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 「2007年から開始した『モノ造 り革新』は、生産・開発・購買を横断す る全社的な構造改革活動。良いもの を安く造る.ため、私たちの規模でで きることは何かを考えた末の答えでし た」と同社広報本部本部長の工藤秀 俊氏は語る。  1 0年前の当時も世間ではハイブリッ ド車や電気自動車などへの関心が高 かったが、マツダは内燃機関にこだわり 続けることを選択。それには理由があ る。「内燃機関には、まだ改良の余地が 残されていますし、2020年の段階 でもクルマのパワートレーンにおける内 燃機関の割合は9割程度だといわれ ています。内燃機関を熟成させること が、環境にも優しく、クルマに乗る人に より大きな恩恵を受け取ってもらえる やり方だと考えたのです」(工藤氏)  この「モノ造り革新」で生まれたクル マが、日本カー・オブ・ザ・イヤーを2年 連続で受賞(2014 ― 2015、 2 0 1 5 ― 2 0 1 6 )、さらに、  幼いころZ o o m ― Z o o m( ブー ブー).と言いながらおもちゃのクルマ で楽しく遊んだ、あの 気持ちを呼び起こし、 クルマに触れる全ての 人の心をときめかせ る。そんな「走る歓び」 をブランドエッセンスと して掲げているマツダ 株式会社。  戦後、驚異的な復興 を遂げた広島で育まれ たチャレンジ精神は、今 なお色あせない。誰も が無理、難しいと思う ことにあえて挑戦し続 ける。そうやって「走る 歓び」をもたらすクルマ を造り続けるため、同 社は今、「モノ造り革 新」に取り組んでいる。 2016年3月には賞設立後初とな るワールド・カー・オブ・ザ・イヤーと ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イ ヤーのダブル受賞を果たすなど、国内 外での高い評価へとつながっていく。  なぜ、マツダのクルマは高い評価を受 けるのか。そこには、「人間中心」という 考え方がある。「2001年にブラン ドエッセンスビデオを制作し、その中で 『我々は退屈なクルマを造らない。走る 歓びを与えるブランドだ』ということ を徹底周知しました。自分たちが何の ためにクルマを造っているのかを再確 認したのです」と工藤氏は語る。  こんな話がある。マツダ ロードス ターは、数値を追い求めず、商品進化 の方向性を「感(kan)」へとシフト。つま り、最大馬力や燃費などではなく、ド ライバーがいかに楽しめるかといった むからこそ、マツダのクルマを長く深く 愛してくれるお客様が増えていくので しょう」(工藤氏)  「私たちはクルマをこよなく愛して います」という言葉で始まるマツダの コーポレートビジョン。創業100周 年となる2020年以降も、マツダは クルマを、ステークホルダーを愛し続 け、「走る歓び」を伝えるべく、自分た ちの信じる道を進んでいくだろう。 感性に訴えかけるというわけだ。これ は、「人間中心」という考えの最たるも のといえる。  ドライバーの感性重視は、マツダの 取り組みの特長だ。「Be a driver. Experience」と銘打たれた体験会 は、開発陣がどのような思いでクルマ を造っているかをドライバーに伝え、 「走る歓び」を実感してもらう場とし て、人気を博している。  日本企業の中でもトップレベルの SNSエンゲージメント率を誇るマツ ダ。体験会などのリアルイベントとネッ ト上でのファンとの交流が、まさにクル マの両輪となって、その企業姿勢をより 深く理解してもらう支えとなっている。  「そうした活動を通じて、誠実にク ルマ造りに取り組んでいることを伝え ることが重要です。クルマ造りをはじ め、全ての中心に人.を据えて取り組 「モノ造り革新」で 良いものを安く クルマ造りに込められた 「人間中心」の考え方 リアルとバーチャルの両輪で 企業姿勢への共感を呼ぶ 【創 業】1920年 【代表者】代表取締役 社長兼CEO 小飼 雅道 【本社】広島県安芸郡府中町新地3番1号 企業プロフィール 顧客からの 熱い支持について探る 巻頭特集 あの企業が 愛される理由 マツダ株式会社 “人”へのこだわりが 深く愛してくれる ファンを生む。 イルムス フォトフレーム・ DENPO 電報台紙料金2,500円(税抜) +電報(メッセージ)料 ● 商品コード/横:476、縦:477 ● サイズ/フォトフレーム:      縦13.5cm×横17.5cm×      奥行き(スタンド使用時)      5.8cm スエード調フレームにラ インストーンをあしらった イルムスのオリジナルフォトフレームです。 ハガキまたはL判サイズの写真を飾れるの で、共に思い出を重ねていきたいお客様に 送ってみてはいかがでしょう。  2年連続で日本カー・オブ・ザ・イヤーを受 賞した際には、多くのお祝いメッセージを電報 でいただきました。自分たちの功績を特別に たたえてもらえて、とてもうれしかったです ね。そうした経験を踏まえて言えば、電報は、 法人格の心.を伝える手段として、非常に有 用なのではないかと思います。  私個人の考えですが、ディーラーで購入し たクルマの車検のお知らせに加え、電報で「愛 車の誕生日おめでとうございます」というメッ セージをもらえば、オーナー様はすごく感動 されるのではないでしょうか。  クルマは販売したら終わりではなく、そこか らオーナー様との長いお付き合いが始まりま す。密接なリレーションを続ける手段として、 電報は面白いツールになるかもしれませんね。 電報をもらったときの喜びは格別 企業対企業のやりとりに非常に効く! わが社なら電報.をこう使う! 「電報は法人格の“心”を伝える ツールとして有効でしょうね」と 語る工藤氏 言葉に添える電報台紙 3  vol.17  vol.17 2