(報道発表資料)

2004年3月9日
株式会社東急文化村
東日本電信電話株式会社
西日本電信電話株式会社


「Bunkamura on フレッツ」に関する共同取組について



 株式会社東急文化村(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:清水仁、以下東急文化村)及び東日本電信電話株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:三浦惺、以下NTT東日本)、西日本電信電話株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:上野至大、以下NTT西日本)は、東京渋谷の「Bunkamura※1」で公演される演劇などを、NTT東日本・NTT西日本(以下、NTT東西)のブロードバンドアクセスサービス「フレッツシリーズ」をご利用のお客様向けに配信する、「Bunkamura」のブロードバンドコンテンツ「Bunkamura on フレッツ」について共同で推進していくこととなりました。なお、今回の取組は、東急文化村が芸術文化発信の更なるチャレンジを目的に15周年事業として取り組むブロードバンド配信事業です。


1.取組の背景

 現在、ADSLや光サービスなどのブロードバンド環境が急速に普及し、今後は更なる利用シーンの創出と、生活における付加価値の提供を実現する魅力的なコンテンツの早期充実が期待されております。
 このような中、本年9月で15周年を迎える東急文化村は、これまで「器」(全体と各施設)と「モノ」(企画を中心とした有形無形のモノ)と「人」(観客及び来館者)とのトライアングルによるハイクオリティな芸術・文化の提供を常に続けており、今回、このトライアングルをさらに強固にすることを目的にブロードバンド配信事業に取り組むことで、従来では劇場でしか楽しむことが出来なかった舞台やコンサートなどの魅力を、劇場のキャパシティやお住まいの地域といった様々な条件にかかわらず、より多くのお客様に知っていただきたいと考えていました。
 一方、NTT東西は、高品質でセキュアなフレッツ網の特性を活かし、芸術性や話題性の高いコンテンツを配信することでブロードバンドを使ったコンテンツ利用文化を形成したいと考えていました。
 そこで東急文化村とNTT東西の3社は、NTT東西のフレッツユーザ向けに「Bunkamura」で公演される演劇などの良質で魅力的なコンテンツ配信「Bunkamura on フレッツ」を共同で推進することとしました。


2.取組の概要

(1)配信予定コンテンツ
<1>有料配信予定コンテンツ
2004年5月からBunkamuraシアターコクーンで公演される「オイディプス王※2」全編の舞台映像など
上記以外にも「Bunkamura」で行われる様々な演劇や公演などの作品を配信していきます。

<2>無料配信予定コンテンツ
・  「オイディプス王」のメイキング、出演者インタビュー、ダイジェスト映像等
・  Bunkamura「ル・シネマ※3」で上映される映画の監督、出演者等のインタビュー映像やコメンテーターによる映画評論等
・  Bunkamura「ザ・ミュージアム※4」のキュレーターである宮澤氏の解説による展示作品の紹介等

(2)配信開始日
平成16年3月12日より無料コンテンツの配信を開始し、4月下旬を目途に有料コンテンツの配信を開始します。

(3)ご利用いただけるお客様
NTT東西が提供するBフレッツ※5、フレッツ・ADSL※6をご利用のお客様

(4)配信レート
・  500kbps(Windows Media 7以上)
・  1Mbps、3Mbps(Windows MediaTM 9シリーズ※7
コンテンツによっては、エンコードレートが異なる場合がございます。

(5)利用方法
NTT東西「フレッツ・スクウェア」のトップページからご利用いただけます。


3.今後の展開

 NTT東西では、話題性の高い「オイディプス王」や地方公演の公演チケットを抽選でプレゼントするキャンペーン等を実施する予定です。なお、対象となる公演日程、応募要領等、キャンペーンの詳しい情報については、今後下記のホームページ等にてお知らせしてまいります。
 また東急文化村では、「Bunkamura on フレッツ」のみで実施する企画の開発など、あらゆる角度でブロードバンド網を活用し、新たなマーケティング手段として、また直接的な販売手段としてブロードバンド事業を成長させる計画です。

・  「Bunkamura on フレッツ」プロモーションサイト http://www.bunkamura-on-flets.jp
  (平成16年3月10日(水)開設、フレッツシリーズをご利用いただいていない方でも ご覧になれます。)
・  NTT東日本「フレッツ・スクウェア」紹介ページ http://flets.com/square/
・  NTT西日本「フレッツ・スクウェア」紹介ページ http://www.flets-square.info/
・  東急文化村ホームページ http://www.bunkamura.co.jp/


※1)「Bunkamura」
 Bunkamuraは89年に誕生した日本初の大型の複合文化施設で、コンサートホール(音楽)、 劇場(演劇)、美術館(美術)、ミニ・シアター/映画館(映像)の各施設をはじめ、カフェやアート関連ショップなどから構成されています。

※2)「オイディプス王」
 紀元前5世紀頃、ソフォクレスによって書かれ、ギリシャ悲劇の最高傑作と名高い作品で、蜷川幸雄氏が演出するギリシャ悲劇です。悲劇の王オイディプスに、狂言師・野村萬斎、オイディプスの母であり、妻となるイオカステに、麻実れいを迎え、ギリシャ悲劇に関する数々の論文を発表している山形治江の新訳(現代ギリシャ語版に基づく)を得て、音楽は雅楽師・東儀秀樹が手がけています。

※3)「ル・シネマ」
 ル・シネマは、Bunkamuraの映像部門を担う施設です。フランス映画を中心に、芸術性、文化性の高い作品を100本以上公開。近年はフランス映画にこだわらず、ヨーロッパ、アジア、そしてアメリカと各国より話題作を取り揃えています。

※4)「ザ・ミュージアム」
 ザ・ミュージアムは、企画、展示を運営の主体とする美術館です。近代美術の流れに焦点をあてた展覧会を中心に、それまで日本で紹介されることが少なかった作家の個展や海外の著名な美術館の名品展など、テーマ性・先見性・話題性を持った展覧会を開催しています。

※5)「Bフレッツ」
 NTT東西が提供する通信速度が最大100Mbps(上り・下り)のベストエフォート型のネットワークサービス。光ファイバーを利用していることからADSLよりも高品質で安定した接続が可能です。音楽や画像などの大容量データの読み込みがスムーズで、高画質動画による双方向コミュニケーションも楽しめます。

※6)「フレッツ・ADSL」
 NTT東西が提供する通信速度が最大概ね40Mbps(下り)、24Mbps(下り)、12Mbps(下り)、8Mbps(下り)または1.5Mbps(下り)のベストエフォート型のネットワークサービス。加入電話回線をそのままアクセスラインとして利用して高速インターネットを楽しむことができます。

※7)「Windows MediaTM 9」
 Windows MediaTM 9 シリーズは、マイクロソフト社が提供する、デジタルコンテンツの再生、配信、制作、著作権保護ができる次世代デジタルプラットフォームです。
* Microsoft、Windows、Windows Mediaは、米国MicrosoftCorporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
* Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。



「Bunkamura on フレッツ」トップページ
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NTT西日本、NTT東日本で実際の画面が異なる場合もあります。
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「フレッツ・スクウェア」トップページ
(NTT東日本)
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「Bunkamura on フレッツ」ロゴ
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