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第三者意見

第三者意見

東京交通短期大学名誉教授(元学長)、
(社)経営倫理実践研究センター理事・首席研究員
田中 宏司

Profile

1959年中央大学第2法学部卒。1954年〜 90年日本銀行勤務の後、早稲田大学大学院講師等を経て、2002年〜 06年立教大学大学院教授、2008〜13年東京交通短期大学学長、元ISO/SR国内委員会委員、元ISO26000JIS化本格委員会委員等。著書多数。

NTT西日本グループでは、「いつも、あなたの、そばにいる。」という力強いスローガンを継続して掲げ、“ICTを活用して、皆さまの「新たなライフスタイル」を創造する。それが、私たちの使命であり私たちの夢です。”として、CSR活動に取り組み、西日本全域で着実に成果を上げています。

大変優れていると評価できること

第1は、トップコミットメントとして、“「CSR経営」なくして企業としての成長はあり得ない”と明確に宣言していることです。CSR活動について継続している3つの柱である「コンプライアンスの徹底」「安心・安全な社会づくり」「事業を通じた価値創造」に沿って、具体的な指針を明示しています。このトップコミットメントをグループ全体で取り組み、ICTを活用して、“新たな文化”を創造することで人々のお役に立つことを目指していることが明確です。

第2は、CSR活動の考え方を、NTT西日本グループでは、「西日本スピリッツ」と「NTTグループCSR憲章」を基盤にして、CSR活動の3つの柱に対応してわかりやすく図解しています。そのうえで、CSR活動の「視える化」指標として、3つの柱別にさまざまな活動を、テーマ、指標名、主な取り組み実績と、要点を捉えてバランスよく図表にまとめています。こうしてみると、「西日本スピリッツ」を原点にして、“今一度、CSR活動について考える”が組織全体に浸透している実情がよくわかります。

第3は、「安心・安全な社会づくり」に応えるよう高品質で安定した通信サービスを確保するために、全社一丸となって取り組んでいることです。情報化社会を支えるために情報通信インフラは欠かせない存在です。山間部や離島など地域間の格差なく、24時間、365日サービスを継続するため日々努力しています。それだけに「災害対策方針」に基づく、ネットワークの信頼性向上、重要通信の確保、サービスの早期復帰、について具体的に万全の対応をしています。とくに、南海トラフ巨大地震による被災想定エリアを西日本全域として、防災訓練を実施していることは心強い限りです。

第4は、「事業を通じた価値創造」では、まずお客さまに対し基本的な、フレッツ光サービス、ソリューションサービス、クラウドサービスの提供のほか、熊本県と共同で「ICTを活用した高齢者の健康づくり、見守り・生活支援トライアル」を実施していました。このような時代の変化と社会の要請に機敏に対応し、グループの機能を発揮することは素晴らしいことです。その他、事業活動に関わる環境負荷の低減、生物多様性の保全への貢献、障がい者雇用の推進、地域社会活動、次世代育成支援、人材育成などの面で、地道な成果が出ております。

さらなる発展を期待すること

NTT西日本グループは、光サービスを活用して人々の生活スタイルや行動スタイルをデザインして“新たな文化を創造すること”をめざしています。その際には、お客さま、地域社会をはじめステークホルダーとの対話、コミュニケーションの促進やプロジェクトの連携などに、さらなる努力を望みます。

NTT西日本グループは、CSR経営を基軸に据えて、情報通信サービスのインフラを担っているだけに、お客さま・地域社会の安心・安全確保のために全社一丸となっての対応と、社会の持続的な発展に貢献することを大いに期待しています。

第三者意見を受けて

NTT西日本グループでは、2010年度に「今一度、CSR活動について考える」をキーワードに、「NTT西日本グループCSR活動の3つの柱」を構築し、CSR活動の重要性、また、CSR活動そのものが会社としての重要な事業課題であると認識し、各種活動に取り組んでまいりました。

このたび、田中先生からいただいた貴重なご意見等を踏まえ、これまでの取り組みについて検証を行うとともに、社会の持続的発展に貢献できるよう、ICTを活用した、“新たな文化の創造”をめざし、社会的責任の遂行に取り組んでまいります。また、継続的な取り組みとして、コンプライアンスの徹底を図り、社員一人ひとりが誇りと自覚を持ってステークホルダーの皆さまに信頼されるNTT西日本グループをめざしてまいります。最後に、今後の参考のため、本報告書に対する皆さまからの忌憚のないご意見を頂戴できれば幸いです。

西日本電信電話株式会社
総務部 CSR推進室