NTT西日本及びNTT東日本では、高齢化社会に対応する福祉コミュニケーションシステム センタ装置「SR10−V」を平成12年12月20日(水)から販売開始します。
本商品は、緊急通報受付用センタ装置「SR10−III」の後継機種で、価格は同程度に抑えながら、ISDN回線やLANへの対応を可能とする等、各種機能アップを図っております。 |
商品名 |
福祉コミュニケーションシステム センタ装置「SR10−V」 |
販売開始日 |
平成12年12月20日(水) |
販売予定数 |
60セット/年(NTT西日本) 45セット/年(NTT東日本) |
販売価格 |
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※1 |
現行商品の「サザンクロスサーバ405」を使用した場合の価格です。 |
(構成例) |
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サザンクロスサーバ、受付電話機、プリンタ、UPS(無停電電源装置)、ISDN回線収容ボード、受付電話機用内線交換ボード、福祉コミュニケーションシステム専用ソフト |
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販売地域 |
全 国 |
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(注) |
上記価格には工事費及び消費税相当額は含まれていません。 |
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1.システム概要 |
 | 本商品は、消防署や市町村の介護支援センタ等に設置することにより、あらかじめ登録してある高齢者宅等の緊急通報装置等※2から通報を受けた際に、通報内容、電話番号、個人データ等をディスプレイ上に表示するとともに、救急車の手配、協力員への支援要請等も一元的に行うことができ、緊急時に迅速で、的確な対応が可能となります。
また、緊急・相談通報受付という用途だけでなく、「お元気コール」機能を標準搭載しておりますので、高齢者の悩みや身体の状況を定期的に確認することができます。 |
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※2 |
NTT西日本/NTT東日本の商品では「SL−7号」、「SL−6号」、「SL−5号」等があります。 |
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2.主な特徴 |
 | <1>ISDN対応 |
|  | 「SR10−V」はISDN回線専用※3となり、アナログ回線専用のセンタ装置「SR10−III」に比べ、回線使用料のコスト削減が図れます。 |
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※3 |
初期の収容可能回線数はISDN2回線です。回線ボードの追加により最大4回線まで収容が可能です。 |
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 | <2>LAN対応 |
|  | 「SR10−V」はクライアントパソコンを最大7台まで接続可能であり、複数オペレータによる受付体制が可能です。
なお、クライアントパソコンは、緊急通報受付用で安全性が必要との観点から、検証済のビジネスモデルパソコン「サザンクロスPCー1107」のみとなります。 |
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<3> |
「FAX転送機能」、「他センタ受付機能」、「地図表示機能」を標準搭載 |
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|  | 「SR10−III」では、オプション(別売り)であった「FAX転送機能」、「他センタ受付機能」、「地図表示機能」を標準機能として搭載しました。 |
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「FAX転送機能」 |
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通報を受けた際、通報内容や通報者情報等を定型のフォーマットで台帳化し、病院等や介護施設、消防署等へFAX送信することができます。 |
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「他センタ受付機能」 |
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「INSボイスワープ」※4に対応しており、夜間や休日等の通報を別のセンタに転送することができます。 |
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「地図表示機能」 |
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通報を受信の際、事前に登録した通報先の地図※5を表示できますので、介護者等の派遣をスムーズに行うことができます。 |
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※4 |
「INSボイスワープ」のご利用には別途契約が必要です。また転送先は「SR10−V」導入済のセンタになります。 |
※5 |
市販の地図等をスキャニングし「jpeg形式」で保存したものを表示します。 |
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 | <4>「お元気コール」機能 |
|  | 高齢者が電話による声の訪問(「お元気コール」)の希望スケジュールを、事前に「SR10−V」に登録すれば、該当日に高齢者名等必要な情報をディスプレイ上に表示します。 |