応援ありがとうございました!
男子
女子
大庭・佐々木ペア、小林組ともに3位入賞
村上・中本ペアは健闘も無念の予選リーグ敗退
開会式の様子
2月24日(日)、大阪市中央体育館にて行われた「第58回全日本インドアソフトテニス選手権大会」にNTT西日本の個別認定選手の村上雄人・中本圭哉ペア、大庭彩加・佐々木舞ペア、小林美咲が出場し、国内屈指のトッププレーヤーたちと熱戦を繰り広げました。
2年振りのV奪回をめざす大庭・佐々木ペアをはじめ、各ペアが優勝をめざして大会に臨みましたが、村上雄人・中本圭哉ペアが健闘むなしく予選リーグで敗退。大庭・佐々木ペア、小林美咲組は準決勝に進みましたが、ともに3位入賞となりました。
大庭・佐々木は日本代表ペアを相手に惜敗
小林組は強豪ペア相手に粘りを見せる
大庭彩加・佐々木舞ペア
女子予選リーグの初戦で、大庭・佐々木ペアはゲームカウント4-0で快勝。続く2試合目も、最初のゲームを落としたものの、長いデュースを制して第2ゲームを奪うと、その後はペースをつかみ、4-1で勝利。準決勝に進出しました。
準決勝では、昨年11月の第7回アジア選手権をともに戦った女子日本代表ペアと対決。大庭・佐々木ペアは、先に2ゲームを奪われる苦しい展開も、攻めの姿勢を貫き、3-3のタイに持ち込む熱戦を展開しました。
7ゲーム目は大庭・佐々木の強烈なストロークやネットプレーが冴えを見せ、一時はリードしたものの、相手ペアの粘りの前にゲームを落としてしまいます。そして迎えた第8ゲーム。息詰まる攻防を見せますが、激しいラリーの末にライン際のボールがアウトとなり、ゲームカウント3-5で惜しくも敗戦。大庭・佐々木ペアは決勝進出こそ逃したものの、昨年に続く3位入賞。また、試合終了の瞬間には観衆から両ペアに大きな拍手が贈られました。
小林美咲
一方、小林組も予選リーグ初戦で、平成24年度総合ランキング3位の強豪ペアと対戦しました。試合は小林がネット際の強烈なボレーなどでポイントを重ね、ゲームカウント4-2で勝利。続く2試合目も試合開始直後こそ、大学生ペアにリードを許したものの、落ち着いたプレーで着実にペースをつかみ、4-3で勝利。堂々の準決勝進出を決めました。
準決勝では、平成24年度総合ランキング1位の強豪ペアと対戦。試合開始からペースを握られ、4ゲームを奪われる苦しい展開になりましたが、5ゲーム目から驚異的な粘りを見せ、3ゲームを連取。しかし迎えた第8ゲームに力尽き、3-5で敗戦。決勝進出はなりませんでしたが、見事3位入賞を果たしました。
守りを固める相手を攻めあぐねる村上・中本
まさかの敗戦を喫し、予選リーグで姿を消す
村上雄人・中本圭哉ペア
男子の村上・中本ペアは迎えた予選リーグ初戦、平成24年度総合ランキング3位の実力を発揮し、4-0で快勝。幸先良いスタートを切りました。
しかし、迎えた2試合目。これまで何度も対戦し、互いに手の内を知り尽くした相手ペアに主導権を握られます。守りを固める相手ペアを攻めあぐねる展開となり、さらにミスも重なって、立て続けに3ゲームを失う苦しい戦いを強いられます。何とか4ゲーム目を取り返しますが、反撃もここまで。結局ゲームカウント1-4で敗れ、1勝1敗で無念の予選リーグ敗退となってしまいました。
選手 コメント
<村上雄人>
今大会は、最低でも決勝まで行こうと考えていただけに(予選敗退は)残念です。試合の入り方が課題でしたが、(敗れた2試合目は)最初にペースを握られてしまい、そのままの流れで行ってしまったのがまずかったと思います。カットサーブを打っても相手が前に上がってこなかったので逆に僕が前に出ざるを得なくなり、失点につながってしまいました。その意味で状況に応じて臨機応変にフォーメーションを変えていくことも考えていかないといけないと思います。
今大会は負けてしまいましたが、4月には東アジア競技大会の予選会があり、それに照準を合わせて日々精進していきます。これからも応援よろしくお願いします。
<中本圭哉>
準備不足だった面があり、課題が多く見つかった大会になりました。今大会では、現在のソフトテニス界の主流になりつつあるダブルフォワード(攻撃型並行陣)のスタイルで試合に挑んだのですが、(2試合目では)うまく機能しなかった点が一番の敗因だと思います。
全日本レベルでは今年度最後の大会だったので、良い締めくくりができればよかったのですが(予選敗退となり)残念です。来シーズンの目標は、今年度、準優勝だった「天皇賜杯」で優勝することと、国際大会への出場です。また、NTT西日本として実業団での優勝をめざしたいと思います。応援していただいている皆さんの期待に応えられるように、これからも頑張ります。
<大庭彩加>
(準決勝は)試合の入り方が良くなく、あっさり2ゲームを失ってしまいましたが、その後は積極的に攻めて自分たちのペースをつかむことができました。しかし、3-3のタイにした後、自分たちに流れがある中で7ゲーム目を取り切れなかった点が課題だと思います。ただ、苦しくても流れを引き戻せられることも分かったので、収穫のある試合でした。
来シーズンに向けては、まずは4月の東アジア競技大会予選会で代表となることに集中していきます。これからも応援よろしくお願いします。
<佐々木舞>
(準決勝は)あと1ポイントを取ればファイナルゲームに持ち込める状況で、相手も苦しかったはずですが、そこでボールが甘くなってしまい、勝負を決められてしまいました。ここという時に自分たちが決められるよう、あらためて基本からしっかりやっていかなければと思います。自分たちのスタイルは「攻撃」主体。攻める中でリズムが生まれてくるので、やはり積極性を忘れず試合に臨んでいかなければと思いました。
結果は負けてしまったのですが、4月の東アジア競技大会予選会が最大の目標なので、今大会のプレーをしっかり反省し、4月にはぜひ代表権を取りたいと思います。
<小林美咲>
自分は前衛のプレーヤーなので、相手選手の動きをよく読み、後衛の選手を積極的にリードするように意識していて、(予選リーグ突破は)ペアとして作り上げているテニスが徐々にできてきている成果だと思います。
ただ、予選も準決勝も相手にリードを許す展開となったのが反省点です。最初から自分たちのテニスができていれば、展開は違っていたと思います。
これからも「前へ」という意識で自分の武器であるスマッシュに磨きをかけ、来シーズンの目標である「皇后賜杯」の優勝をめざして頑張ります。応援よろしくお願いします。