News Release

平成16年6月29日


企業向けネットワークサービスにおける
付加価値サービスの提供について



 NTT西日本は、企業向けネットワークサービスとして「ワイドLANプラス」「アーバンイーサ」「フラットイーサ」を提供しておりますが、リアルタイム通信が必要なアプリケーションの利用増加などにより「品質の高い広域イーサを利用したい」、また「運用管理の負担を軽減したい」というお客さまのご要望にお応えするために、「サービス品質保証(SLA: Service Level Agreement)」に「伝送遅延時間SLA」の項目を追加するともに、「トラヒックレポート」「インライン監視」の提供を開始いたします。


1. 「サービス品質保証(SLA)」の「伝送遅延時間SLA」の追加について

(1)サービスの概要
 現在、NTT西日本がお客様にサービス品質を保証するサービスである「サービス品質保証(SLA)」として「故障回復時間SLA※1」を提供しておりますが、ネットワークの更なる高い信頼性ニーズにお応えするため伝送遅延時間に対する品質保証を行う「伝送遅延時間SLA」の項目を追加します。具体的には、伝送遅延時間に基準値を設け、月間の平均伝送遅延時間がその基準値を超えた場合に、該当サービスを契約している全てのお客さまに対して一定率の料金を返還いたします。
 (月間の平均伝送遅延時間の実績値については翌月にWeb上でご確認いただけます。)
 なお、SLAを適用するにあたっては、新たなお申し込みおよび追加料金は不要です。
※1: 故障回復時間SLAについては【別紙1】を参照願います。

【伝送遅延時間SLA規定範囲】
 伝送遅延時間SLA規定範囲は「アクセス区間」を除く「中継区間」となります。
  【伝送遅延時間SLA規定範囲】

(2)返還料金
 伝送遅延時間(弊社が指定する収容局装置間におけるイーサネットフレームの往復に要する時間)の月間平均値が10ミリ秒を超えた場合に、該当サービスを契約している全てのお客さまに対して返還対象月額料金の3%を返還いたします。
(2)返還料金


2.「トラヒックレポート」の提供について

(1)サービス概要
 お客さまのご利用回線ごとのトラヒックの変動状況をグラフ化し、拠点単位のサービス利用状況を日・週・月・年の単位でWeb上で表示等ができるサービスです。
 本サービスにより、ご利用回線のトラヒック状況の把握が容易となり、ネットワークを拡張・再構築する際の基礎データとしてお役立ていただけます。
 なお、本サービスの基本機能のご利用にあたっては、追加料金は不要ですが、お客様からのお申し込みは必要です。
 また、メール通知機能等の追加機能のご利用にあたっては、新たなお申し込みおよび追加料金が必要となります。
* トラヒックレポートの表示イメージは【別紙2】を参照願います。

(2)サービス内容及び提供料金
(2)サービス内容及び提供料金
* 工事料は無料です。


3.「インライン監視」の提供について

(1)サービス概要
 ネットワークに接続されているお客さまのLAN機器(ルータ等)のうち、NTT西日本のネットワークに最も近い機器をアクセス回線経由で常時監視し、お客様に対して迅速な故障通知を行うとともに故障区間の切り分けを行います。
 本サービスのご利用により、故障把握及び故障区間の切り分けの迅速化を図ることができるため、ネットワーク運用負担の軽減にお役立ていただけます。
 なお、本サービスのご利用には新たなお申し込みおよび追加料金が必要となります。

(2)提供料金
(2)提供料金
* 工事料はお客さまの工事ごとに異なる場合がありますので弊社営業担当者へご相談下さい。


4.提供開始時期

 平成16年7月1日(木)
(伝送遅延時間SLAの実績値については、平成16年7月より測定開始、翌月8月から提供いたします。)


5.お申し込み、お問い合わせ

 提供開始にあわせて、お申し込みの受付を開始しますので、弊社営業担当者にお問い合わせ下さい。



【別紙1】「故障回復時間SLA」について
【別紙2】トラヒックレポート Web表示イメージ


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