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NTT西日本グループ CSR報告 2011

第三者意見

第三者意見

東京交通短期大学 学長
田中 宏司

Profile

1959年中央大学法学部卒。1954年〜90年日本銀行勤務の後、早稲田大学大学院講師等を経て、2002年〜06年立教大学大学院教授。経営倫理実践研究センター理事・首席研究員、経済産業省「ISO26000JIS化本委員会」委員等。著書多数。

NTT西日本グループでは、2010年から「今一度、CSR活動について考える」をキーワードに、新たなCSR活動について3つの柱「コンプライアンスの徹底」「安心・安全な社会づくり」「事業を通じた価値創造」を構築し、グループ全体で取り組み期待通りの成果を上げています。

大変優れていると評価できること

第1は、東日本大震災の発生後、西日本エリアでの復旧作業経験を活かして、NTT東日本グループと連携して、復旧支援に全社をあげて取り組んだことです。移動電源車の派遣、ポータブル衛星電話装置や衛星携帯電話端末の持ち込み、特設公衆電話の設置など被災地の通信手段を確保しました。今後、東海・東南海・南海地震などの大規模災害を想定して、万全の備えに注力しています。

第2は、全社員を対象に「企業倫理アンケート」を実施したうえで、社員への企業倫理意識の浸透状況を踏まえて、「コンプライアンスの徹底」に取り組んでいることです。企業倫理委員会の開催、内部統制システムの検証・評価と必要な改善、公正競争条件確保のための研修、人権尊重の啓発研修、情報セキュリティ推進担当の設置などに、地道ながら組織的対応力の向上に取り組んでいます。

第3は、社会から期待されている「安心・安全な社会づくり」に取り組み成果を上げていることです。奄美大島での大規模災害(2010年10月、100年に一度の集中豪雨)における短期間での通信サービスの復旧をはじめ、自衛隊との協働による通信確保訓練の実施(石川、愛媛、香川、福岡および静岡)は、まさにNTT西日本グループによる「備えあれば憂いなし」の取り組みと考えます。

第4は、お客様・地球環境に対する価値創造を柱に「事業を通じた価値創造」に取り組んでいることです。例えば、フレッツ光サービス、ソリューションサービス、クラウドサービスを実施しているほか、「環境グランドデザイン」に基づき、温暖化対策、紙使用量削減、廃棄物最終処分率低減などに取り組み、成果を上げています。

創意工夫を期待すること

第1は、東日本大震災を経験して、社会の人々は一段と「安心・安全」を強く求めています。NTT西日本グループは、人と人とのつながりの基本となる社会インフラである通信ネットワークを提供する企業であるだけに、今後とも高い技術力をベースに万全なサービスを提供できるよう絶え間ない工夫を期待します。

第2は、本年度発行のISO26000は、2012年にはJISになりますので、CSR活動に際してこれらを参考にして、具体的な対象を活動に組み込むことが重要です。

今後とも、さまざまな社会的課題の解決のために、グループで創意工夫して本業を通じて取り組み、持続的に発展されますよう大いに期待しています。

第三者意見を受けて

NTT西日本グループでは、2010年度に「コンプライアンスの徹底」「安心・安全な社会づくり」「事業を通じた価値創造」を3つの柱とした新たな活動方針を定め、具体的には、3つの柱に対応したCSR活動指標を掲げ、社員一人ひとりがCSR活動そのものを重要な事業課題であると認識し取り組んでまいりました。

また、活動取り組みの開示のレベルアップに向けては、活動内容をより詳しくお伝えできるよう従来の冊子版に加え、Webサイトによる報告内容の充実に取り組んでまいりました。

今回、田中先生からいただいた貴重なご意見を踏まえ、取り組みについて検証を行い、さまざまな社会的課題の解決に向け、グループ全体で「安心・安全な社会作り」に努め、持続可能な社会の実現に貢献できる企業グループをめざしてまいります。

最後に、今後の参考のため、本報告書に対する皆様からの忌憚のないご意見を頂戴できれば幸いです。

西日本電信電話株式会社
総務部 CSR推進室

審査 11-2123-1