日程 | 2011年2月8日(火)〜2月14日(月) |
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場所 | 久峰野球場(宮崎県佐土原町) |
2月8日から14日まで宮崎県佐土原町にある久峰野球場で春季キャンプを行った。 新燃岳噴火の影響により時期を繰り上げ、更に1週間の短いキャンプではあったが、監督、コーチ、選手が口を揃えて「充実したキャンプだった」と言うほど、内容の濃いキャンプを送ることが出来た。
キャンプインに向けて淀グラウンドで選手は「動ける体づくり」を終えてきたこともあり、暖かい宮崎の地で球場内を縦横無尽に動きまわる姿は頼もしくも見える。
今年はチームに大きな変化があった。前セガサミーの監督で、プロ野球でも活躍した佐々木誠コーチの就任である。
打撃に関しては「佐々木コーチに任せてある。佐々木コーチの指導を信じ、信頼して練習して欲しい」と橋本監督が言うように、その信頼も期待も大きい。
その佐々木コーチは、NTT西日本硬式野球部の印象を「外から見てても、中に入っても同じ。選手1人1人がしっかりしている強いチームです」と言う。
今取り組んでいることは「全員をホームランバッターにはしません。やはり、全員でつないで点を取るための練習を重ねています。10点以上取れる打線が目標です」。選手にとっては新しい練習方法や指導が良い刺激になっていることは間違いない。“勝ちたい”気持ちから“勝つ”へ意識改革を進める佐々木コーチの手腕が、橋本監督がめざす「打ち勝つチームづくり」への大きな鍵を握っている。
グラウンド内でひときわ大きな声を出し、積極的に動き回る1人の選手に目が止まった。
今年4年目にして主将に就任した永松選手だ。まだまだ若手ではあるが、チームをまとめるために「自分から動いていないとみんなついてきてくれません。特に年下の選手の見本になるように考えて動いています。年上の選手は皆やるべき事を判っていますから(笑)。1球を大切に、スローガンである「くらいつけ!」を実践するために注意することは「初球」であり「プレーでの第1歩」「初回の攻撃」です。チームの雰囲気もすごく良いし、監督、コーチの指導を信頼し、信じてやっています。これまでは野手だけを見てればいい副主将でしたが、これからはチーム全体をまとめる立場になりました。しかし、投手陣は吉元がうまくまとめていってくれています。今年は選手にも自信があるので、昨年よりも感動する試合を見せることが出来ると思います。」と新主将として今シーズンを戦う気概は十分だ
一方投手陣はというと、「年始から積極的に投げ込みを行い、仕上がりは早いです。実戦練習では結果として押さえられているが、今は結果にこだわる時期ではないので、投球の内容にこだわって欲しい。」と徳留コーチが言うように紅白戦では、多くのピッチャーが登板し、実戦練習を繰り返している。「昨年は先取点を取られて負けるのがパターンだった。今年はかっこよくは押さえられないかもしれないが、粘って粘って点をやらない事が大事」と投手陣の課題も明確だ。
今年も安部、吉元の2枚看板は健在だが、その後に続けと言わんばかりに他の選手が切磋琢磨して投手陣全体の底上げに懸命だ。「今年は先取点を与えないように踏ん張る投手の姿を是非見てください」と徳留コーチが最後に語ってくれた。
キャンプも終わり、3月7日からは公式戦である東京スポニチ大会が始まり、今シーズンもいよいよ幕開けだが、「今年の目標はずばり“機動力とチャンスを物にするバッティングで常勝軍団を作り上げ、都市対抗野球大会で優勝”」と断言する橋本監督。もちろん選手の気持ちも一緒だ。
勝利を手にするために大事なことは「メンタル面での強化」と課題を掲げる。その為には、より多くの球を打つ・捕る・投げるを体にしみこませることが必要とキャンプでは橋本監督自らが毎日3000〜4000本のノックを選手に浴びせている。佐藤コーチも「今は調子が良いけど、いつかは壁にあたる。そこで折れてしまわないようにメンタル面の強化が必要」と言う。
“出場する試合は全部勝ちに行く”硬式野球部。スローガンの“くらいつけ”の姿勢が昨年より強くなってきた今シーズンの戦いぶりに注目だ。
いつも山西トレーナーの指導でアップ開始
これは実は眼球周辺の筋肉を鍛えています
良く体を伸ばしてケガの無いように
先頭はいつも永松主将
ダッシュ中の安部投手
佐藤コーチがグランド整備中
毎日3000本はノックする橋本監督
監督のノックの嵐 永松主将
監督のノックの嵐 永松主将2
ちょっと届かないか・・・
1歩目が出れば・・・
ナイスキャッチ!
たまには正面にも飛んできます
監督のノックの嵐 赤嶺選手
監督のノックの嵐 梅津選手
監督!届かないです
ミスが続くとロシアンが待っているぞ
投手陣もノックを受けます
ノッカーは徳留コーチです
バッティングピッチャーを務める梅津選手
バッティング練習は気持ちいい
バッティング練習は2人同時にやってます
佐藤コーチが見守る中のバッティング
宮崎の空へ飛んでいけ!
.黙々とロングティーに取り組む松尾選手
片手でティーバッティングする宮崎選手
基本のバント練習中の北崎選手
打撃練習で指導中の佐々木コーチ
佐々木コーチ 赤嶺選手には個別指導
自分たちでボールも集めます
ブルペンで投げ込む姫野投手
ブルペンでの捕手3人組
黙々と坂道ダッシュを繰り返す安部投手
2枚看板も坂道ダッシュ
急な坂を片足だけで上ります
下りも片足だけで下ります
小原投手の顔を見れば辛いのが判ります
佐藤コーチとマンツーマンでトレーニング
苦悶の表情の南田選手
佐藤コーチ、もう駄目です
佐藤コーチの熱烈指導を受ける南田選手
佐藤コーチ、今度は梅津選手に指導中
ここから紅白戦 紅白戦に登板した安部投手
紅白戦に登板した吉元投手
紅白戦に登板した小原投手
紅白戦に登板した姫野投手
紅白戦でのバッティング1
紅白戦でのバッティング2
紅白戦でのバッティング3
あまりに強い打球についポロリ
エラーを喜んでいる訳じゃありません
必死の形相でタッチにいく田中選手
しかし・・セーフでした
豪快なスライディングは小坂選手
難しい打球だがナイスキャッチ
二遊間の連携もバッチリ
紅白戦中の選手達
紅白戦を見つめる橋本監督と佐々木コーチ
紅白戦中も何かを書き留める佐々木コーチ
佐藤コーチが紅白戦の反省点を指示