NTT西日本(代表取締役社長:浅田 和男、本社:大阪市)は、これから到来する光ネットワークの時代を展望し、高速・大容量のネットワークを駆使する、より高度で先進的なプラットフォームやアプリケーション等を開拓していく場として、「サイバービジネスワールド」を12月1日(金)、大阪市中央区に開設いたします。
「サイバービジネスワールド」においては、NTT西日本のネットワーク、設備、ソリューション能力と、NTTの研究所の技術を活用して、「お客様の新たな情報ビジネスの創造」における様々な問題解決を図り、お客様とともに、技術的課題の検証やビジネストライアルを行なうこととしています。
1.「サイバービジネスワールド」開設の背景 |
| (1)サイバービジネスの誕生・発展 |
| | インターネット市場は、利用者の爆発的な増加と、利用形態の多様化やコンテンツの充実という好循環により、更なる市場の拡大を続けています。このような状況のもと、インターネットを利用したビジネスの普及もめざましく、これら「サイバービジネス」と呼ばれる新しいビジネスの形態も、インターネット上で商品の受発注を行なったり、ホテルや航空券の予約をするなど、企業・消費者間取引(いわゆるB to C)の分野で消費生活の中に着実に浸透しつつあります。 |
| (2)光ネットワーク時代の到来に伴う利用形態の高度化・質的転換の可能性 |
| | 光を使ったネットワークは、従来のメタリックケーブルを使ったネットワークでは実現できなかった高速・大容量の通信を可能にするものであり、その能力を十分に生かしきるためには、既存の利用形態だけでなく、新しいプラットフォームやアプリケーション、コンテンツ等が必要になってきます。これは、単に、利用形態の高度化につながるだけではなく、ビジネスの考え方やライフスタイル等の変革をもたらす可能性すら持っていると言えます。 |
2.「サイバービジネスワールド」開設の目的等 |
| NTT西日本では、光ネットワーク時代に相応しいプラットフォームやアプリケーション、コンテンツ等を実現するため、お客様がご検討されているインターネットや高速ネットワークを活用した新たなビジネスについて、実際のサービス提供に向けた様々な課題の解決方法や、ビジネスとしての可能性を検証していただける場として、「サイバービジネスワールド」を開設することといたしました。
お客様は、新たなビジネスの構想に要素技術を組み込み、実存するネットワーク環境の中で、ビジネス立ち上げに向けての技術的な課題の検証やトライアルを実施していただき、NTT西日本は、高度なソリューション能力をフルに活用し、お客様の新ビジネス実現に向けた課題解決に取り組みます。このように「サイバービジネスワールド」は、お客様とNTT西日本のコラボレーション(協働)により、新たなビジネスを創造するインキュベーター(孵卵器)としてご活用いただきたいと考えています。
NTT西日本では今回、「サイバービジネスワールド」の開設にあたり、お客様の構想実現の一助としていただくため、次のネットワーク環境やプラットフォーム、ビジネスモデルに利用できる要素技術等を用意しています。今後随時、様々なネットワークや要素技術等を追加していくほか、お客様のご要望にお応えする様々なビジネスモデルをお客様とともに開発してまいります。 |
3.「サイバービジネスワールド」の概要 |
| (1)ネットワーク環境・ハードウェア |
| | フレッツ・ISDNやADSL接続サービス等の既存のネットワークだけでなく、12月に試験サービスの提供開始を予定している高速光インターネット接続サービス*もご利用いただけます。
ハードウェアにつきましては、「サイバービジネスワールド」におけるハード面での核となるマルチメディアデータベースサーバのほか、大規模事業所からSOHOまで、お客様の業種・業態別に応じたソリューション営業をサポートする最新の端末機器等を取り揃えており、実際のビジネスシーンを想定したご利用が可能です。
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*高速光インターネット接続サービス:光ファイバーケーブルを利用した定額制のIP接続サービスで、最大10Mbit/sでインターネットに接続する回線共用型のベストエフォートのサービス。 |
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| (2)プラットフォーム |
| | プラットフォームは、電子決済や認証等の機能を有した情報流通基盤のことですが、ネット上での商取引や行政サービス等、高度なセキュリティが要求される情報を安全に流通させるためには、種々のプラットフォームを整備する必要があります。これらのプラットフォームをサイバービジネスワールドでご利用いただく予定です。 |
| (3)ビジネスモデルに利用できる要素技術 |
| | <1>デジタルコンテンツDIY(Do It Yourself)ビジネスに対応する要素技術 |
| | | お客様の映像コンテンツのネットワーク上での公開やそのためのコンテンツの加工ビジネスに利用できる要素技術です。3D編集ツールや、ネットワークを介して映像を自動的にインデックス化できるツール等、多彩なツールを用意しています。 |
| | <2>ネットワークスタジオビジネスに対応する要素技術 |
| | | 遠隔地のスタジオをネットワークで結んで、映像や音声等、デジタルコンテンツの協調編集を可能にする要素技術です。例えば、大阪のスタジオにある映像コンテンツと横須賀の研究所の音声コンテンツを同時に編集することができ、時間と空間を超えたコンテンツ編集ができる環境を提供します。 |
| | <3>映像配信ビジネスに対応する要素技術 |
| | | ビデオテープに収められた映像等の大容量データを、ネットワークを利用して配信することを可能とする要素技術です。映像の受信や配信時間を自由に設定できるスケジューリング機能や見たい映像の一覧表が作成できるインデクシング機能等を用意していることから、利便性が高く、付加価値の高い、より魅力的な映像配信が可能な環境となっています。 |
| | <4>次世代ホームページビジネスに対応する要素技術 |
| | | ホームページ上で、3次元情報を用いて、インタラクティブな電子商取引を可能とする要素技術です。3次元CG画像と商品データベースを組み合わせることにより、ホームページ上で、3次元の商品閲覧や服の試着による販売等が可能となるツールを用意しています。 |
| | <5>似顔絵ビジネスに対応する要素技術 |
| | | 顔写真から似顔絵を簡単に作成し、ネットワーク上のコミュニティーサイト等への公開を可能にする要素技術です。似顔絵作成プログラム(きゃらフェース)を用いて、顔写真から顔器官の特徴を抽出して似顔絵を作成する似顔絵プリントサービスを用意しています。 |
| | <6>次世代ECビジネスに対応する要素技術 |
| | | 今までのEC(エレクトロニック・コマース)サイトにはなかった価格交渉(値切り)を実現する等、インタラクティブ性に富んだ電子商取引を可能とする要素技術です。 |
| (4)一般消費者参加型のトライアル環境 |
| | 一般の消費者を想定したトライアル環境として、取り組みの核となる「サイバービジネスワールド」と「サイバーサテライトワールド梅田」および「サイバーサテライトワールド日本橋」をネットワークで結び、一般のお客様に実際にご利用いただき、使い勝手や市場性等の意見をいただく環境を構築しています。 |
4.施設の利用方法等 |
| ・ご利用に際しては、下記連絡先またはホームページへのお申し込みが必要です。 |
| | 〈利用に関する条件〉 |
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ご検討中のアイデア毎に、事前の審査を行ない、お客様と協議の上、実施および実施方法等を決定いたします。 |
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お客様がサイバービジネスワールドをご利用いただける期間は、最大1年です。 |
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| | 〈利用料金〉 |
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利用にあたっての料金は、当面、無料とさせていただきます。 |
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<連絡先> |
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NTT西日本 サイバービジネスワールド
TEL:06−6120−3545 reserve@cbw.osaka.isp.ntt-west.co.jp |
<ホームページURL> |
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http://www.cbw.osaka.isp.ntt-west.co.jp |
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| ・また、施設の見学を希望される場合にも、上記連絡先へのお申し込みが必要です。 |
| | 〈見学可能な時間〉 |
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