チーム一丸となって力走し、30位でフィニッシュ
2強が崩れ、混戦のニューイヤー
NTT西日本は粘りの走りを見せ、目標をクリア
NTT西日本が2年ぶりに出場を果たした第53回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)は、新春1月1日、群馬県庁(群馬県前橋市)をスタート・ゴールとする7区間・100キロを舞台に開催されました。大会には、各地の予選を勝ち抜いた37チームがエントリー。関西代表として出場したNTT西日本は、5時間05分23秒で30位となりました。
レースは、ここ数年、優勝を争ってきたコニカミノルタ、中国電力の2強に代わって古豪・旭化成と、富士通、日清食品グループの3チームによる混戦が最終区間まで続き、ゴール直前にスパートをかけて振り切った富士通が4時間51分55秒で9年ぶりに優勝。2位はわずか1秒差で日清食品グループ、旭化成が3位(同タイム)となりました。
来年を見据え、さらなるチーム力向上を誓う
NTT西日本は、清水康次監督による新体制のもと「30位以内」を目標に、初出場となる若手3名と経験豊かなベテランが要所を締めるチームを構成。1区で期待の若手・加田が21位でタスキをつなぐと、その後も粘り強くレースを展開。何度か30位台になることもあったものの、31位でタスキを受けた7区、アンカーの渡辺が意地を見せて順位を上げ、30位でゴール。若手選手の成長に確かな手応えを感じたレースとなりました。
清水監督
関西の代表として恥ずかしくないレースをしようと考え、チームとしての最低目標である30位を達成することができました。レースをふり返ると、風が予想以上に強く吹いていたので(最長区間の)4区までにどれだけ順位を上げていけるかが勝負のポイントでした。前半からもう少し上の順位をキープできれば、もう少し違った展開になったかもしれません。そういった意味で課題が多く見つかったレースでもあります。
駅伝はやはりチーム全体の力が問われます。特に全国レベルではそれが顕著になるだけに、選手一人ひとりが強い意識を持って臨まないと上位を狙うのは難しいです。ただ、若手も経験を積んでくれたので、来年はニューイヤー出場はもちろん、予選から本大会を意識し、10位台を狙えるようにチーム力を高めていきたいと思います。
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