第45回社会人野球日本選手権大会

The mascot's game report

マスコットの会場リポート

11月2日(土)【準々決勝】 VS 大阪ガス

Saturday, November 2 [Quarter Final] VS Osaka Gas Co., Ltd.

試合前~2回

2回戦では立ち上がりを攻められ中々思うように打線が繋がらない中、粘り強く攻め続け鷺宮製作所に3対2で勝利したNTT西日本。ベスト8進出となりました。今年の都市対抗野球大会でのベスト8を超えるべく準々決勝に挑みました。対戦相手は大阪ガスです。両チームとも地元が大阪であり、練習試合から幾度も対戦している相手となります。チームは「試合を楽しみ、悔いのないプレーをやろう!日本一となり歴史を塗りかえよう!」といったやる気に満ち溢れた雰囲気でアップが始まりました。

1回表、NTT西日本は後攻です。先発のマウンドに上がるのは1回戦でも先発出場し、5回3分の1を1失点に抑えた大江投手です。球速148kmのストレートで三振、ファウルフライ、レフトフライと相手打線を三者凡退とし、立ち上がりを0点で抑えます。

1回裏、濱田選手が相手ピッチャーの球を捉えますが、残念ながらサードライナー。1回は両者一歩も譲らず三者凡退となります。

2回表、大江選手は続く相手チームの中軸の選手も三振、セカンドゴロ、三振と三者凡退で抑えます。

2回裏、日下部選手がフルカウントから粘り強く攻めますが、相手ピッチャーの投球に翻弄されます。後続の選手もフライで先制点とはなりません。0対0で接戦が続きます。

3回、4回

3回表、先頭バッターにデッドボールを与えてしまい、この試合初めて出塁を許します。しかし続く相手バッターにテンポ良く投げストライクを先行させます。さらに1塁ランナーの盗塁をキャッチャー辻本選手が見事に刺してピンチを切り抜けます。

3回裏、中村選手がセンター前ヒットで出塁します。続く伊東選手がきっちりと送りバントを決め、1アウト2塁と先制点のチャンスを作ります。辻本選手が三振を取られますが、酒井選手がデッドボールを受けて2アウト1・2塁となります。続く石山選手に1塁側スタンドから大きな応援が送られます。そんな中、相手投手のワイルドピッチがあり、それがベンチに入り、進塁権が与えられNTT西日本が1点を先制します。

4回表、先頭バッターにフォアボールを許してノーアウト1塁となります。続く相手バッターはファウルフライとなりますが、ランナーがタッチアップをして2塁へ出塁します。しかし、大江投手は落ち着いた投球で後続バッターから連続で三振を奪い、得点を許しません。

4回裏、日下部選手が相手ピッチャーの変化球を捉え、フェンス直撃のツーベースを放ち、1アウト2塁と追加点のチャンスを作ります。続く山田選手がセンターフライで、日下部選手がタッチアップし、2アウト3塁となります。しかし、後続選手が変化球に打ち取られ、あと一歩のところで得点とはなりません。

5回~7回

5回表、大江選手は相手バッターを三振、ライトフライと抑えます。さらに後続バッターのライトフライを石山選手が見事なスライディングでアウトをとります。

5回裏、ボールに喰らいつき、積極的に攻めますが相手チームの守備プレーに抑えられます。

6回表、大江投手は相手選手に付け入る隙を与えず、中盤以降もストレートや変化球でノーヒットに抑えます。

7回表、先頭の相手バッターの放った強烈な打球が大江投手の足を直撃、緊急降板となります。宅和投手がマウンドにリリーフとして上がりますが、盗塁とエラーでノーアウト1・3塁とピンチを迎えます。ここで河津投手にピッチャー交代します。変化球で三振を取り1アウトを取りますが、続く相手バッターにライト前ヒットを放たれに1対1の同点となります。しかし続く1アウト1・2塁のピンチを冷静なピッチングで三振、盗塁阻止のダブルプレーで確実に抑え、追加点は許しません。試合は1対1となります。

8回、最終回

8回表、吉元投手がピッチャーを務めますが、立ち上がりを攻められ、相手バッターにヒットを許します。続くバッターを三振で抑えますが、更にレフト前ヒットを打たれ、1アウト2・3塁となります。相手選手がセカンドゴロを打ちますが、守備のエラーで、2点得点されます。この回で1対3となります。

8回裏、先頭の中村選手がライト前ヒットで出塁します。ここで2回戦も代打として出場した景山選手が登場しますが、惜しくも三振となります。後続の選手もダブルプレーに打ち取られ、追加点とはなりません。逆転の望みは最終回へ託されます。

9回表、2アウト1塁の場面で、大道寺選手にピッチャー交代します。打たせてとるピッチングで更なる追加点を許しません。

9回裏、同点劇・サヨナラ劇を呼び込むべく1塁側スタンドからは割れんばかりの大応援が選手に向けて送られます。その応援に応えるかのように、2アウトから濱田選手がライト前ヒットで出塁します。続く日下部選手もセンター前ヒットで続き、ランナー1・2塁とチャンスが拡大します!ですが山田選手がフルカウントまで粘るも、空振り三振に倒れて試合終了となります。大阪ガスに1対3で敗れ、ベスト4進出とはなりませんでした。

後書き

都市対抗野球大会、日本選手権共に4年ぶりのベスト8となりました。
今大会を通じて、最後まで勝ちに拘り戦う選手の皆さんと、チームを支える社員の皆さんの温かい声援が素晴らしい一体感を生み出していました。

一方で、選手の皆さんからはあと一歩のところでベスト8の壁を越えることができなかった悔しさが感じられました。
しかし、試合後のチームミーティングでは、チームの新たな課題と確かな個人・チームの成長を実感し、来年のシーズンに向けて前向きな姿が印象的でした。
その姿からチームが更なる成長を遂げてくださると確信しております。

今回、チームマスコットとしてベンチに入り、選手の皆さんを一番近くで応援させて頂きました。一勝・一勝を掴み取るための一体感やそれを成し遂げた時の喜びは、日常業務ではなかなか味わうことの出来ない経験となりました。温かく迎えてくれたチームの皆さんに感謝しております。ありがとうございました。

また、応援に駆けつけてくださった皆様、本当にありがとうございました。
今後ともNTT西日本硬式野球部への変わらぬ応援を、よろしくお願いいたします。

10月30日(水)【2回戦】 VS 鷺宮製作所

Wednesday, Octber 30 [2nd game] VS SAGINOMIYA SEISAKUSHO, INC.

試合前~3回

沖縄電力との1回戦を10対3で勝利したNTT西日本。初回から流れを作り、試合を優位に進めることが出来ました。 チームは「1回戦の勢いのまま、都市対抗のベスト8以上に挑もう!」といった強い気持ちでアップが始まりました。

1回表、NTTは後攻です。先発を託されたのは浜崎投手。立ち上がりのところを相手選手に攻められ、1アウト1・3塁となります。続く相手選手の犠牲フライによって、1点を先制されます。ですが、慌てることなく打たれても要所を抑えるピッチングで追加点は許しません。

1回裏、1アウトから石山選手が三遊間を破るヒットで出塁します。しかし後続の選手が打ち取られ、得点とはなりません。

2回表、浜崎選手の打たせて取るピッチングで相手選手を出塁させません。

2回裏、日下部選手が粘り強く内野安打をもぎ取り、ノーアウトでランナーが出塁します。しかし後続の選手が打ち取られ、惜しくもこの回も得点とはなりません。

3回表、積極的に打ってくる相手選手に対し、浜崎投手は落ち着いたピッチングで0点に抑えます。

3回裏、1アウトから辻本選手がレフト前ヒットを放ちますが、後続が内野ゴロでダブルプレーとなり、チャンスが途絶えます。1回表以降、両者一歩も譲らず、NTT西日本が1点差で相手を追いかける状態が続きます。

4回~6回

4回表、相手選手にヒットを放たれ、2アウト1、3塁のピンチを迎えます。ですが浜崎投手は続く相手選手をきっちりと内野ゴロに抑え、追加得点を許しません。

5回表、2アウト1・3塁となり、次に相手チームの3番を迎えたところで河津選手にピッチャー交代となります。河津選手は1回戦同様、勢いのあるストレートと落差のあるカーブで三振に切って取り、追加点のピンチを切り抜けます。追加得点を許さないNTT西日本の守備プレーに1塁側スタンドからは大きな歓声が沸き起こります。

5回裏、日下部選手のセンター前ヒット、長田選手のレフト前ヒットで1アウト1・3塁と長打が出れば逆転のチャンスを作ります。1回戦で満塁ホームランを放った中村選手に打席が回りますが、惜しくもこの打席は空振り三振となります。続く辻本選手が粘った末にフォアボールを選び、2アウトながら満塁とチャンスはさらに拡大します。ここで代打の景山選手がタイムリー内野安打を放ち、1対1の同点になります!会場は同点に追いつき大盛り上がりです!

6回表、1人目の相手選手のセンターフライを中村選手のジャンピングキャッチでアウトにします。続く選手も河津選手の打たせて取るピッチングで、相手選手の出塁を許しません。

6回裏、1アウトから濱田選手が1塁線を破る2ベースヒットでチャンスを作ります。続く日下部選手がレフト前タイムリーを放ち、2対1でついに逆転します!長田選手も続きタイムリーツーベースを放ち、3対1とリードを広げます。打線が大爆発し、試合の流れを大きく変えました。チームに大きな拍手と応援が届きます。

7回~最終回

7回表、宅和選手がマウンドに上がります。立ち上がりで相手選手にソロホームランを打たれますが、その後は本来の安定したピッチングを取り戻して三振、ショートゴロ、三振に打ち取ります。7回表が終了し、3対2となります。

7回裏、酒井選手がチャンスを作りますが後続が続かず、惜しくも得点とはなりません。

8回表、吉元選手にピッチャー交代します。安定したピッチングで相手に得点を許しません。

8回裏、濱田選手がフォアボールを選び出塁します。続く日下部選手が1球目でバントを決め、1アウト2塁となります。しかし打線が思うように繋がらず、追加点とはなりません。

9回表、1人目の相手選手にヒットを放たれ出塁を許しますが、ベテランのピッチングで無失点に抑え、3対2で勝利となります!4大会ぶりのベスト8進出となりました!

立ち上がりを攻められ中々思うように打線が繋がらない中、粘り強く攻め続けた試合でした。次の試合は、11月2日(土)9時から京セラドーム大阪で大阪ガスと対戦します。チームはベスト4進出をかけた大一番に臨みます。応援よろしくお願いします。

10月25日(金)【1回戦】 VS 沖縄電力

Friday, October 25 [1st game] VS The Okinawa Electric Power Company, Incorporated.

試合前

8大会連続21回目の社会人野球日本選手権への出場を勝ち取ったNTT西日本。今年の都市対抗野球大会では4年ぶりのベスト8進出を果たしました。この勢いを加速させ、優勝をめざし、初戦に臨みました。

当日は、「現チーム体制で臨む最後の試合として集大成となるように自分達の力を出し切ろう!」といった選手たちの強い思いでアップが始まりました。また、地元大阪での開催ということもあり、外野席まで埋め尽くすほどの大勢の社員やファンの皆様が応援に駆けつけてくださり、選手たちの気持ちを更に盛り上げてくださりました。

初回~3回

NTTは先攻です。都市対抗野球大会では、初回に点を取り早い段階でNTTの流れを作るというスタイルが見られました。
1回戦でもそのスタイルで挑みました。

1回表、先頭バッターの酒井選手がヒットを打ち、続く石山選手のフォアボールでランナー1、2塁のチャンス。ここで濱田選手がしっかりと送りバントを決め、1アウト2・3塁に。山田選手が値千金のタイムリー3ベースを放ち、2点を先制しました。初回から打線を繋いでいく姿に会場からは大応援が送られます。

1回裏、先発のマウンドに上がるのは新人の大江投手です。力のあるストレートで相手を攻め、初回を三者凡退に抑えます。

2回表、辻本選手がフォアボールで出塁し、盗塁に成功します。チャンスを作りますが、得点とはなりませんでした。

2回裏、大江投手は走者を出さず、見事なピッチングで試合を作ります。

3回表、石山選手がセンター前ヒットで出塁し、進塁打で1アウト2塁と追加点のチャンスも作りますが、惜しくも得点には届きません。あと一歩のところで相手チームに抑えられ、次の回以降に想いを託します。

3回裏、大江選手の打たせて取るピッチングで、三者凡退に抑えます。

4回~6回

4回表、長田選手がセンター前ヒット、伊東選手が内野安打を放ち、2アウト1・2塁のチャンスを作ります。続く酒井選手がライト前タイムリーを放ち、3対0とリードを広げます。

4回裏、相手2人のバッターにフォアボールを許し、ランナー1・2塁となります。ここで相手4番にレフト前ヒットを打たれ、1点を返されます。更にその後満塁となり、長打が出れば一気に逆転されてしまうピンチを迎えます。ですが大江投手は冷静に後続バッターをライトフライ、ファーストゴロにきっちりと打ち取りピンチを切り抜けます。見事なピッチングと守備で相手に得点を許しません。

5回表、日下部選手、山田選手の連続ヒットで1アウトランナー1、2塁。ダブルスチール成功でスタンドに歓喜の輪が広がります。続く長田選手がフォアボールを選んで満塁となります。大量得点のこのチャンスに中村選手が満塁ホームラン!7-1となり、点差を広げます。大量得点に会場、チームの雰囲気は最高潮となります。

6回表にはNTT西日本の打線が大爆発し、濱田選手、日下部選手の連続タイムリーなどでさらに3点を追加します。3塁側スタンドには歓喜の輪が広がります。

6回裏、1アウトを奪ったのち河津選手に交代します。続く相手選手にレフトにヒットを放たれますが、その後日下部選手のファインプレーもあり2アウトとなります。堅い守備と河津選手の勢いのあるピッチングで、相手選手を抑え得点を許しません。

7回~最終回

7回表、先頭の伊東選手に代わり景山選手が代打で出場。センターにヒットを放ち、1塁に出塁します。代走の野村選手が盗塁を成功させ、続く石山選手のフォアボールにより1・2塁のチャンスを作ります。更に濱田選手の進塁打で2・3塁へ進めましたが後続が続かず残念ながら得点とはなりません。

7回裏、宅和選手がマウンドに上がります。140キロ台の速球を武器に2三振を奪い三者凡退に抑えます。

8回表、長田選手がヒットを放ち出塁します。続く選手も攻めの姿勢を無くすことなく粘り強く攻めますが得点とはなりません。

8回裏、大道寺選手にピッチャー交代します。打たせて取るピッチングで相手を2アウトに抑えます。ですが続く相手選手に出塁を許し、1・2塁のピンチを迎えます。ピンチな時も慌てることなく落ち着いた守備で無失点に抑えます。

9回表、2・3塁までチャンスを作りますが、追加点を挙げることができません。

9回裏、1人目の相手選手にフォアボールを許します。その後連続して相手選手にヒットを許し、2点を奪われ10-3となります。NTT西日本の流れを取り戻すべく、吉元選手にピッチャー交代します。安定感のあるピッチングで追加点を許さず、相手を抑えます。沖縄電力の最終回での追い上げを振り切り、10対3でNTT西日本が見事初戦突破となりました!

初回から流れを作り、NTT西日本が優位に進めることが出来た試合でした。ピンチの場面でも我慢強く戦い、勝利への強いこだわりを見せました。
次の試合は、10月30日(水)14時から京セラドーム大阪で鷺宮製作所と対戦します。応援よろしくお願いします。

マスコットのご紹介

Introduction of a mascot

プロフィール
名 前
北村 優(きたむら ゆう)
会社名
NTTビジネスソリューションズ
所属先
名古屋第一ビジネス営業部
ビジネス営業部門 NW営業担当
マスコットとしての意気込み

NTT西日本硬式野球部のチームマスコットを務めさせていただきます北村優と申します。
野球部の一員として、第45回社会人野球日本選手権大会を戦うことができることを大変光栄に感じるとともに感謝しております。

私は、第90回都市対抗野球大会でもチームマスコットとして活動させていただきました。
選手の皆さんの熱いプレーや、チームを支える社員の皆さんの温かい応援により、都市対抗野球大会では4年ぶりのベスト8進出を果たすことが出来ました。

今回の日本選手権では、都市対抗野球の勢いを加速させ、より高みをめざして、強く輝く選手達を一緒に応援しましょう!

また「マスコットの会場リポート」では、全力のプレーはもちろんのこと、選手の皆さんの日本選手権大会にかける想いに密着し、生の声をグループ社員の皆さんに強く発信し、会社全体を盛り上げていきたいと思っております。

硬式野球部の皆さんと一丸となって、勝利を掴み取りたいと思っておりますので、グループ社員の皆様も是非とも球場にお越しいただき、私と一緒に精一杯の熱い応援をどうぞよろしくお願い致します。
そして、勝利の喜びをともに分かち合いましょう!

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