クラウドとは

IT資産を「所有するか」「所有しないか」がクラウドと非クラウドの分かれ道

クラウド以前はユーザーが全てを行い責任を持つ

「クラウド」とは何かを考える際にまず注目したいのが、ユーザーが扱うデータがどこに保管され、そのやり取りがどこで行われるかです。

クラウドを使わない従来型のシステムでは社内にサーバールームがあり、社員が送受信するメールのデータやスケジュール、業務用のデータもアプリケーションも社内にありました。

クラウドが登場する以前はユーザーが扱うデータもアプリケーションも社内にあり、ゲートウェイを通じて社外のネットワークとつながっていました。

例えていうと一戸建ての住宅を管理している状態です。

■クラウド以前のワークスタイル(1)

クラウド以前のワークスタイル(1)

次にユーザーが自社内に置いて管理していたサーバーを外部のデータセンターに置くようになり、サーバールームの機能をアウトソーシングする形態がでてきました。ハウジングやホスティングという形態がそれにあたります。

ユーザーがリソースを調達し場所のみを借りる方式をハウジング、事業者が用意したサーバーリソースを借りる方式をホスティングといいます。企業のシステム担当者は事業者データセンターに収容された自社リソースまたは事業者から借りるリソースを遠隔操作して利用します。

これにより、運用稼働コストの削減、防災性の高いファシリティー環境、高度なセキュリティー機能の実現につながり、継続的な事業展開が可能となります。

いわば分譲・賃貸マンションに自社のリソースを入居させているような状態です。

■クラウド一部利用のワークスタイル(2)

クラウド一部利用のワークスタイル(2)
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クラウドではアプリケーションもハードウェアもクラウド事業者が用意したものをユーザーが使うだけ

クラウドの原則は、クラウド事業者が従来ユーザーが保有・管理していたデータやアプリケーションを用意し、メンテナンスを含めて運用管理するため、ユーザーは端末を用意するだけでアプリケーションやそれを収容するサーバーを所有する必要がない形態です。さらに、必要な時期に必要なリソースだけ活用することができるといった柔軟性、経済性もクラウドの魅力です。

つまり家具も電化製品もそろったウィークリーマンションを利用しているような形態といえるでしょう。

ユーザーのデータやアプリケーションの資産が全てネットワークの向こう側にあってユーザー側にないことから、それらが存在する場所を実体のない雲に例えた「クラウド」というコンセプトの名称がサービスの総称となったわけです。つまりユーザーは基本的には、操作するクライアント端末やアクセス回線があれば、サービスが利用できるのです。

ユーザーが所有するIT資産がどんどん少なくなってくることが「クラウド化」といってよいでしょう。

■クラウドに切替後のワークスタイル

クラウドに切替後のワークスタイル
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審査 16-2826-1