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ニューイヤー駅伝2019(第63回全日本実業団対抗駅伝競走大会)

過去の大会はこちら

大会結果(詳報)

初の関西王者として臨んだ大会
ルーキーの活躍と意地の巻き返しで25位に

MHPSとの一騎打ちに勝利し、旭化成が3連覇
自らの最多記録を塗り替える24回目の優勝を飾る

NTT西日本陸上競技部が11年連続出場(延べ13回目、電電公社時代を含めれば54回目)を“関西トップ”で決めた第63回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)。“駅伝日本一”を賭け、地区予選を勝ち抜いた全国屈指の37チームが参集しました。
 1月1日09時15分、上州名物の「からっ風」もなりを潜め、青く晴れた空の下に号砲が響きわたり、選手たちは一斉に群馬県庁をスタート。平成最後の元旦を舞台にした100kmにわたる熱き戦いの幕が開きました。

首位から5秒差の7位という好ポジションでタスキをつないだ1区・大塚選手

首位から5秒差の7位という
好ポジションでタスキをつないだ
1区・大塚選手

1区は「先頭集団から遅れないこと」が最重視される区間。中盤過ぎまで一大集団を形成し、牽制し合ったままレースが進みます。動きがあったのは9km過ぎ、トーエネックの服部弾馬選手の転倒により、集団が崩れ、スパート合戦が始まります。最後は中村信一郎選手(九電工)が高久龍選手(ヤクルト)をかわして首位でタスキをつなぎます。とはいえ、36位までのチームが首位との差50秒以内というまれに見る大接戦となりました。
 「インターナショナル区間」の2区では、1区での差がわずかだったこともあり、順位が大きく変動します。ロジャース・チュモ・ケモイ選手(愛三工業)が区間賞の走りで首位に立ったほか、エバンス・ケイタニー選手(トヨタ紡織)が24位から2位にジャンプアップ! 前大会1区で沿道を沸かせた遠藤日向選手(住友電工)は、日本人9人中最高位となる26位でした。
 3区ではまず22人抜きの勢いを生かして、大池達也選手(トヨタ紡織)が首位に立ちますが、そこに立ちはだかったのは地元・群馬の雄、SUBARUの牧良輔選手でした。地元ならではの沿道からの盛大な応援を力についに首位へと上り詰めます。さらに鎧塚哲也選手(旭化成)が猛追を開始。8位から一気に2位へと順位を押し上げます。
 最長区間(22.4km)となる4区は、後半にアップダウンもあり、地力が試される区間。ここで輝きを放ったのは、2018年アジア競技大会男子マラソンで金メダルを獲得した井上大仁選手(MHPS)でした。前大会、4区で区間賞を獲得している市田孝選手(旭化成)を抜く快走で、9位から首位に躍り出ます。
 続く5区でもMHPSが首位をキープし、2位から5位には旭化成、トヨタ自動車、富士通、マツダが13秒のわずかな差で並び、レースから一瞬たりとも目が離せない展開に。6区ではゴール前に市田宏選手(旭化成)が見事なスパートでついに首位に立ちます。とはいえ、2位のMHPSとは2秒という僅差。最終7区での決戦に期待が高まります。
 7区はまさに旭化成とMHPSの一騎打ち。9km過ぎに首位が入れ替わった後、岩田勇治選手(MHPS)に大六野秀畝選手(旭化成)がぴったりとついて並走するシーンが続きます。大六野選手が仕掛けたのはゴール直前、ラスト勝負を制した旭化成が2001〜03年のコニカ(現コニカミノルタ)以来となる3連覇を達成。自らの最多優勝記録を24回に伸ばしました。2位は4秒差でMHPS、3位はトヨタ自動車という結果になりました。

5つ順位を押し上げる好走で昨年同様の活躍をみせた3区・小松選手

5つ順位を押し上げる好走で
昨年同様の活躍をみせた
3区・小松選手

NTT西日本は、大塚選手、監物選手、小松選手、馬場選手、渡邊選手、城越選手、益田選手のオーダーで臨みます。まずはルーキー大塚選手が先頭集団で好ポジションをしっかりとキープして7位と幸先よいスタートを切ります。外国勢が居並ぶ「インターナショナル区間」では監物選手が健闘するも苦戦し、30位と順位を落とします。3区では昨年大活躍の小松選手が安定した走りで25位と浮上しますが、続く4区で29位と順位を落とし、波に乗り切れません。それでも後半、諦めない粘りの走りでタスキをつなぎ、5区・6区を27位、7区を主将・益田選手がラストの攻防を競り勝ち、25位でゴールしました。
 他の関西勢は、住友電工が14位、大塚製薬が20位と20位内に2チームがランクイン。一方で、SGホールディングスグループは33位と前大会に続き、30位内に入ることができませんでした。

1区で先頭に立つ場面もあり
若い力の台頭と中堅の粘りが光る!

3選手が新たに加入し、若返りが進むNTT西日本。中堅選手との融合を図り、チームで臨んだ関西予選では悲願の優勝を達成し、関西王者として「ニューイヤー駅伝」に意気軒昂に臨みました。主将・益田選手を筆頭に、中堅の監物選手、渡邊選手、若手の馬場選手、小松選手、関西予選で大活躍した期待のルーキー・大塚選手、城越選手を加えたオーダーで臨みます。

諦めない粘りの走りで順位を2つ上げてゴールに飛び込んだ7区・益田選手

諦めない粘りの走りで
順位を2つ上げてゴールに飛び込んだ
7区・益田選手

スタートの大役を任されたのはルーキーの大塚選手。関西予選でも1区を任され、見事に区間賞を獲得した大塚選手は、全国屈指のランナーが集まる注目の大舞台でも臆することなく果敢に攻め、一時は集団の先頭に立ちます。終盤のスパート合戦にも落ち着いて対応し、好位置をキープ。首位から5秒差の7位で駆け抜けます。
 外国人勢が居並ぶ高速区間の2区は、25位までを外国人勢が独占する展開に。粘りの走りを見せた監物選手は30位で(区間成績としては日本人5位の32位)、後続にタスキを託します。
 前大会に区間4位という素晴らしい成績を残している小松選手は、若手でありながら安定した走りを見せ、25位まで順位をじりじりと押し上げます。「さあ、ここから反撃だ」と沿道に詰めかけたNTT西日本応援団も大いに盛り上がりますが、続く最長区間の4区では、馬場選手が力を発揮しきれず29位へと後退。波に乗ることができません。それでも諦めることなく、チームの力を信じて5区の渡邊選手が27位に順位を上げ、立て直しに貢献します。6区にはルーキー・城越選手が登場。関西予選ではアンカーを任されトップでフィニッシュした城越選手は、この大舞台でもしっかりと力を発揮し、区間成績13位と期待に応える走りを披露。順位は27位のままでしたが、先行走者との差を詰め、最終7区に希望をつなぎます。
 最終7区では、主将・益田選手がチームと沿道の大応援団からの期待に応える、まさに“諦めない粘りの走り”で、最後の最後まで気を抜くことなく走り切り、順位を2つ上げて25位でフィニッシュしました。

目標に掲げた15位内には届かなかったものの、後半の巻き返しやルーキーの活躍など明るい材料も多く、20位台で勝負できたことはチームとしての総合力アップの証しでもあるといえるでしょう。

悔いは残るものの、チームの成長を実感
さらなる総合力強化をめざす!

後半区間での粘りなどを称え、「必ず次につながるものだと思う」と語るとともに応援団にも謝辞を述べる小林社長

後半区間での粘りなどを称え、「必ず次に
つながるものだと思う」と語るとともに
応援団にも謝辞を述べる小林社長

レース終了後、小林充佳代表取締役社長は「元旦に遠方より多数の方に応援に来ていただき、おかげで選手たちも最後まで疾走することができました。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べました。「少し悔いの残る結果となりましたが、スタートではかなり疾走し、全国にNTT西日本の名前とマークを広げてもらえました」と、スターターの大塚選手を讃えると、応援団からもあたたかな笑いと拍手が沸きました。「後半の5・6・7区では、粘りの走りを見せてくれ、必ず来年につながるものだと思います」と力強く発信。「引き続き皆様の温かい応援をよろしくお願いします」と結びました。
 続いて、伊藤正三代表取締役副社長も「新年早々からご参集いただき、ありがとうございました」とあいさつ。「今年は予選初の1位突破で期待していましたが、3歩前進して2歩後退というところで、少しずつではありますが、着実に前進していると感じています。今年も期待して応援していただきますよう、よろしくお願いします」と呼びかけました。

“「持てる力すべてを出しきれなかったのが悔しいが、若い力の頑張りはうれしいこと」とレースを振り返る清水監督

「持てる力すべてを出しきれなかったのが
悔しいが、若い力の頑張りはうれしいこと」
とレースを振り返る清水監督

清水監督もまた、応援への感謝を述べた後、「駅伝はきちっと全員が状態を合わせることが大事。関西予選では、選手全員が持てる力を出し切り優勝をつかむことができましたが、今日はそれができなかったことが悔しい」と悔しさをにじませました。「そんな中でも、1区の大塚、6区の城越が若い力を発揮し、頑張ってくれました。後半盛り返して25位でフィニッシュできたのは力がついてきた証拠」と明るい材料にも触れて総括。「絶対的エースがおらず、総力で戦うことが必須のチームでは、いかに“取りこぼし”をしないかが勝負のカギ。また1年頑張ってチームを立て直し、この場に戻ってきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします」と、チーム力のさらなるアップに取り組む覚悟を示しました。

年明けとともに新たな挑戦をスタートさせたNTT西日本陸上競技部。中堅と若手のさらなる融合によるチーム強化をめざし、さらなる鍛錬に励んでいきます。

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区間記録および選手コメント

区間 距離 選手名 区間順位 記録 チーム順位
1区 12.3km 大塚 倭 7位 0:36:02 7位
2区 8.3km 監物 稔浩 32位 0:23:58 30位(↓)
3区 13.6km 小松 巧弥 20位 0:39:22 25位(↑)
4区 22.4km 馬場 翔大 31位 1:08:21 29位(↓)
5区 15.8km 渡邊 力将 17位 0:47:32 27位(↑)
6区 12.1km 城越 勇星 13位 0:37:01 27位(→)
7区 15.5km 益田 賢太朗 19位 0:47:08 25位(↑)
大塚選手
第1区

圧巻の走りで新春の1区を駆け抜ける:7位

大塚選手のコメント

初めて出場するニューイヤー駅伝となりましたが、緊張するタイプではないですし、いつも通りの走りをしようと思い、大会に臨みました。周りからはできる限り長くテレビに映るよう言葉をかけられ、僕自身もその期待に応えたかったので、区間賞を狙っていました。途中、先頭に立つこともできましたが、力不足で後退してしまいました。体力はまだ残っていたので、スピードが今後の課題です。今日は応援が多くて、ニコニコと笑いながら楽しく走ることができました!

監物選手
第2区

超高速区間で副主将として意地の走りを見せる:30位

監物選手のコメント

3年連続4度目の第2区を任されることになりました。自己最高となる23分40秒前後で走ることができれば、良い流れで第3区につなぐことができると思ったのですが…。最終的に23分58秒と、目標タイムにまったく届かず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。50点のレースをしてしまいました。ただ、コンディションは悪くなかったですし、集中してレースに臨み、できることをすべてやった結果ですので、これが今、自分が出せる最高のタイムなのだと思います。

小松選手
第3区

並み居るスピードランナーの中で5人抜きの力走:25位

小松選手のコメント

昨年、第3区を任された時は区間タイム4位で10人抜くことができましたが、今年はタイムを気にせずに走るよう言われていました。チームの目標である15位以内に貢献できるような走りをしたかったのですが、スタート時点で想定していたよりも後ろの順位でタスキを渡され、動揺してイメージしていたような攻めのレースができませんでした。それでも、なんとか5人抜くことができましたが、区間タイム20位という成績に、もっとやれたんじゃないかと悔しさを感じています。

馬場選手
第4区

最長距離を誇る花の4区で必死の踏ん張り:29位

馬場選手のコメント

昨年も4区の走者でした。その時は序盤をハイペースで走ってしまい、後半息切れしてしまったので、最初の5kmは気をつけようと意識していました。それもあり、5kmの時点では予定通りのタイムだったのですが、そこからペースアップができませんでした。大会前からコンディションが良くなく、思うように調整ができないという不安な面がありましたが、今日は予想していた以上に走れなかったという印象です。今後はコンディションの調整方法を見直さないといけません。他のメンバーや補欠の選手には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、これが現状では精一杯の走りでした。

渡邊選手
第5区

赤城おろしに負けず好タイムで順位をアップ:27位

渡邊選手のコメント

第5区を走るのは、今年で3年連続5度目になります。大会前は体調の面で少し不安があったのですが、今日はコンディションが良かったので、自分の前にいる選手はどんどん抜いていってやろうと強い気持ちを持って臨みました。47分32秒とタイムは良かったのですが、全体的にハイペースだったので、それほど順位を上げることができませんでした。実際3人抜いていたのですが、1人に抜かれてしまいました。もう少し粘ることができていたらと残念に思います。

城越選手
第6区

フレッシュな走りで存在感をアピール:27位

城越選手のコメント

アンカーを任された関西実業団駅伝の時は緊張で本来の走りができなかったのですが、今日は前後を先輩に挟まれていたので、楽な気持ちで走ることができました。また、多くの方々が応援にお越しくださり、皆さんの応援が力になりました! ただ、自分の仕事ができたかと聞かれれば、少なくとも3人は抜けたはずですし、混戦でタスキをつなぐことになってしまい、申し訳なく思います。第6区は予想以上に向かい風が強く、アップダウンが激しくてタイムが上がりませんでした。この経験を次につなげることができるよう頑張ります。

益田選手
第7区

主将の激走で順位を2つ上げてフィニッシュ!:25位

益田選手のコメント

新人の時以来、7年ぶりのアンカーを務めることになりました。コンディション調整は上手くいっていたので、自信を持ってスタートラインに立つことができ、個人的には良い走りができたと思います。もちろん、チームは総合順位15位以内を目標にしていたので、もっと前の位置でタスキをもらうことができれば良かったのですが、城越選手が混戦の中でつないでくれたので、順位を上げることに集中して走りました。2つ順位を上げ、アンカーとしての役目を果たすことができて良かったです。

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総合記録一覧

総合順位

青文字は関西代表チーム

順位 チーム名 時間
1位 旭化成 4:51:27
2位 MHPS 4:51:31
3位 トヨタ自動車 4:52:34
4位 富士通 4:53:17
5位 コニカミノルタ 4:53:37
6位 トヨタ自動車九州 4:54:16
7位 マツダ 4:54:20
8位 カネボウ 4:55:02
9位 中国電力 4:55:02
10位 SUBARU 4:55:07
11位 安川電機 4:55:22
12位 小森コーポレーション 4:55:37
13位 中電工 4:55:40
14位 住友電工 4:55:47
15位 九電工 4:56:15
16位 日清食品グループ 4:56:23
17位 トーエネック 4:56:41
18位 日立物流 4:57:32
19位 愛知製鋼 4:57:51
順位 チーム名 時間
20位 大塚製薬 4:57:53
21位 トヨタ紡織 4:58:17
22位 黒崎播磨 4:58:47
23位 ヤクルト 4:58:52
24位 Honda 4:59:23
25位 NTT西日本 4:59:24
26位 八千代工業 4:59:26
27位 YKK 4:59:28
28位 プレス工業 4:59:36
29位 NTN 5:01:46
30位 愛三工業 5:02:13
31位 西鉄 5:02:22
32位 JR東日本 5:02:54
33位 SGホールディングスG 5:03:35
34位 中央発條 5:05:59
35位 セキノ興産 5:08:26
36位 ひらまつ病院 5:17:13
37位 戸上電機製作所 5:18:23