西日本電信電話株式会社(以下NTT西日本、本社:大阪府大阪市中央区、代表取締役社長:村尾 和俊)および株式会社ブリックス(以下ブリックス、本社:東京都新宿区、代表取締役:寺田 崇)は、近年増加している外国人観光客向けの接客に課題をもつ商店街店舗に対して、心斎橋筋商店街振興組合(大阪府大阪市中央区、理事長:竹田 行彦)と連携し、タッチパネルで簡易に三者間での通話※1を実現するフォトフレーム型電話アダプター「Photoplus」(情報機器)※2の電話通訳サービス向け新機能提供を通じた共同トライアルを平成24年9月20日より開始します。 |
※1 |
三者通話を行うには同時に2回線分を利用できる電話サービスまたは電話2回線分の契約が必要です。 |
※2 |
本商品を利用する場合は、現在ご利用中の電話機との接続が必要です。 |
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1.背景 |
平成23年3月を契機に一時は減少した訪日外客数も、諸々の不安材料の払拭により着実に回復してきており、平成24年7月期の訪日外客数は約85万人と、過去最高であった平成22年7月期に次ぐ2番目の外客数を記録しました。特に、中国からの外客数は平成22年と比較して23.6%の伸び率を記録しています。 中国からの外客数の増加を受け、心斎橋筋商店街においても中国語への対応が大きな課題となっています。 |
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出典:日本政府観光局(JNTO)訪日外客数 (2012年7月推計値) |
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2.トライアルの概要 |
本共同トライアルは、中国の祝日であり多くの中国人観光客が来日する国慶節の期間に合わせ、新ファームウェアを搭載した「Photoplus」を活用して、ブリックスが提供する電話通訳サービスを心斎橋筋商店街の店舗でご利用いただくものです。
これを通して、NTT西日本は課題の解決に寄与する新ファームウェアの商用化に向けた技術的、およびビジネス的検証を行います。 |
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実施期間:平成24年9月20日〜平成24年10月19日(30日間) |
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実施エリア:心斎橋筋商店街(大阪府大阪市中央区) |
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トライアル参加店舗数:約15店舗 |
*トライアルの実施イメージについては【別紙】参照 |
3.トライアルにおける各団体の役割 |
<NTT西日本> 電話通訳サービス向けに、外国人観光客が来店された、もしくは外から店舗にお電話されてきた時でも簡単なタッチ操作で迷うことなく通訳コールセンターにつなげる新ファームウェアを先行提供します。 これまでも、タッチパネルの操作だけで簡易に三者間通話を実現できる「Photoplus」を、振り込め詐欺防止の利用シーンでご提供してまいりましたが、電話通訳サービスと組み合わせることで、フレッツ光(インターネット接続サービス)+ひかり電話(電話サービス)+三者間通話機能の新たな活用方法の提供をめざしてまいります。 |
<ブリックス> 「Photoplus」を通じて、24時間365日、5ヶ国語対応(英語/中国語/韓国語/ポルトガル語/スペイン語)の電話通訳サービスを提供します。 |
<心斎橋筋商店街振興組合>
国慶節に合わせて実施する「熱烈歓迎心斎橋」キャンペーンの一環として本トライアルを推進します。 |
4.今後の予定 |
本共同トライアルで得られた知見を活かして、商用化に向け新ファームウェアの改善に努めると共に、同様の課題でお悩みの店舗に対して、電話通訳サービスと組み合わせた「Photoplus」の活用をご提案してまいります。 |