NTT西日本では、企業等向けに提供している、NGN広域イーサネットサービス「ビジネスイーサ ワイド」の新たな端末設備監視サービス「LAN/WANモニタ」(以下、本サービス)を平成20年8月1日(金)から提供開始します。 |
1.背景 |
 | 高度化・大容量化が進展している企業ネットワークにおいて、ネットワークや通信機器の故障発生はビジネスに甚大な影響を与えることから、迅速な故障発生箇所の切り分けや早期故障回復に向けた対策が急務となっております。
その対策の一つとして、NMS※1などのネットワーク監視ツールの導入が進展しておりますが、お客様にとっては専用の監視装置や回線の導入、および監視保守要員の確保が課題となっています。
そこで、お客様のネットワーク監視を行いたいというご要望にお応えするため、新たな監視用装置や監視用回線が不要で、ネットワークとお客様端末機器の一元監視が可能な本サービスを提供することとしました。
※1 |
「NMS(Network Management System)」:LANなどのネットワークにおいてネットワークの管理を行うためのハードウェア・ソフトウェアの総称 |
|
2.サービス概要 |
 | 本サービスは、ビジネスイーサ ワイド網内からお客様ネットワーク(LAN)の端末機器(ネットワーク機器、サーバ機器等)の監視を行うサービスです。新たな監視装置や監視用回線を必要としない「手軽なネットワーク機器監視」機能を提供します。
具体的には、ネットワーク側(回線側)からお客様LAN内の端末機器の常時自動監視を行い、端末機器の稼働状態をWeb上で表示するとともに、端末機器の故障検知時に必要に応じてメール等でお客様に通知するサービスです。また、お客様任意の設定により、監視対象とする端末機器の登録や、監視項目等を設定・変更することができます。
<サービスイメージ(概要図)>
別紙1 参照 |
3.特長 |
 | (1)ネットワークと端末機器の一元管理と充実したシステム監視 |
|  | 通常、故障発生時には通信キャリアや機器ベンダへ、お客様が自ら申告や復旧作業を依頼することになり、膨大な時間と手間がかかります。本サービスのご利用により、ネットワークと機器の常時監視が一元的に行え、故障区間の迅速な特定が可能となります。
また、ネットワーク機器やサーバ機器等の性能測定やアプリケーションのレスポンス測定も可能であるため、総合的なシステム監視が実現でき、お客様の設備更改計画や運用稼働軽減にお役立ていただけます。 |
 |
(2)システム監視機能を手軽に導入 |
|  | ビジネスイーサ ワイド網内からお客様端末機器への監視を行いますので、新たな監視用機器や監視用回線等を必要とせず、手軽にシステム監視機能を導入することが可能です。 |
 |
(3)お客様のシステム機器構成に応じたプランの選択 |
|  | お客様の拠点内のシステム機器構成に応じて、pingによる稼働監視機能を提供するベーシックプランとインタフェース等の監視および性能測定機能をセットにしたアドバンスプランの2種類のプランから選択できるよう準備しました。 |
 |
(4)簡易な監視条件設定と故障・回復情報の閲覧、通知 |
|  | 端末機器の監視箇所、監視項目、監視間隔、および故障通知先等の設定内容を、ポータルWeb画面にてお客様ご自身で簡易に設定/変更することができるとともに、監視・測定状況も閲覧することができます。
また、故障発生時にはリアルタイムにメールで故障情報を通知しますので、故障切り分けの稼働削減や効率的な故障復旧対応に誘導することが可能です。 |