今年度も ご 愛顧賜 り 、 　　　　あ り が と う ご ざ い ま し た 。 特 に 、新 し い 仕様 に つ い て ご 相談 い た だ け た お か げ で 、弊社 に と っ て も 新 し い チ ャ レ ン ジ と な り ま し た 。 こ れ か ら も技術力 を 磨き 、 御社 の 期待 に 応え ら れ る よ う に 努 め て ま い り ま す 。 次年度も よ ろ し く お 願 い 申 し 上 げ ま す 。 私 が 送 っ た メ ッ セ ー ジ ！ 目 標 達 成 お め で と う！ 誰 も が 諦 め か け て い た 状 況 で 最 後 ま で 諦 め ず に 取 り 組 ん だ 君 を 心 か ら 尊 敬 し ま す 。 こ れ か ら も 、 そ の 意 志 の 強 さ で 、 部 を 引 っ 張 っ て い っ て く だ さ い 。 私 が 送 っ た メ ッ セ ー ジ ！ 　中小規模の部品メーカーの社長である 私が、昨年の1月、取引先のメーカーB 社に部品の納品に伺ったときのこと。打 ち合わせをしていると、担当者の上司で ある役員の方が来られ、感謝の言葉をい ただきました。今年度、同社の新規事業 に合わせて新しい部品を開発したことへ のお礼でした。しかし、その思いはこちら も同じ。新規受注につながっただけでな く、わが社にとっても技術の向上につな がったからです。 　例年、年度末の3月には引き続きのご 愛顧をお願いするため、取引先に伺って いるのですが、今回の役員の方からのお 礼の言葉を受け、「例年以上にご愛顧に 感謝したい」との思いが高まりました。 　帰社後、私たちの思いを伝える良い方 法はないかと考えていたとき、社員が提 案してくれたのが電報でした。最近の電 報はメッセージを伝えるだけでなく、台 紙も様々で「手紙以上に印象に残る」と 聞き、取引先の担当者と役員に送ること にしたのです。 　そして3月末。電報を送った後、例年 通りに納品のタイミングでごあいさつに 伺ったところ、オフィスには役員の方の姿 が。そして「電報ありがとう。台紙もステ キだったので、今もデスクに置いています」 との言葉をいただきました。その後、電 報の話題がはずみ、これまで接点の少な かった役員の方との距離が縮まっていくの を感じました。 　その後も、その取引先からは何度も新 しいご注文をいただき、わが社の技術力 向上にも大いに役立っています。いつもの 年度末のあいさつを、取引先とのより印 象深い接点に変えてくれた電報。本当に 送って良かったと思います。 【新年度にあたり引き続きのご愛顧をお願いする電報編】 　5年前の年度末のこと。広告代理店で あるわが社の営業部は、重苦しいムード に包まれていました。例年この時期に大 型の発注をくださる企業からの広告依 頼が、社内的な事情で取りやめになって しまったからです。 　その会社の担当だったC君をはじめ、 営業担当者たち が担当顧客に向 け再度提案を行 うも、新たに話 を聞いてくださ るクライアント は少なく、部全 体の売り上げが 営業目標に満たないまま、3月を迎えて しまいました。 　広告を出稿する日程を考えると、日 にちはほとんどありません。「このまま、 目標未達のまま今期を終えてしまうの か…」。営業部長である私も社員たち も、諦めかけていたそのとき、「契約、取っ てきましたー ！！ 」との声。C君が、見事に 別のクライアントから部の営業目標に届 く大型受注を決め、年度目標を達成す ることができたのです。 　後で聞いた話では、自分の担当企業が 原因で部全体の数字が見込めなくなり、 責任を感じたC君は、担当している顧客 全社を訪問して、再度ニーズを確認。ニー ズにあった広告展開を提案することで、 見事に年度内の受注に成功し、部の営業 目標に貢献してくれたとのことでした。 　そんな彼のがんばりを、何とかたたえ たいと思った私が選んだのが「電報」。以 前、大切なお客様から昇進祝いを電報で いただき、��モノ.に加えて��私のこれまで のがんばり.や��今後への期待.をメッセー ジに込めて、祝ってくださったことを思い 出したからです。 　今ではリーダーとして、部の売り上げ 目標を支える存在に成長してくれた彼 が、私が送った電報をデスクに飾り、今で も「結果だけではなく、諦めずに向かう 姿勢が大切」との思いで仕事に取り組む 姿を見るたびに、私も初心に返ることが できます。 【部下の努力と諦めない姿勢を称える電報編】 11 　SPRING 　SPRING 10