大会結果
3,000mSCで末山が優勝!1万mでは池田が総合2位
各選手が積極的なレースを展開し、着実な成長を見せる

強風の中、行われた男子5,000m
「第56回関西実業団陸上競技選手権大会」が、5月18日(金)から20日(日)の3日間、兵庫県尼崎市のベイコム陸上競技場にて開催され、NTT西日本陸上競技部からは15名(関戸選手は棄権)が、男子1万m、男子5,000m、男子3,000mSCの3種目に出場。近畿・四国のライバル選手たちと激しい戦いを繰り広げました。

男子1万mで力走する池田・松垣
初日に行われた男子1万mには、1組・2組合わせて各チーム総勢40名の選手が出場。2組に出場した池田泰仁は、ロンドン五輪マラソン日本代表の山本亮選手を鮮やかなスパートで捕らえ、見事総合2位に入賞。松垣省吾も総合9位に入りました。また、NTT西日本陸上競技部からただ一人、1組に出場した竹中友人は終始上位集団でレースを引っ張り、トップ(総合13位)でゴールする健闘を見せました。

男子3,000mSCで優勝した末山
さらに2日目には、男子3,000mSCに出場した新人の末山貴文が2位に15秒以上の大差をつけ、堂々の優勝。そして迎えた3日目、NTT西日本陸上競技部から7名が出場した男子5,000mでは、加田将士が総合3位に。さらに益田賢太朗が総合5位、高関伸が総合6位、山本庸平が総合7位に入り、出場7選手中4名が入賞するなど、各選手の着実な成長とチームとしてのレベルアップを感じさせる大会となりました。
ホクレン・ディスタンスチャレンジ、札幌国際ハーフマラソンなど、来月以降に開かれるトップレベルの競技会に向けて、さらなる練習に励むNTT西日本陸上競技部。今シーズンの活躍に期待しましょう。
監督コメント
若手の成長がチーム全体の刺激に
順位にこだわる中で、手応えを得られた大会だった

清水監督
末山の優勝をはじめ、若手の成長も感じられ、全体として手応えを得られた大会だったと思います。1万mでは、池田が安定した良い走りを見せてくれて、力が付いたという印象です。竹中も良いタイミングでスパートをかけ、勝つレースをしてくれたのは大きいと思います。ただ、松垣や阿部は力があり、もっと積極的な走りができるだけに残念な結果でした。中川にはもっと攻める姿勢がほしかったですね。渡辺も調整不足。ただ、大崎は7月の札幌国際ハーフマラソンに向けての調整段階なので心配はしていません。
3,000mSCの末山には優勝はもちろん、日本選手権の参加A標準記録(8分50秒)突破を指示していましたが、見事タイムも結果も出してくれました。末山の優勝でチームに勢いが出て、最終日の5,000mにつながった感じです。
その5,000mでは、加田がしっかりレースをつくって結果を出してくれました。また、益田、高関、山本の3人が入賞してくれたのは大きいですね。特に益田と高関は互いにライバル意識を持って切磋琢磨しており、若手の成長が中堅選手の良い刺激になっています。佐藤は残念でしたが、平川はラスト1周まではトップグループに付いていく走りを見せ、堀越も粘り強く走ってくれました。
この大会は関西駅伝でのライバルチームが相手になるので、順位にこだわり「一つでも前に」という意識で取り組んできました。チームとしての地力が付いてきているので、これからはタイムだけでなく「どう勝つレースができるか」が課題になってくると思います。今大会を良いステップにするためにも、次の大会がより重要になります。来月以降、ホクレンや札幌ハーフなど、レースが本格化していきますので、これからもご声援よろしくお願いします。
記録表
■記録表 男子1万m※赤字はNTT西日本陸上競技部
■記録表 男子5,000m※赤字はNTT西日本陸上競技部
■記録表 男子3,000mSC※赤字はNTT西日本陸上競技部
総合順位 | 選手名 | 所属 | 記録 |
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1 | 末山 貴文 ![]() |
NTT西日本 | 8:49:66 |
2 | 木村 哲也 | 住友電工 | 9:05:36 |
3 | 佐藤 章徳 | カネカ | 9:41:14 |