NTT西日本では、介護分野での情報流通促進の一環として、本年4月からの介護保険制度*1導入を受けて国民健康保険中央会*2(以下、国保中央会)が介護報酬*3の電子請求を推進するために開発した「電子請求用伝送ソフト(以下、国保中央会介護伝送ソフト)」とパソコンやターミナルアダプタ等の機器を組み合わせ、さらにシステム導入に必要な各種設定等までをセットにした「介護報酬電子請求パッケージ」を平成12年5月1日(月)より販売開始します。
  
| 商品名 | 
介護報酬電子請求パッケージ | 
 
| 商品構成 | 
| <1>  | 
パソコン | 
 
| <2>  | 
国保中央会介護伝送ソフト | 
 
| <3>  | 
DSU内蔵ターミナルアダプタ | 
 
| <4>  | 
プリンタ (オプション) | 
 
 
 | 
 
| 標準販売価格 | 
168,000円※ | 
 
| 販売開始日 | 
平成12年5月1日(月) | 
 
| 販売予定数 | 
約1,000セット/年 | 
 
| 販売地域 | 
NTT西日本エリア 
(富山県、岐阜県、静岡県以西の30府県) | 
 
 
 | 
 
 
| ※ | 
上記販売価格には機器設置費、ソフトウェア設定費及び調整費を含みます。但し、消費税、介護伝送ソフト代金、ISDN回線に関する料金(契約料、施設設置負担金、工事費、通信料等)、ならびにオプションのプリンタ等の費用は含んでおりません。 | 
 
 
 
  
1.背景 | 
  |  本年4月から介護保険制度が導入されたことにより、介護保険サービス事業者から各府県の国民健康保険団体連合会*4に対して、新たに介護報酬の請求処理が必要となり、迅速かつ正確な処理が介護保険サービス事業者に求められるようになりました。 
 国保中央会では、行政手続き等が電子処理化されている昨今の状況を踏まえ、この介護報酬に関する請求処理を効率的に行えるよう、ネットワークを利用した電子請求処理を推進しており、そのために必要な介護伝送ソフトを開発して介護保険サービス事業者に販売しています。 
 しかし、介護保険サービス事業者の間では、電子請求するためのシステムを新たに導入する際、電子請求に必要な機器、ソフトウェア等の手配やその設定等に手間がかかることなどから、介護報酬の電子請求処理を行える環境を簡単に構築したいというニーズが出てきています。 
 NTT西日本では、このような状況を踏まえ、介護報酬の電子請求処理を実現するシステムを簡単に構築するために、介護伝送ソフトだけでなく、一連のソフトウェアやパソコン等の各種機器、および各種設定等までをセットにした「介護報酬電子請求パッケージ」を販売し、介護報酬の電子請求処理の普及を支援することとしました。 | 
  2.商品の概要と主な特長 | 
  |  (1)商品の概要 | 
 |   |  「介護報酬電子請求パッケージ」は、介護伝送ソフトをインストールしたパソコンとDSU内蔵ターミナルアダプタ等をセットにし、機器の取付や設定、接続試験やISDN回線の手配等、介護報酬の電子請求に必要な環境を一元的に提供するパッケージ商品です。 | 
  |  (2)主な特長 | 
 |   | 
| <1>  | 
本商品の導入により、介護保険サービス事業者は介護報酬の電子請求処理に必要な機器の購入や回線の申込を個々に行う必要がありませんので、簡単かつ効率的に介護報酬の電子請求処理を行える環境を構築できます。 | 
 
| <2>  | 
パッケージには、介護伝送ソフトのインストール及び設定、パソコンやDSU内蔵ターミナルアダプタ等の各機器の設置・設定も含まれており、介護保険サービス事業者が自ら面倒な設定をする必要はなく、本パッケージ導入後、すぐに電子請求処理が行えます。 | 
 
| <3>  | 
介護伝送ソフトを利用した電子請求を実施する際の通信回線に指定されているISDNの申込、工事手配も併せて行います。 | 
 
 
 | 
  3.商品構成 | 
  | 【基本構成】 | 
 |   | (1)パソコン | 
 |  |   | 
| ・ | 
Aptiva E Series 27M デスクトップ・ファミリー 2190-7M5 | 
 
 | 
【スペック】 | 
 
 | 
    | 
CPU:500MHz、HD:10GB、CD-ROM40倍速、15インチディスプレイ 等 | 
 
 
 | 
 |   |  (2)国保中央会介護伝送ソフト | 
 |  |   |  介護保険サービス事業者が国民健康保険団体連合会との請求支払事務を効率よく確実に処理するために、パソコンとISDN回線を利用したデータ通信により、迅速かつ正確な請求データの作成を実現するソフトウェアです。 | 
 |   |  (3)DSU内蔵ターミナルアダプタ | 
 |  |   | 
| ・ | 
NTT‐ME社製 TA‐MN128mini‐S | 
 
 
 | 
  |  【オプション】 | 
 |   | プリンタ3機種 | 
 |  |   | 
| タイプ | 
機種/標準販売価格 | 
内容 | 
 
| <Aタイプ> | 
RICOH IPSiO NX50 
48,000円※ | 
| ・ | 
小型A4レーザープリンタ | 
 
| ・ | 
連続プリント速度:8枚/分(A4) | 
 
| ・ | 
解像度:600dpi | 
 
 
 | 
 
| <Bタイプ> | 
RICOH  IPSiO NX70 
82,000円※ | 
| ・ | 
ビジネス向けA4レーザープリンタ | 
 
| ・ | 
連続プリント速度:14枚/分(A4) | 
 
| ・ | 
解像度:2400dpi相当×600dpi | 
 
 
 | 
 
| <Cタイプ> | 
RICOH IPSiO Color2100 
223,000円※ | 
| ・ | 
ビジネス向けA4カラーレーザープリンタ | 
 
| ・ | 
連続プリント速度: 
フルカラー4枚/分、モノクロ16枚/分(A4) | 
 
| ・ | 
解像度:1200dpi | 
 
 
 | 
 
 
 | 
 
 
| ※ | 
上記販売価格には機器設置費及び調整費を含みます。但し、消費税は含んでおりません。 | 
 
 
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 |   |  
| * | 
本パッケージの商品構成は、各々の機器等のモデルチェンジ等により、変更になることがあります。 | 
 
| * | 
お客様のご要望に応じ、個別のソリューションサービスとして、他の機器やシステム等を提供することも可能です。 | 
 
 
 | 
 
  
| *1 | 
介護保険制度 
急速な高齢化とともに、老後の大きな不安となっているお年寄りの介護を相互扶助によって社会全体で支え、 医療保険    と同じ社会保険方式で運営する制度で、平成12年4月から導入された。 
保健・医療と福祉の縦割りであった制度を再編して、総合的に保健・医療・福祉サービスが受けられるようになり、市町村等がサービスの種類や提供機関を決める方式から、利用者本人の選択による方式に改められた。 | 
 
 *2 | 
 国民健康保険中央会(国保中央会) 
国民健康保険事業の普及、健全な運営及び発展を図り、社会保障及び国民健康保険の向上に寄与することを目的として 昭和34年1月1日認可された社団法人。 
国保中央会は、全国47都道府県に設立されている国民健康保険団体連合会を会員として構成されている。 | 
 
 *3 | 
 介護報酬 
介護保険によるサービスを提供した事業者に費用の対価として支払われる公定価格。原則として費用の9割を保険者である市町村及び特別区等が、1割を利用者(被保険者)が負担する。 
介護保険サービス事業者は保険者が運営業務を委託した国民健康保険団体連合会に介護報酬を請求する。 | 
 
 *4 | 
 国民健康保険団体連合会(国保連合会) 
国保連合会は国民健康保険事業の実施者である保険者(市町村等)を会員とし、保険者の共同の目的を達成するため、保険者事務の共同処理事業、診療報酬の審査支払業務、国民健康保険事業の調査研究・広報活動を行っている。 | 
 
 
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