NTT西日本では、公共系から企業系まで様々なお客様ニーズに対応するソリューションを体系化したソリューションブランド「prosol(プロソル)シリーズ」を展開していますが、今回新たなラインアップとして、大学など高等教育機関※1(以下 大学)向けに、ITを活用し、最適な教育・研究環境を創造するとともに、競争時代に打ち勝つ大学経営をサポートするトータルソリューションブランド「U.prosol」(ユープロソル)※2を平成17年2月1日(火)から展開していきます。
また、「U.prosol」の新たなソリューションメニューとして、大学の自己点検や第三者評価※3、学内外への情報開示としても利用可能な「UnivASSIST(ユニブアシスト)大学情報収集システム」を同日から販売開始します。 |
1.背景 |
 | 現在、国立大学の独立行政法人化の動きや、少子化の進展にともなう大学全入時代※4の到来など大学を取り巻く環境が急速に変化している中、各教育機関では、「個性輝く大学への変革」、「世界最高水準の研究」、「社会への貢献」により、社会における存在感の確立と競争力増強が求められています。
これらの実現には、大学の核ともいえる知的資源の活用・流通が不可欠であり、そのためには、情報流通の基盤であるITのさらなる活用・高度化が必要になっています。
一方、大学におけるIT化の課題は、「教育・研究環境の充実化」、「学内サービスの向上」、「学外との情報交流の促進」など広範かつ多様化しており、システムのシームレスな連携によるワンストップサービスの実現が求められています。
このような状況の中、多様化・高度化する大学のIT化ニーズにスピーディーかつ的確に対応するため、NTT西日本では、これまで提供してきた大学向けに特化した数多くのソリューションメニューや人材、ならびに長年培ってきたノウハウや実績を結集したトータルソリューションブランド「U.prosol」を新たに立ち上げることとしました。 |
2.概要 |
 | 「U.prosol」は、次世代のキャンパスを創造する「ACE:Advanced Campus & Education platform」をコンセプトに、個々の大学の理念や個性を踏まえ、学生や研究者、教職員などキャンパスを取り巻く方々に最適なシステムやサービスを提供するソリューションを総称するブランドです。
「U.prosol」は、大学のIT化ニーズを大きく5つに体系化するとともに、それぞれに対応した20のソリューションメニュー(別紙1参照)を提供し、大学の教育・研究、産官学連携、地域貢献、大学経営など広範な諸活動を情報化の側面から支援します。 |
3.「U.prosol」で提供するソリューションの特長 |
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(1) |
端末(PC、高速計算機など)から、ネットワーク(学内LAN、ブロードバンドなど)、アプリケーション(eラーニング、ポータルサイトなど)、コンテンツ(講義、教材など)までをシームレスに連携させ、知的資源の情報流通を促進するトータルソリューションを提供します。 |
(2) |
学内だけでなく、他大学や高校、地域社会など外部との連携において、遠隔講義やeラーニングなど円滑なコラボレーションを実現するソリューションを提供します。 |
(3) |
学生や教職員一人ひとりの目的に合わせ、必要な情報に簡単にアクセスできるパーソナルなポータルサイトの構築により、ワンストップで利便性が高いサービスを提供します。 |
(4) |
無線LANやモバイル端末、ICカードの活用により、いつでもどこでも利用可能なユビキタス社会に対応した環境を実現します。 |
(5) |
コンピュータウィルスや不正アクセスに対する侵入防止システムをはじめ、全てのシステムを利用者一人ひとりに付与されたID/パスワードで共通的に認証する統合認証システムの導入など、高いセキュリティとユーザビリティを実現するとともに、運用管理に係る負担も軽減します。 |
(6) |
大学の利用形態や規模に合わせ、フルオーダーメイドのソリューションから、スピーディーかつ低コストでの導入を実現するイージーオーダー型のパッケージソリューションまで幅広いラインアップを用意しています。 |
(7) |
NTT研究所などとの連携により、映像情報の蓄積・編集・配信技術の活用など、将来に向けた先進の教育・研究環境を構築していきます。 |
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※1 |
大学など高等教育機関
大学(学士課程・短期大学・大学院)及び高等専門学校のこと。 |
※2 |
U.prosol
「University professional solution」の略で、大学・高専など高等教育機関向けのトータルソリューションブランドのこと。 |
※3 |
自己点検や第三者評価
大学が教育研究などの状況について自ら点検及び評価を行い、その結果を公表するとともに、定期的に文部科学大臣の認証を受けた者による評価を受けること。 |
※4 |
大学全入時代
大学の受験生の総数が、大学・短期大学の定員とほぼ同じになるという現象のことで、2007年が予想されている。 |
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