本年7月に開催される九州・沖縄サミットについては、各方面で準備が進められているところですが、NTT西日本においても、九州・沖縄サミットの会議運営、報道機関の取材・報道活動等に不可欠な通信サービスについて、短期間ながら多量に需要が発生することが想定されることから、これらの需要に確実にお応えするとともに、サミット期間中の通信サービスを安定して提供できるよう、グループ各社と連携を図り準備を進めております。
1. 通信設備対策 |
| サミットの会議が行なわれる沖縄・福岡・宮崎の3会場の通信設備について、需要に対応できる通信容量の確保と信頼性の向上を図るため、必要な通信設備の増設を、本年3月までに完了いたしました。 |
| | <1> 沖縄会場 |
| | | 首脳会合が開催される沖縄においては、会議場、プレスセンター等の重要拠点が点在しており、それらの拠点で多量のトラヒックが発生することが想定されるため、信頼性が高く、大容量の伝送が可能な10Gb/sの光ネットワークを那覇〜名護間に新たに構築いたしました。
さらに、会議場となる万国津梁館、プレスセンター等までの通信設備についても、需要に対応した増設工事並びにアクセス系回線の2ルート化等の信頼性向上を図るための対策を実施いたしました。 |
| | <2> 福岡会場・宮崎会場 |
| | | 蔵相会合が開催される福岡においては、会議場となる福岡市博物館、プレスセンター等までの通信設備について、また、外相会合が開催される宮崎においては、会議場・プレスセンターとなる宮崎シーガイアまでの通信設備について、需要に対応した増設工事並びにアクセス系回線の2ルート化等の信頼性向上を図るための対策を実施いたしました。 |
2. 防備・保守対策等 |
| サミット期間中の通信サービスの提供に万全を期すよう、代表取締役副社長(上野至大)を本部長とし、本社の関係室部長、沖縄・福岡・宮崎の3支店長、グループ会社代表等をメンバーとする「九州・沖縄サミット対策本部」を設置し、以下の準備を進めております。 |
| | <1> 防備・保守対策 |
| | | サミット開催中は、NTTグループ会社社員を含む約1000名の防備・保守要員を沖縄・福岡・宮崎の3エリアを中心に配置し、通信設備の故障に即応できる体制を構築いたします。また、通信ケーブル切断時のバックアップ回線の確保、停電発生時の予備電源確保等に備えるため、可搬形無線装置や移動電源車等の災害対策機器を配備するなど、通信確保の対策を進めております。 |
| | <2> サミット総合受付センターの設置 |
| | | 各国の政府や報道機関等からの短期間に多量な臨時電話、臨時専用線等の通信サービスのお申し込みが想定されるため、これらを一元的に受付ける総合受付センターを沖縄支店内に設置しました。 |