応援ありがとうございました!
男子団体
全試合で圧倒的な力を見せつけ
完全勝利で前人未到の11連覇!
初日の初戦で快勝しチームを
勢いづけた内本選手(写真左)と
林(大)選手(写真右)ペア
全てのシングルスに出場し、
存在感を示した広岡選手
ベテランである丸中選手(左)と
自身のプレーでチームを牽引した
林(佑)選手(右)ペア
最終日の最終戦を勝利で締めた
村上選手(左)と長江選手(右)ペア
12月10日(木)から13日(日)の4日間、愛知県豊田市のスカイホール豊田で開催された「第38回ソフトテニス日本リーグ」。NTT西日本ソフトテニス部の、長江光一選手、村上雄人選手、丸中大明選手、林大喜選手、広岡宙選手、林佑太郎選手、内本隆文選手が出場し、全ての試合を制する完全勝利での優勝を果たし、前人未到の11連覇を達成しました。
日本リーグ初日、林(大)選手とルーキー内本選手のペア、広岡選手、丸中選手・林(佑)選手のペアが川口市役所を全勝で下し、好発進。続く太平洋工業戦はダブルス2のみメンバーを変え、村上選手・長江選手ペアがエントリーし、3試合全てを制するという抜群の安定感を見せて初日を終えます。
続く2日目、宇部興産戦・東邦ガス戦・ワタキューセイモア戦ともに、初日の勢い・安定感そのままに全ての試合を制し、優勝に王手をかけて最終日に臨むことに。
最終日、全勝のNTT西日本は、1敗の福井県庁とヨネックスとの戦いへ。まず、福井県庁戦、丸中選手・林(佑)選手のペアが、ダブルス1で相手のエースペアを見事撃破し、チームに勢いをつけると、続くシングルス、ダブルス2も勝利して、ヨネックスとの最終戦へ挑みます。
昨年、長江選手・広岡選手ペアがマッチポイントを8度もしのぐ大激戦を繰り広げたヨネックス戦でしたが、今年のヨネックス戦では、林(大)選手・内本選手ペアが相手のエースペアを撃破すると、チームはそのまま勢いに乗り、シングルスの広岡選手、ダブルス2の村上選手・長江選手ペアがそれぞれストレートで勝利を収め、見事に11連覇の偉業を達成しました。
監督 コメント
<堀 晃大NTT西日本男子監督>
11連覇に向けたプレッシャーもさることながら、10月のミズノオープンでの負けは、私を含め、選手たちにかなりの危機感をもたらしました。「しっかりとトレーニングもできていて、コンディションも良かった。なのになぜ負けてしまったのか」。これをずっと考え続けてきました。
ただ、ここで芽生えた危機感が、結果として「誰かに任せるのではダメで、自分がチームを引っ張っていかねばならない」という意識につながったからこそ、今回の日本リーグでの優勝につながったのだと考えています。
試合内容を振り返るに、通常ならばチーム内に一人、試合の流れを決定づけてくれるようなラッキーボーイ的存在がいることが多いのですが、今回は誰がラッキーボーイということではなく、全員が最高のパフォーマンスを発揮してくれました。ミズノオープンでの敗戦で、皆自信を無くしてしまっていたと思うのですが、今回、初日・2日目の5試合の手応えで「日本リーグに向けてやってきたこと、考えてきたことは結果につながっている。いける!」と思ったのも大きかったでしょう。後は、若手選手が本当に躍動してくれたと思います。全てのシングルス戦を担ってくれた広岡は、どの試合も危なげなく勝ち抜いてくれましたし、林(佑)も自身のプレーでチームを引っ張ってくれました。内本についても、練習ではコンディションが上がりきっていなかったのですが、その状況を試合当日に吹っ切って、林(大)とのペアで勝利を重ねてくれました。全員が最高のパフォーマンスを発揮してくれたのは間違いありませんが、福井県庁のエースペアを丸中・林(佑)ペアが撃破してくれたこと、そしてヨネックスのエースペアを林(大)・内本ペアが撃破してくれたことが11連覇の大きな原動力になったのは間違いありません。若手たちが本当に頼もしく、成長してくれたのを感じました。
2日目が終わった時点で、福井県庁とヨネックスとの三つ巴となることが決まりましたが、もちろん、本来ならばどちらかだけを見据えて戦う方が楽なのは当然です。しかし、あえて選手たちには「ソフトテニスの神様が、福井県庁とヨネックス、両方を倒してこその優勝、11連覇だと言っているんだ。やってやろう!」と檄を飛ばしました。本当にそのとおり、やりきってくれた選手たちには感謝と称賛の気持ちでいっぱいです。
そして、コロナ禍により、多くの大会が中止・延期となった中で、関係各位のご尽力で何とか開催された日本リーグでしたが、応援自粛要請もあり、いつもとは違う環境での大会となりました。いつも私たちの背中を強く押してくれる大応援団の方々はいらっしゃいませんでしたが、大会後、非常に多くの方から祝福のメッセージをいただきました。近くにはいなくても、しっかりと応援をしてくれていたのだと心が熱くなりました。コロナ禍をはじめ暗い話が多くなってしまっている中、NTT西日本のシンボルアスリートの一角として少しでもプレーで多くの人を元気づけられるように、これからも励んでいきます。公式大会はしばらくありませんが、引き続き盛大な応援を、どうぞよろしくお願いいたします!