NTT西日本が考える社会課題とは
日本は今、生産年齢人口の減少や、社会インフラの老朽化、自然災害、サイバー攻撃など多くの社会課題に直面しています。これらの課題はさらに高度化・複雑化することが予想されており、国連は国際社会全体で社会課題の解決に取り組み、より良い将来を実現するために持続可能な開発目標[SDGs]を採択しました。
私たちNTT西日本グループは、ICTを活用して世の中のあらゆる社会課題の解決に貢献する企業でありたいと考えています。AIやIoTなどのテクノロジーや、新たなネットワークが思いもよらない成果や可能性を生み出し、より良い社会を創り出すという夢の実現に向けて皆さまとともに歩んでまいります。
- 1.世界の社会課題…SDGs=「持続可能な開発目標」が示す、世界の社会課題
- 2.日本の社会課題…SDGsからひもとく日本の社会課題と解決へのアプローチ
- 3.社会課題を解決する…イノベーションの創出による豊かな社会づくり
1.世界の社会課題 …SDGs=「持続可能な開発目標」が示す、世界の社会課題
今、私たちが取り組むべき課題とは?
2030年に向けて、世界が合意した「持続可能な開発目標」
2015年に国連で採択された、通称SDGs(エスディージーズ)、「Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標」は、貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、社会的平和など、2030年までに解決すべき世界的な社会課題やその達成点を17の分野に分類したもの。
NTT西日本グループはSDGsに賛同し、社会課題の解決に取り組みます。



2.日本の社会課題 …SDGsからひもとく日本の社会課題と解決へのアプローチ
SDGsでめざすゴールから日本の社会課題をひもとき、それらが近い将来の日本社会に対し、どれほどのインパクトをもたらすのかを金額で示してみました。社会課題の解決によりコストを減らしたり、新たな経済的価値を獲得していくことが必要であると考えます。

解決に欠かせない、デジタルとリアルの相互連関
道路や上下水道のような社会インフラの新設投資額は、2000年頃をピークとして下降の一途を辿る一方、デジタルデータの総量は爆発的に増加しています。
これらが示す状況から、今後の日本社会においては、リアルな世界の情報をデジタル化(デジタルトランスフォーメーション)し、大量データ分析による高度な判断や自律制御を活用して、新規投資が見込みにくい既存のインフラなどのリアルな世界の効率化・多目的化を実現して社会の課題解決を行っていくことが期待されています。

3.社会課題を解決する …イノベーションの創出による豊かな社会づくり
私たちNTT西日本グループは、デジタルとリアルのそれぞれの強みを活かし、社会課題の解決に貢献します。
私たちの強みを垂直&水平に拡大し、効果的・効率的な課題解決を図ります。
NTT西日本グループのいちばんの強みである光ネットワークは、回線自体は一本一本を物理的に敷設するリアルなものでありながら、回線を通るデータはデジタルであり、リアルとデジタルの境界に位置するもの。
この境界を中心として、デジタル側に強みとして進出しているものが、クラウド基盤やIoTネットワーク、AI技術群、サイバーセキュリティ対策などの技術です。 一方、リアルの世界では、西日本エリア※に約200近くあるサポート拠点などを活用し、お客さまや地域に密着したシステム構築や、手厚いサポートを行っていきます。
分野特化のアプリやデバイスなどに関しては、それらを得意とするパートナー企業さまと垂直的なアライアンスを組むなど、グループの強みを最大限に活かしながらリアルな世界でも課題解決に貢献。またその実績・経験を水平横断に展開していくことで、様々な分野へと課題解決のノウハウを拡大していきます。
※西日本エリア(富山県、岐阜県、静岡県以西30府県)
