達成」を第一の目標として経営改善に取り組んできました。また、黒字化達成後は、「NTT西日本グループ中期ヴィジョン」を策定するなど、お客様価値の創造に向けた取り組みを始めています。
そこで、これまでの取り組みをCSRの視点から見つめ直し、NTT西日本グループとして引き続き取り組んでいくとともに、「NTT西日本グループCSR報告書2005」(以下、「本報告書」)として取りまとめ、本日発行いたしました。
本報告書では、NTT西日本グループの果たすべきCSRとして、
・お客様・地球環境・地域社会に対する「社会的価値」の増大
・株主に対する「経済的価値」の増大
・社員に対する「人間的価値」の増大
の3つの価値の増大を掲げており、NTT西日本グループの有する、技術・資源・ノウハウ等を活かし、これら3つの価値を高め、将来に渡って「安全」「安心」「信頼」のサービスを提供し続けることで、持続可能な社会の構築に寄与していきたいと考えております。
経済的価値の増大から、社会的価値・人間的価値の増大へと範囲を広げてきたNTT西日本グループの活動を本報告書で公開し、お客様からご意見・ご感想をいただきながら、更なる価値創造に向けて取り組んで参りたいと考えております。
なお、詳細な内容の報告書については、環境に配慮し、Web上(NTT西日本公式ホームページ)での公開※を基本といたしました。また、より多くの方にご理解いただけるよう、主な内容をまとめた「NTT西日本グループCSR報告書2005トピックス」(B5版、24ページ)を作成し、あわせてWeb上でも公開しております。
また、昨年度まで、「NTT西日本グループ環境報告書」を発行して参りましたが、CSRの視点から再整理し、今後は「CSR報告書」で公開していくことといたします。
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