News Release

平成16年4月15日


「SSL−VPNソリューション」の提供開始について


〜情報を暗号化し、安心・安全なリモートアクセスを
実現するインターネットVPN※1


 NTT西日本では、企業や自治体向けに、高まるセキュリティ対策のニーズに対応し、安心・安全なリモートアクセス環境を容易に実現する「SSL−VPNソリューション」を平成16年4月19日(月)から提供開始します。
 本ソリューションは、「N.prosol(エヌプロソル)」(別紙1別紙2)のメニューの一つであるインターネットVPNソリューションの新しいラインアップであり、SSL※2を利用することで、強固なセキュリティを実現するほか、センタ側にSSL−VPN機器を設置するだけで、クライアント側の端末にはソフトウェアのインストールや複雑な設定変更が不要なため、セキュアなリモートアクセス環境を誰でも簡単に利用することができます。


1.背景
 現在、ブロードバンドやモバイルの環境整備が急速に進展する中、企業や自治体においては、他の会社などとの共同プロジェクトへの参画や長期出張など、社外で業務を行うケースが増えており、社外の勤務先や滞在先からインターネットを利用して社内ネットワークにアクセスし、重要データのやり取りや電子メールの確認などさまざまな業務を行うことで、利便性と生産性の向上を図りたいというニーズが顕在化しています。
 また、不正アクセスなどセキュリティ被害が増加する中、情報保護の観点から安心・安全なリモートアクセスを実現するネットワーク環境の必然性が高まっており、NTT西日本では、このようなニーズに対応するため、高セキュリティで利便性の高いリモートアクセス環境を実現する新たなソリューションの開発を進めてきました。


2.ソリューションの概要、特長
 本ソリューションは、SSL−VPN機器およびBフレッツなどのブロードバンドアクセス回線の提供から、工事、保守までをオールインワンでパッケージ化しており、お客さまのビジネスシーンにあわせてスピーディーに提供します。

(1)高いセキュリティを実現
 SSLを利用し、やり取りするデータを暗号化することで、あたかも専用線のようなネットワーク環境を実現し、データの「盗聴」や「なりすまし」「改ざん」などのさまざまなセキュリティ障害を防止できるようになります。
 また、リモートアクセスできるユーザの条件を細かく設定できるので、第三者による不正アクセスを未然に防止でき、セキュリティの高いリモートアクセス環境を提供します。

(2)複雑な設定が不要で誰でも簡単に利用可能
 インターネット環境さえあれば、センタ側にSSL−VPN機器を設置するだけで、クライアント側の端末には、VPNソフトのインストールや複雑な設定変更などを行うことなく、一般のWebブラウザを使って誰でも簡単に利用することができ、トータルでの運用管理コストを削減することができます。

(3)スピーディーかつ低コストに提供
 本ソリューションは、機器やブロードバンド回線の提供から工事、保守までをあらかじめパッケージ化したソリューションであるため、設計から導入までの期間を大幅に短縮でき、スピーディーかつ低コストで最適なネットワーク環境を構築することができます。また、既存のネットワーク機器やプロバイダーについては、機器交換や大幅な設定変更などが不要であるため、導入コストを最小限に抑えることができます。


3.提供開始日
 平成16年4月19日(月)


4.概算費用
 約100万円〜
25ライセンスの場合の機器代金および設定費、工事費の合計です。
(回線、プロバイダーに関する費用および保守費は含んでおりません。)



※1 インターネットVPN:
 インターネットを通信ネットワークの仮想専用網(VPN)として利用する技術で、利用者はネットワークを意識することなく、セキュリティの行き届いたプライベートネットワークを利用することができる。
※2 SSL(セキュアソケットレイヤ):
 IP−Secと並ぶ代表的な暗号化技術の一つであり、インターネット上でのクレジット決済や個人情報の登録などに広く利用されている。



(別紙1) prosol(プロソル)シリーズのソリューション体系
(別紙2) 「N.prosol:エヌプロソル」 ソリューションラインアップ
(別紙3) SSL−VPN利用イメージ


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