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平成17年12月16日


時報サービス「117」番の「うるう秒」調整の実施について

〜平成18年元旦は午前9時直前の100秒間の秒音が長くなる!〜


 NTT西日本およびNTT東日本では、時報サービス「117」番について、平成18年1月1日(日)午前8時58分20秒から100分の1秒ずつ秒音の間隔を長くすることで、「うるう秒」の調整を実施します。


1.経緯
 日本標準時の維持・通報を実施している独立行政法人情報通信研究機構は、平成18年1月1日(日)午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に「8時59分60秒」を挿入し、「うるう秒」の調整を行います。
 それに伴い、NTT西日本およびNTT東日本の時報サービス「117」番においても「うるう秒」の調整を実施します。
 なお、「うるう秒」の調整は、昭和47年7月1日に第1回の調整を行い、今回で23回目の実施となります。(前回の「うるう秒」の調整は、7年前の平成11年1月1日に実施。)


2.調整方法
 調整にあたっては、お客さまが時報サービス「117」番を聞かれた時に自然な形となるように、平成18年1月1日(日)、午前8時58分20秒から午前9時00分00秒までの100秒間に時報サービス「117」番の秒音を100分の1秒ずつ長くして、時刻を1秒遅らせ、午前9時ちょうどに日本標準時に合うようにします。
 なお、過去の「うるう秒」の調整についても、今回と同様の方法で調整してきました。
 

【時報サービス「117」番について】
 時報サービスは、昭和30年6月10日に「時の記念日」を期して、東京で試行サービスとしてスタートし、本年6月にサービス開始から50年を迎えました。当初は、地域により番号が異なっていましたが、昭和39年3月から「117」番に全国統一し、正確な時刻を手軽にかつスピーディーに確認できるサービスとして長年親しまれ、多くのお客さまにご利用いただいております。


(参考) 「うるう秒」による時刻の微調整とは
 かつて、時刻を決めるためには、地球の公転・自転に基づく天文時が使われていましたが、現在では、原子の振動を利用した原子時計をもとに決められるようになり、非常に高精度なものとなっています。このため、逆に天文時に基づく時刻との間でずれが生じるようになりました。
 そこで、原子時計に基づく時刻を天文時と0.9秒以上ずれないように調整を行った時刻を世界の標準時として使うことにしています。今回の「うるう秒」の調整も、地球の公転・自転に基づく時刻とのずれが0.9秒に近づいたために行われるものです。


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