「UnivASSIST大学情報収集システム」は、学内情報のデータベース化を実現するとともに、大学の自己点検や第三者評価、学内外への情報開示としても利用可能なシステムです。
1.背景 |
 | 大学における教育・研究活動の質を第三者評価機関が保証する第三者評価制度※1の開始にあたり、大学では教育・研究活動に関する基礎データや業績データの定期的な提出が要求されており、学内の膨大な情報を収集・集計・管理するための教職員への負担増が大きな課題になっています。
NTT西日本では、このような課題に対応するため、学内に散在するさまざまな形式の情報をデータベース化し、効率的な収集・集計・管理を実現する新たなシステムを開発しました。 |
2.本システムの概要 |
 | 本システムは、教員個人や大学の各組織に関する基礎データや、論文、著書などの業績データなど大学運営に関する各種情報を効率よく収集・集計・管理することができ、大学の自己点検や第三者評価に関する情報資源としても利用可能なデータベースシステムです。
また、収集したデータは、第三者評価機関および科学技術振興機構の「ReaD」※2への情報提供のほか、Web公開により外部(住民、企業、地域社会)への情報発信にも利用できます。 |
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第三者評価機関への対応は、カスタマイズが必要となります。 |
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<主な機能> |
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(1) |
教員基礎データ登録
教員基本情報(個人情報、専門分野など)、教員属性情報(所属、経歴)、教員業績情報(論文、著書、担当授業など)の登録ができます。日本語に加え、英語による登録が可能です。 |
(2) |
組織基礎データ登録
組織基本情報(教員数、学生数など)、組織属性情報(沿革、設置目的など)、組織業績情報(研究成果、活動情報など)の登録ができます。日本語に加え、英語による登録が可能です。 |
(3) |
データ閲覧機能
教員基礎データ、組織基礎データ、添付データの閲覧ができます。日本語に加え、英語によるWeb公開が可能です。(公開・非公開を選択可能) |
(4) |
業績管理支援機能
年度別、組織別、教員別による集計・管理ができます。 |
(5) |
システム連携機能
科学技術振興機構の「ReaD」や、学内のシラバス※3データと連携できます。 |
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3.本システムの特長 |
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(1) |
大学の自己点検や評価に必要な項目をあらかじめ用意しているため、すぐにお使い頂けます。 |
(2) |
データの入力・集計・閲覧には、一般的なWebブラウザを利用することができるため、専用のクライアントソフトが不要です。 |
(3) |
イージーオーダー型のパッケージソリューションのため、低コストかつ短期間での導入を実現します。 |
(4) |
ユーザ認証やログインユーザによる操作権限の制限や、LDAP※4認証、SSL※5暗号化などの導入により高いセキュリティを実現します。 |
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4.販売開始日 |
 | 平成17年2月1日(火) |
5.販売価格 |
 | 3,500,000円(消費税込み:3,675,000円)
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販売価格は、「UnivASSIST大学情報収集システム」構築に伴うソフトウェアの価格です。その他サーバーやクライアント端末、工事費、カスタマイズ費などが別途必要です。 |
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※1 |
第三者評価制度
平成16年度より、学校教育法で「大学は当該大学の教育研究の状況について自ら点検及び評価を行い、その結果を公表するとともに、定期的に文部科学大臣の認可を受けた者による評価を受けるものとする」と決められた。 |
※2 |
ReaD
独立行政法人科学技術振興機構の国内大学・公的研究機関などに関する機関情報、研究者情報、研究課題情報、研究資源情報を
網羅的に収集・提供している研究開発支援総合ディレクトリのこと。 |
※3 |
シラバス(syllabus)
講義などの要旨。一学期間の授業細目。 |
※4 |
LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)
インターネットやイントラネットにTCP/IPネットワークでディレクトリデータベースにアクセスするためのプロトコル。(ディレクトリサービスとはメールアドレスや環境に関する情報を管理するサービス)シングルサインオンの実現や、ディレクトリデータベースへのアクセスに利用するプロトコルのこと。 |
※5 |
SSL(Secure Socket Layer)
クライアントとサーバとの間で通信を暗号化するプロトコルのこと。 |
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