NTT西日本は、府県単位に設置した地域IP網を利用してインターネット接続等を行う定額制サービスをフレッツサービスとして平成11年11月から提供しておりますが、このたび、IT化・ブロードバンド化の急速な進展に伴い、ますます多様化するお客様のご要望にお応えするため、以下のとおり、地域IP網の広域化を実施することとし、本日、総務大臣に対し活用業務※1の認可申請を行いました。
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1.広域化の内容、料金イメージ |
| 現在、府県単位に構築している地域IP網をNTT西日本提供エリア内に広域化することによって、ISP事業者様と地域IP網との相互接続形態の多様化を図るとともに、県間のフレッツサービスを以下の内容で提供することとします。なお、料金イメージは別紙1、2のとおりです。
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| (1) ISP事業者様と地域IP網との相互接続形態の多様化 |
| | 複数の府県で事業展開しているISP事業者様が、地域IP網と相互接続する形態について、従来どおり府県ごとに回線を接続する形態に加え、接続回線を集約する形態を新たに提供します。
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| (2)「フレッツ・オフィス」の広域化 |
| | 企業の拠点間について府県を跨る形でネットワーク化したいというご要望にお応えするため、従来の同一府県内のみの通信を行うサービスに加え、府県を跨る通信も可能なサービスを新たに提供します。
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(3) |
「フレッツ・コミュニケーション」「フレッツ・グループ(仮称)※2」「配信代行サービス」の広域化 |
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| | 「フレッツ・コミュニケーション」については個人を中心とした1対1の通信を、「フレッツ・グループ(仮称)」についてはSOHO・中小企業の分散拠点間等での通信を、府県を跨って可能とします。また、「配信代行サービス」については、コンテンツ配信事業者様が1ヵ所にコンテンツを用意していただくことで、フレッツ・スクウェアによりコンテンツ配信を府県を跨って可能にします。
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2.実施時期(予定) |
| 平成14年度第4四半期に、京阪神(大阪府、兵庫県、京都府)にてサービス提供を開始し、平成15年度早期にNTT西日本提供エリア全域に順次拡大したいと考えております。 |
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※1 |
活用業務 「西日本電信電話株式会社が、地域電気通信業務等を営むために保有する設備若しくは技術又はその社員を活用して行う電気通信業務その他の業務」のこと。 |
※2 |
フレッツ・グループ(仮称) NTT西日本が提供を検討している、フレッツアクセスサービス利用者で構成されるCUG(Closed Users Group)での通信が可能となるサービス。 |
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