
応援ありがとうございました!
男子団体








優勝を最終日まで持ち越す熱戦を制し
前人未到の8連覇を成し遂げる!

天皇賜杯獲得ペアとして日本リーグで
も躍進した水澤選手・村上選手ペア

大会を通じて勝ち星を上げ続けた
長江選手・丸中選手ペア

気迫と勢いのある見応えあるプレーを
見せた船水選手・林選手ペア

熱気あふれるプレーでチームを
鼓舞した原選手・岩崎選手ペア
12月15日(金)から17日(日)の3日間、愛知県豊田市のスカイホール豊田で開催された「第35回ソフトテニス日本リーグ」。NTT西日本ソフトテニス部の岩崎圭選手、原侑輝選手、水澤悠太選手、長江光一選手、村上雄人選手、船水雄太選手、林大喜選手、丸中大明選手が出場して熱戦を繰り広げ、史上初・前人未到の8連覇を成し遂げました。
昨年、7連覇を達成し、絶対的なディフェンディングチャンピオンとして、今大会に臨んだNTT西日本。大会初日、アキム戦で水澤選手・村上選手の天皇賜杯獲得ペアがダブルス1を4−0で快勝したのを皮切りに、シングルスの船水選手も4−0、ダブルス2の長江選手・丸中選手も4−0で勝利。続くワタキューセイモア戦でも、初戦と同じくダブルス1を務めた水澤選手・村上選手ペアが4−0で圧勝、シングルスの長江選手も4−0、ダブルス2の船水選手・林選手ペアは4−2と好発進で1日目を終えます。
大会2日目の初戦・厚木市役所戦では、ダブルス1の原選手・岩崎選手ペアが4−2、シングルスの長江選手は4−1、ダブルス2の水澤選手・村上選手ペアも4−2と快進撃が続きます。2戦目となる京都市役所戦では、ダブルス1の原選手・岩崎選手ペア、ダブルス2の水澤選手・村上選手ペアとも4−0で勝利しますが、シングルスの長江選手が1−4で初の黒星を喫することに。同日最終戦の相手、宇部興産との戦いでは、ダブルス1で船水選手・林選手が粘りを見せるも3−4で惜敗しますが、シングルスの長江選手、ダブルス2の水澤選手・村上選手がともに4−1で勝利し、単独5勝で最終日に駒を進めました。
そして迎えた最終日の初戦、東邦ガス戦は、ダブルス1の長江選手・丸中選手ペア、シングルスの船水選手、ダブルス2の水澤選手・村上選手ともに勝利を収め、最終戦・ヨネックスとの戦いに臨みます。
NTT西日本は全勝、ヨネックスは1敗で、もしヨネックスに敗れることになれば、1敗で並ぶという状況。そんな中、ダブルス1に水澤選手・村上選手ペアが臨みます。ここでも快勝かと思われましたが、日本ランキング1位ペアのプレー・戦術を研究し尽くして向かってきた相手に、まさかの2−4での惜敗。しかし、「二人が負けた際、不思議とベンチの空気は重くなく、ここからが勝負だ、というムードだった」という堀監督の言葉どおり、シングルスの船水選手がプレッシャーをはねのけて4−1で勝利すると、長江選手・丸中選手のダブルス2も安定した強さで相手を4−1で下して試合終了。前人未到の偉業とも言える、日本リーグ8連覇を達成しました。
監督 コメント
<堀 晃大NTT西日本男子監督>

前回以上に、プレッシャーがあったのではないかと思います。今年は個人タイトルも好調で、周囲の皆さんが「勝って当たり前の強さ」と感じてくださるほどの期待感もありましたので、皆、口にこそ出していませんでしたが、プレッシャーはかなりのものだったのではないでしょうか。とはいえ、史上初の7連覇を達成した以上、その記録を何とか更新していくことが自分たちの使命です。優勝するために日々の練習を積み重ねてきました。
そんなプレッシャーを感じながら臨んだ今回、何といってもヤマとなったのは、最終日でした。過去、2日目までに優勝を決めていることが多かったのですが、今回は最終日にまで持ち越し、さらに、優勝を決定する最終戦であるヨネックスとの試合では、ダブルス1が敗北してしまったからです。しかし、ベンチの雰囲気は不思議と重くならず、「ここからが勝負だ、気合を入れていこう」と、むしろムードが高まったくらいです。そこには、ダブルス1の水澤と村上のプレーが次につながる気迫あふれるものだったということはあったかもしれませんね。そして、そんな二人の思いを受け止めた船水がシングルスをしっかりと勝ち、最後のダブルス2で長江と丸中も勝ってくれたことで、前人未到の8連覇を成し遂げることができました。
大会全てを通して感じたのは、やはり、水澤・村上の二人が軸となり、オーダーを組みやすかったということ。そして、それ以外の選手たちもまた、組まれたオーダーに即して、しっかりと仕事をしてくれるというコンディションでしたので、監督としては非常に計算がしやすかったです。
一方、対外的に感じたのは、自分たちのプレー・戦術が対戦相手に非常によく研究されているなということ。最終戦の試合などはまさしくそれを地で行くような展開でした。今後求められるのは、そうやって研究されていても、一歩上をいけるかどうか。ただあぐらをかくだけではなく、常にチャレンジし続け、逆に我々も研究し続けていけるかどうかです。その面では、今回思った以上に新たなチャレンジができなかったのが反省点です。細かい所でいえば、全体を通して、カットサーブを打つ際の精度、そしてカットサーブを受けた返球の際の精度をもっと高めていかねばならないとも感じています。日本国内では良くても、海外を見据えた場合、そうはいきません。
来年8月にはアジア大会がありますから、そこを目標に据えて考えると、やるべきことが山積しています。今年度のインドア大会では、体育館での国際大会を見据えて、しっかりと準備をして結果を出していきたいですね。直近の目標としては、大阪インドアでのベスト4独占です。皆さんにはぜひ、現地での応援に来ていただきたいですね。引き続き応援をよろしくお願いいたします。
各リーグ戦の試合結果
ギャラリー
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