大会結果
池田が自己ベストを更新!
各選手とも課題を見つけ次シーズンへのステップに!
大会の様子
3月21日に開催された「第38回全日本実業団ハーフマラソン」に、NTT西日本陸上競技部から池田泰仁、松垣省吾、渡辺圭一、阿部豊幸、平川信彦の5名が出場しました。
池田・渡辺選手
レース当日、日本列島を脅かした暴風は、今年度最後となるビッグタイトルのロードレースが開催される山口県でも例外なく吹き荒れました。レースは、ランナーにとっては厳しい強風の中スタート。風の影響を受けて全体的にスローペースな展開となりました。
松垣・阿部選手
そんな中、池田は自己ベストを更新した昨年同様、今大会でも最後までしっかりと走りきり、昨年度を上回る自己ベスト記録となる1時間3分21秒の29位でフィニッシュ。チームの中核を担うにふさわしい、トラックシーズンにつながる走りで今年度の総決算ともいえるレースを終えました。渡辺は、正月明けからコンディションを崩しており、立て直しを図る一環としての参加ながら、最後まで気持ちを切らさない走りを見せ、1時間4分36秒の57位でゴール。
阿部は、足の調子のせいもありタイムが伸びず1時間6分51秒の122位、松垣は万全な体制で臨んだものの記録を伸ばすことができずに1時間7分47秒の144位でそれぞれフィニッシュ、調整の一環として走った平川は、18km付近で途中棄権しました。
厳しいコンディションでのレースとなった今大会。池田が自己ベストを更新するなど明るい話題がある半面、チーム全体としてはいくつもの課題が見えたレースとなりました。
■清水康次監督 コメント
池田は、厳しいコンディションの中にも関わらず、最後までしっかりと気持ちを切らさずに走りきって自己ベスト更新につなげるなど、トラックシーズンにつながるレースをしてくれたと思います。渡辺は、正月明けから体調を崩しており、その立て直しの一環として今回のレースに出場させたのですが、自分のコンディションが悪いなりにしっかりと走ってくれました。次年度につながる走りだったのではないでしょうか。
阿部は、昨年末から足に不安があったこともあり、思ったほどタイムが伸びませんでした。ある程度調子は戻ってきていたのですが……。次シーズンに向けて万全の体制で臨めるように、一度しっかりと調整していく必要があります。松垣については、事前のコンディションは悪くなく、しっかりとトレーニングもできていましたし、池田と同様良い走りをしてくれると思っていたので残念です。平川は出場前から記録を意識するなどはせず、練習の一環としての参加でした。そのため本人が次につなげるために途中棄権を選んだことはしょうがないとも思いますが、私的には最後まで走りきってもらいたかったという思いもあります。しかし、レース後本人も「今回のレース結果は必ず次につなげる」と聞きましたので、トラックシーズンでのさらなる走りを期待したいと思っています。
全日本実業団ハーフマラソンは、1年における集大成、締めくくりとも言えるレースです。ここでしっかりと結果を出すことができれば、次年度は良いスタートを切れると考えていましたが、なかなか甘くはありません。
次年度は、「誰かがやってくれる」などという甘い気持ちではなく、「自分が陸上競技部を引っ張っていく」という強い気持ちで練習、各種レースに臨んで結果を出してもらいたいと思っています。そうやって結果を出すことができれば、自信につながり、そして良い結果につながるという好循環を作ることができるはずです。今後も全力で練習に取り組んでいきますので、次年度も熱い声援をお願いします!
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