皇學館大学様

2014年3月24日 掲載
  • 300名以上
  • 学術・教育
  • 教育環境ICT化

導入サービス:Bizひかりクラウド コミュニティ 教育支援/共通基盤系ソリューション

クラウド型システムへの移行で大学教育の可能性を広げる情報基盤を構築

わが国の歴史に根差した道義と学問とを学び、
実際の社会の中で実践して、文明の発展に貢献する
明治15年に設立された伊勢神宮の学問所「皇學館」をルーツとし、わが国の歴史に根差した道義と学問を学び、実際の社会で実践し、文明の発展に貢献することを建学の精神とする皇學館大学。伊勢神宮に近いキャンパスに、開学以来の伝統を持つ文学部、県内屈指の教員採用数を誇る教育学部、現代日本社会学部の3学部と、大学院、神職の養成などを目的にした専攻科に約3,000人の学生・大学院生が在籍しています。学ぶ力やコミュニケーションの基礎となる国語力(日本語活用能力)の養成を重視しているほか、教員の教育力・指導力の向上にも力を入れられています。

キーテクノロジー&ソリューション

  • ※1「SINET4」について
    • ・日本全国の大学・研究機関等の学術情報基盤として国立情報学研究所(NII)が構築・運用している情報通信ネットワークです。ご利用にあたっては別途NIIが定める所定の手続きが必要です。
  • ※2「manaba folio」について
    • ・実習・研修などの支援を目的として開発された教育支援システム。レポートや評価が自動的に蓄積されるポートフォリオ・スペースを一人ひとりに提供し、学生のレポート提出や教員によるフィードバック、履修カルテの作成などの学習支援環境を提供します。
    • ・サービスのご利用には、NTTスマートコネクトとのご契約、ご利用料金が必要です。
    • ・「manaba folio」は、NTTスマートコネクトが株式会社朝日ネットからの許諾を受けて利用者ASP (Application Service Provider)タイプで提供します。
    • ・「manaba folio」は、株式会社朝日ネットの登録商標です。

事例の概要

 学生への教育サポートを目的にクラウド型教育支援システム「manaba folio」を導入した皇學館大学様は、運用管理稼働の削減などを目的に学内システムのクラウド化にも着手。各種システムの基盤となるシステムをNTT西日本グループのデータセンターのクラウド(IaaS)に移行することで、サーバー数を削減し、運用管理稼働の削減も実現しました。また、クラウド化に合わせて、学術情報ネットワーク「SINET4」に接続した、広帯域の回線を利用したシステム環境を構築。他大学との連携強化など、今後の大学教育の可能性を広げる情報基盤を手に入れられています。

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システム導入の背景

 皇學館大学様は、教育・研究の充実を目的に、平成16年に基幹システムや教務系システムなどを全面的に更改し、システム環境の強化を図ってきました。そうした中で重点的に取り組んできたのが、学生への教育サポート機能の強化です。
 折しも、文部科学省から教員養成課程に関する学生の学習状況の把握などを目的にした「履修カルテ」の作成が奨励されたこともあり、教員養成課程において、オンラインで出席管理や成績管理などが可能なe-ラーニングプラットフォームを導入。授業資料の事前配布や質疑応答などを学生と教員で行うなど、授業サポートの一環として活用されていました。

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皇學館大学様の課題

サーバー数の増加で、運用管理の稼働が増えて課題に

 皇學館大学様では、NTT西日本において構築した平成16年のシステム更改から数年が経ち、新たな学部・学科の設置などに伴い、サーバー数が増加。設置スペースが手狭になっていたほか、システム運用管理の稼働が増大し課題となっていました。
 情報担当課長の前田和宏氏は「当時は、サーバー数が増えた一方で担当職員が減少し運用管理面で負担が増えていたほか、設置スペースの問題、空調のための光熱費などコスト面の問題もあり、サーバーを外部に委託したいと思っていました」と語ります。
 運用管理の難しさは、e-ラーニングプラットフォームでも同様でした。当時利用していたプラットフォームはオープンソース型のソフトで、トラブルが発生した場合の問い合わせ先もなく、活用が広がるにつれてシステム管理者の負担が増大していました。そこでNTT西日本がオンプレミスで構築したサーバー群をクラウドへ移行する検討を開始。しかし、個人情報やシステム情報を外部に出すことで情報セキュリティー面の懸念が強くありました。

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NTT西日本の提案

SINET4接続でセキュリティーを確保したクラウドシステムを提案

 こうしたクラウド利用時のセキュリティーへの懸念に対し、NTT西日本は、自社グループのデータセンターにおいて大学・研究機関のための学術情報ネットワーク「SINET4」への接続が容易となっているメリットを活かし、大学・研究機関だけが利用でき、高速な回線であるSINET4をアクセス回線として利用することで、セキュリティーを確保することを提案。さらにクラウドへの段階的な移行として、まずネットワーク情報などを中心にした基盤システム(サーバー)をIaaSとしてクラウド化するとともに、システム運用管理についてもNTT西日本グループで一元的に行うことを提案しました。
 また、e-ラーニングプラットフォームの課題についても、ソフトウエアベンダーと連携し、保守体制の整った教育支援システム「manaba folio」への移行と、ログイン時の認証システムの提供を行いました。

システムの概要

 データセンターにクラウド基盤(IaaS)を構築するとともに、今回、「SINET4」に接続することで、大学とデータセンター間でセキュリティーが確保された広帯域な通信環境を確保しています。

  • システム構成図
  • manaba folio 利用イメージ
  • 皇學館大学様の「manaba folio」ログイン画面
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システム導入の効果

1. システム運用管理稼働やコストを削減

サーバー類のクラウド化で、機器のメンテナンス、データバックアップなど、システム担当者の運用管理稼働が大幅に削減されたほか、スペースの問題も解消した。また、光熱費などのランニングコストも削減でき、サーバー機器更改などのコストも不要になった。

「manaba folio」の画面を操作する大学職員。保守体制がしっかりした「manaba folio」の導入で安定した運用が実現している2.「manaba folio」導入で安心して利用できる環境に

保守体制の整った教育支援システム「manaba folio」への移行で、ベンダーへ問い合わせることもでき、安心して利用できる環境が実現。

3.他大学連携の促進など、将来を見据えた“情報基盤”が実現

今回、まずは基幹系システムなどを運用する際の基盤となる認証システムをクラウド化。今後、さらなるクラウド化が可能な光クラウドと、SINET4と結ばれる高速回線を導入したことで、他大学との連携など゛に欠かせない“情報基盤”が実現した。

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お客様の声

「クラウドのアクセス回線としてSINET4に接続できたことの意義は大きいです」

写真:前田 和宏氏

 学内でクラウド化を検討していた時期だったので、NTT西日本の提案はとてもありがたかったですね。技術者の確保が難しい中、運用管理をNTT西日本に任せられるので助かっています。サーバーなどのハードを所有していると、5年に一度くらいは更改しなければならず、その都度、データ移行の作業や更改費用が発生していたので、運用管理面はもちろん、コスト面もとても削減できています。
 また、学術基盤ネットワークであるSINET4と接続できたことの意義は大きいですね。現在、大学は産学連携など、より地域に密着した存在になることが求められており、他大学との連携もますます重要になります。その意味でも「SINET4」に接続しておけば安心という思いはありました。
 しかも、NTT西日本グループは広帯域の検証環境を準備してくれたので、スピードの確保を確認できたこともさらなる安心につながりました。大学が扱う情報は、今後増えていくことはあっても減ることはないですから、広帯域の回線を確保できたことはとても重要だと考えています。
 学生への教育的観点からも、今後もICT環境の充実を図っていきたいと思っています。そのためにも、これからもNTT西日本の積極的な提案とサポートに期待しています。

「『manaba folio』の利用で、学生の“主体的な学び”が実現しています」

写真:齋藤 平氏

 「manaba folio」の導入で、学生は学内外を問わず、システム上から講義資料の確認やレポート提出、成績照会などを行うことができるようになり、また、それらが蓄積されていくことで“自らの学び”を振り返り、課題や成長を実感しているようです。教員も講義時間以外でもシステムからレポートの確認や学生へのアドバイスを送ることができるなど、教育上のコミュニケーションにとても有用で、現在は教員養成課程以外の授業でも活用しています。
 最近の大学では、必要な知識については事前に学生側で自習し、授業では知識を前提にした具体的な課題やその解決策について話し合う「反転授業」という手法を用いたアクティブ・ラーニングの取り組みが広がっています。その知識部分をサポートする機能として「manaba folio」は有用ですね。学生は準備が大変でしょうが、学生の“主体的な学び”につながっています。また、ポートフォリオ機能で「普段の授業でどのような力がついたのか」を客観的に理解できることは就職活動の際にも役立つと考えています。
 「manaba folio」の運用を開始してから2年。トラブルもなく安心で、フォローもしっかりしています。特にユーザー対象の活用セミナーでは、他大学の活用状況も学ぶことができるのでとても参考になっています。

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  • ・サービス導入効果は、ご利用者様の声に基づくものであり、お客様のご利用状況により、効果は異なります。
  • ・本ホームページの内容は、NTT西日本エリア(富山県、岐阜県、静岡県以西の30府県)のものです。
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本内容は2014年3月24日に掲載いたしました。
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