第62回関西実業団対抗駅伝競争大会 兼 第64回全日本実業団対抗駅伝競走大会予選
大会結果(詳報)
連覇ならずも区間賞2名を出す力走!
12年連続となるニューイヤー駅伝への切符を獲得!
11月17日(日)、和歌山県田辺市龍神村で開催された「第62回関西実業団対抗駅伝競走大会」。NTT西日本陸上競技部は4位入賞し、12年連続となるニューイヤー駅伝への出場権を獲得しました。
第2区で区間新を獲得しトップに躍り出た
パトリック選手
昨年と同じ第3区を任された小松選手は
区間賞を獲得
5区走者という大役を任された大塚選手は
他チームのエース格とデッドヒートを演じた
レース当日は、日なたにいれば暑さを感じるほどの晴天。晴れわたった空のもと、スタートの号砲が鳴り響きました。
1区走者・監物選手がトップから14秒差の7位でタスキをつなげると、2区走者・ルーキーのパトリック選手は、デビュー戦ながら最高のパフォーマンスを発揮し、区間新のタイムで駆け抜けます。そんなパトリック選手からタスキを受け取った3区走者・小松選手も区間賞を獲得する疾走で、2位と30秒以上の差をつけて4区へとつなぐ理想的な展開に。
4区走者・渡邉選手は、堅実な走りでトップを守ったまま5区走者・大塚選手につなげます。2年目ながら最長区間かつハードな区間でもある5区を走りきった大塚選手。他チームのエース格との厳しいデッドヒートを繰り広げ、トップと15秒差の3位で6区走者・馬場選手へタスキをつなぎます。
トップを走るSGホールディングスと住友電工の選手をうかがいつつ仕掛けるタイミングを見計らっていた馬場選手でしたが、3位のままでアンカーである7区走者・益田選手にタスキを託します。懸命にスパートをかける益田選手でしたが、追い上げてきた大阪ガスの選手とのデッドヒートの結果、惜しくも競り負け、4位でフィニッシュ。昨年に引き続いての優勝とはなりませんでしたが、ニューイヤー駅伝への切符を手に入れました。
悔しい結果となってしまった今回の龍神駅伝でしたが、NTT西日本陸上競技部はニューイヤー駅伝で今まで以上の順位をめざすべく、さらなるレベルアップに励みます。2020年1月1日のニューイヤー駅伝2020での活躍にご期待ください。
総合記録一覧
日時 | 2019年11月17日(日) |
---|---|
場所 | 龍神行政局スタート〜龍神体育館ゴール 80.45km |
天候 | 晴れ |
上段:通過タイム 下段:区間タイム ■:区間トップ
順 位 |
チーム名 | 1区 (12.6km) |
2区 (7.68km) |
3区 (10.87km) |
4区 (9.5km) |
5区 (16.0km) |
6区 (11.0km) |
7区 (12.8km) |
総合成績 (80.45km) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 |
SGH 2 |
竹下凱 0:37:53 0:37:53 |
ピーター・ランガット 1:00:20 ※0:22:27 |
鈴木勝彦 1:31:22 0:31:02 |
柿原聖哉 1:58:25 0:27:03 |
飯沼健太 2:46:56 0:48:31 |
湯澤舜 3:20:15 0:33:19 |
橋詰大慧 3:57:43 0:37:28 |
3:57:43 |
2 |
住友電工 3 |
村本一樹 0:37:54 0:37:54 |
坂口裕之 1:00:39 0:22:45 |
中村祐紀 1:31:38 0:30:59 |
永山博基 1:59:29 0:27:51 |
高田康暉 2:47:08 0:47:39 |
熊谷拓馬 3:20:15 0:33:07 |
藤村行央 3:57:56 0:37:41 |
3:57:56 |
3 |
大阪ガス 5 |
岩﨑祐也 0:38:07 0:38:07 |
今﨑俊樹 1:01:10 0:23:03 |
野中優志 1:32:23 0:31:13 |
辻横浩輝 1:59:30 0:27:07 |
坂東剛 2:47:52 0:48:22 |
辻村公佑 3:21:27 0:33:35 |
籔下響大 3:59:00 0:37:33 |
3:59:00 |
4 |
NTT 1 |
監物稔浩 0:38:07 0:38:07 |
パトリック・マゼンゲ・ 1:00:06 ※0:21:59 |
小松巧弥 1:30:49 0:30:43 |
渡邊力将 1:58:07 0:27:18 |
大塚倭 2:47:11 0:49:04 |
馬場翔大 3:20:44 0:33:33 |
益田賢太朗 3:59:02 0:38:18 |
3:59:02 |
5 |
大塚製薬 4 |
奥谷裕一 0:38:01 0:38:01 |
松本葵 1:01:04 0:23:03 |
秦将吾 1:32:45 0:31:41 |
髙橋裕太 2:00:14 0:27:29 |
上門大祐 2:49:10 0:48:56 |
岡田竜治 3:22:33 0:33:23 |
野田一貴 4:00:23 0:37:50 |
4:00:23 |
6 |
大阪府警 7 |
永信明人 0:37:59 0:37:59 |
鍋谷紀之 1:01:18 0:23:19 |
源康介 1:33:03 0:31:45 |
米田大輝 2:00:53 0:27:50 |
谷原先嘉 2:49:59 0:49:06 |
比夫見将吾 3:24:30 0:34:31 |
芝田俊作 4:03:09 0:38:39 |
4:03:09 |
※ 区間新記録
清水康次監督コメント
連覇ならず、悔しい結果となってしまいました。5区くらいまでは当初想定していたとおりで、十分優勝を狙える展開だったのですが、後半で失速してしまいましたね。ギリギリ、ニューイヤーへのチケットは手にしたものの、反省材料が多いと思います。
とはいえ、前述のとおり、前半・中盤はなかなかの展開でした。1区の監物も悪くはありませんでしたし、2区のパトリックは区間新を叩き出す最高の走りでした。それに続く小松も区間賞という文句のない展開だったと思います。大塚も初めての5区ながらしっかりと仕事をしてくれました。それだけではなく、非常にいい経験にもなったはずです。後半が想定通りに走れていなかったのは、選手たちのコンディション面もあってのことではありますが、やはり悔しさが残りますね。
4チームが4時間を切るという結果、これは関西のチームのレベルアップを如実に表しています。私たちが成長しても、他のチームも同様にレベルアップしていきますから、常に気を抜けないことを選手たちも痛感したはずです。今回のレースで見えてきた課題にもう一度真摯に向き合い、ニューイヤー駅伝で今まで以上の結果を出すために、さらなる練習に励んでいきたいと考えています。2020年の1月1日、ニューイヤー駅伝で皆さんに更に成長した姿をお見せするべく頑張りますので、引き続き応援の程よろしくお願いいたします。