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      今 回 の プ ロ ジ ェ クト を 進 め て い く に あ た り 、 頼 り に な る ビ ジ ネ ス パ ー ト ナ ー と な り 得 る 方 々 と 出 会 え て 心 強 く 存 じ ま す 。 今 後 も 末 永 く 、 一 緒 に 歩 ま せ て い た だ け れ ば 幸 い で す 。       初 受 注 、 お め で と う ! 君 の初 受 注 の お か げ で 、 部 の目 標 も 達 成 で き ま し た 。 新 人 の君 の が ん ば り が 、 先 輩 た ち の奮 起 を 呼 び 起 こ し た の だ と 思 い ま す 。 こ れ か ら の活 躍 に も 期 待 し て い ま す ! 私 が 送 っ た メ ッ セ ー ジ ! 私 が 送 っ た メ ッ セ ー ジ !  あれは、私が独立して会社を立ち上げ てから間もないころ。構想していたプロジェ クトを成功させるには、どうしてもある 企業の技術力が必要でした。  やっとのことで面会の約束を取り付け てプレゼンテーションを行い、「このプロジェ クトを達成するには、御社の技術が必 要不可欠なんで す! 」と熱のこ もった説明を終 え、その場では好 感触を得たもの の、他の多くの会 社からも引っ張りだこの先方に振り向い てもらうには、当社の存在を強く印象付 けるあと一押しが必要だと考えました。  そこで、オフィスへ帰る途中でひらめい たのが「電報」です。というのも、当社の設 立記念パーティーの際、たくさんの祝電を いただいたのですが、パーティーの翌日、あ る招待客からお礼のメッセージが電報で 届き、とても感激したことを思い出した のです。  私はスーツの内ポケットからスマート フォンを取り出し、D -MAILサイト をのぞいてみました。すると、「午後7時 までのお申込みは当日配達」と書いてあ るではありませんか。「これだ!」。そう直 感した私は、その場で申込み手続きを済 ませました。  送ったメッセージの文面は、取り立ててい うほど凝った内容ではありません。それで も、ベンチャー企業の若い経営者である私 が、手軽な電子メールではなく手紙でも ない、フォーマルで、ある意味アナログとも いえる電報を送り、しかも、それがその日 のうちに届いたとあって、先方はとても驚 き、同社の中で当社の存在感が一気に大 きなものになったのだそうです。  そこから話はトントン拍子に進み、プロ ジェクトも無事成功。今では先方と当社の 関係は、互いに欠くことのできない大切な ビジネスパートナーとなっています。 【印象に残る謝意を伝える電報編】  中堅規模の住宅販売メーカーであるわ が社。ここ数年、環境への意識の高い若年 層をターゲットにした販売活動に営業部 一丸となって取り組んでいました。そんな 中、営業部長である私は、ある新入社員 の動きが気になっていました。  非常に真面目な姿勢で営業活動にま い進していた彼は、自分と近い年代のお客 様がメインターゲットということもあり、 お客様の立場をしっかりと考えた親身な 営業を行っていました。将来の夢や様々な 要望をお聞きしながら、価格や住宅ロー ンなどの現実的な相談も受けるために、 情報を集め、知識を身に付けるなどの労 力を惜しまない。そんな努力がひときわ 目立っていたからこそ、「がんばってほしい」 と思っていたのです。  とはいえ、入社1年目に受注するのは難 しいか…と思っていた、年度末が迫る3月 中旬のこと。遂に、彼から初受注の知らせ が!しかも、その受注は、部の販売目標 達成を決定づける1戸にもなったのです。  あのときの彼の受注は、まるで自分のこ とのようにうれしかったのを覚えていま す。そんな彼の受注を祝うにあたって、朝 礼で表彰状でも渡してみるかと思ったも のの、もう少し特別感のあるものはないか と考えたとき、頭に浮かんだのが「電報」 でした。電報という気持ちが形に残るも のを彼に送ることで、初受注の達成感. を忘れないでほしいと考えたからです。  その後、彼は毎年のように販売目標を 達成し、部を引っ張る存在に成長してく れています。あれから数年経った今、「お客 様の立場を考える営業」を実践する彼を 支えているのは、私からの電報だと人づて に聞きました。初心を忘れずに営業に励 む糧にしてくれていると聞き、その喜びは ひとしおです。 【新入社員のやる気を引き出した電報編】 11  SUMMER  SUMMER 10