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NTT西日本グループの取り組み

第7回 「豪雪」と闘う〜東西に長い鳥取県で自然の脅威に立ち向かう〜

冬季雷をきっかけに雪への備えを開始

日本海の上を吹き渡ってくる北西季節風がもたらす、激しい降雪。24時間・365日、人々をつなぐ通信サービスを提供するNTT西日本にとって、鳥取県の冬は気を抜くことができない季節だ。

東西が120km、南北が20〜50kmという細長い形をしている鳥取県は、東西の移動距離が長いのはもちろん、比較的距離が短い南北も県南部に大山や氷ノ山をはじめとした山間地域が多いという、通信設備を保守するには厳しいエリアだ。それに加えて、西日本エリアでも有数の豪雪地帯であるため、通信設備の保守に携わる技術者たちの苦労は絶えることがない。

そんな厳しい環境で鳥取県の通信設備保守を担っているのが、NTT寺町ビル(鳥取市)とNTT米子東福原ビル(米子市)の2つのビルを拠点に活動する、NTT西日本とNTT西日本グループ会社、協力会社の社員たち。NTT寺町ビルは県東部と中部(鳥取エリア)を、NTT米子東福原ビルは県西部(米子エリア)の保守をそれぞれ担当し、東西に長い鳥取県の通信設備を、雪をはじめとしたさまざまな脅威から守り続けている。

「鳥取県では毎年、11月下旬から12月にかけて発生する“雪起こし”と呼ばれる冬季雷をきっかけに、雪への備えを始めます。天気予報を細かくチェックし、県などの降雪情報などをくまなくチェックするなど、皆、気を引き締めて本格的な降雪シーズンに臨みます」(設備部 サービス運営・光開通部門長)

ちょうど、そのころから社用車にも除雪のためのショベルや防寒具を常備。さらに、タイヤも11月下旬というかなり早い段階でスタッドレスタイヤに交換して雪に備える。

また、鳥取県は海岸線が長く、冬期は雪や寒風にさらされながらの作業も多い。そこで、高所作業を行うためのバケット車での作業においては、バケットをビニールで覆い寒風をシャットアウト。他にも、雪などによる路面凍結によってバケット車を固定するアウトリガーが滑る恐れのある場合は、除雪後、アウトリガーの下に麻袋を敷き、しっかりと地面に固定するなどの工夫を凝らしている。

重要になるのは作業時の工夫だけではない。設備部 サービス運営・光開通部門 サービスマネジメント担当の担当者は「機材などの準備はもちろん、雪に備える意識が重要。水分を多く含んでいるかどうかなど、雪質によって通信設備が受ける影響は異なります。そのため、より早く適切な対応ができるよう、降雪の際に聞こえる車の走行音で雪質を判断するなど、我々は常に五感を研ぎ澄まさねばなりません」と語る。

冬の通信設備保守の現場で求められる高いスキルについても、鳥取県ではNTT西日本とNTTグループ会社・協力会社との連携で水平展開、技術伝承を進める。

アクセス系設備保守を担当する責任者は、「最近、高い技術力を持つNTT西日本の技術者などの高齢化が進んでいますが、その技術は絶やしてはいけないもの。たとえば、地下ケーブルには、外部からの水の侵入を防止したり、故障個所の特定などを行うためにガスが充填されているのですが、そのガス漏れの調査は簡単ではありませんし、郊外や山間地などの長い距離でケーブルを敷設する作業など、実際にやってみて経験を積まなければうまくできないことや分からないことは多々あります。そういったナレッジを若いスタッフに継承していくために、若手とベテランのチーム編成を行い、実地研修で技術継承を進めているところです。“保守に関するあらゆる技術を扱えること”が必要不可欠ですので、それを徹底した育成を行っています」と力説する。

東西に長い鳥取県を東部・西部の二つに分けて保守しているNTT西日本。NTT寺町ビルが県東部と中部を、NTT米子東福原ビルが県西部を管轄している。
東西に長い鳥取県を東部・西部の二つに分けて保守しているNTT西日本。NTT寺町ビルが県東部と中部を、NTT米子東福原ビルが県西部を管轄している。
サービスマネジメント担当の川本修二は、「機器はもちろん、それを使う人の心構えが重要になる」と語る。
サービスマネジメント担当の川本修二は、「機器はもちろん、それを使う人の心構えが重要になる」と語る。
鳥取市にあるNTT寺町ビルには、除雪機や移動電源車などの備えが整っていて、有事の際には重要な拠点となる。
鳥取市にあるNTT寺町ビルには、除雪機や移動電源車などの備えが整っていて、有事の際には重要な拠点となる。
アクセス系設備保守担当の責任者を務める宮部昭治は、「年間故障総数の半分くらいが積雪時に発生するため、11月から3月までは特に息が抜けない」と語る。
アクセス系設備保守担当の責任者を務める宮部昭治は、「年間故障総数の半分くらいが積雪時に発生するため、11月から3月までは特に息が抜けない」と語る。

審査 16-1288-1

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