NTT西日本では、お客様に安定した通信サービスをご提供するために、これまでも通信設備工事の品質・安全等の維持向上に向け取り組んでまいりましたが、この度、「お客様の視点に立った工事」、「コンプライアンスを重視した工事」の推進を図り、お客様に更に安心していただける設備工事の実施について取り組んでまいります。 |
1.背景 |
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NTT西日本では、工事品質・安全等の維持向上に向け取り組んでまいりましたが、昨今電柱の建替工事において、事前の届出書と異なる工事を行い地域住民の皆様と道路管理者様に大変なご迷惑をおかけする事例が発生いたしました。
本件はあってはならない行為であり、事態を厳粛に受け止め、NTT西日本グループと工事委託会社をあげて再発防止に取り組み、地域住民の皆様のご理解を得られる「安心・安全」な工事体制等を構築し、信頼回復に努める所存でございます。 |
2.具体的な取り組み内容 |
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(1)これまでの主な取り組み内容 【別紙1】 |
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工事の際の危険予知活動(KY活動)を推進し、設備品質・安全重視の工事体制による設備事故・人身事故の防止に努めてきました。 |
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平成18年7月には、工事設計品質、施工品質及び個人情報保護に対する徹底した取り組みを行うための「工事品質向上ガイドライン」を制定し、推進してきました。 |
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(2)今後強化していく取り組み内容 |
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前項の取り組みに加え、お客様に安心して頂ける工事を推進し、お客様の視点に立ったコンプライアンス重視の工事体制に取り組んでまいります。
なお、今年度内を「きっちり工事運動(KK運動)」期間と位置付け、NTT西日本と工事委託会社が一体となって運動を推進します。 |
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お客様に安心して頂ける「きっちり工事運動(KK運動)」の推進について |
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<1>マニュアル等へのコンプライアンス事項等の盛り込み |
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今後、高齢化により技術者が減少していく中、経験や暗黙知となっている注意事項の工事マニュアルへの明文化や、工事規格書への関連法令条項の記載等、技術の継承とコンプライアンス遵守の徹底を図っていきます。 |
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コンプライアンスを重視した工事の推進〔コンプライアンス確保活動(CK活動)〕 【別紙2】 |
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今までは、工事前・工事中・工事後において、設備品質・安全に関する危険予知活動を行い、危険回避を図ってまいりましたが、更にお客様視点に立った工事の評価とコンプライアンス遵守を目的として、コンプライアンス確保活動に取り組みます。
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ア. |
設計・施工指示時に、設計図等へお客様視点に立ったコンプライアンス遵守事項を明記することで、施工者への注意喚起を図ります。 |
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イ. |
工事現場では、施工前に、設計・施工指示時での注意喚起事項・コンプライアンス遵守事項及びお客様視点に立った問題点・注意点について確認した上で工事に着手します。 |
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ウ. |
工事終了時は、工事の状態をお客様目線で評価するとともに、コンプライアンス遵守事項の確実な実施について確認と記録を行います。 |
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<3>お客様からのご意見等受付窓口の設置 【別紙3】 |
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お客様のご意見・ご要望等につきましては、「お客様相談センタ」により対応させて頂いておりますが、工事に関するお客様のご意見・ご要望等を承り、迅速な対応に努めるため、NTT西日本各支店に「工事問合せ受付センタ」(仮称)を設置いたします。 |
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<4>工事担当者の育成 |
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お客様に安心して頂ける工事の推進に向け、工事担当者の育成を強化します。 |
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(3)開始時期 |
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「きっちり工事運動」については、9月18日からNTT西日本と工事委託会社が一体となって運動を開始します。
なお、具体的な取り組みについては、準備が整い次第、順次開始します。 |