第61回関西実業団対抗駅伝競争大会 兼 第63回全日本実業団対抗駅伝競走大会予選
大会結果(詳報)
チーム総合力を遺憾なく発揮し初優勝!
関西ナンバーワンとしてニューイヤー駅伝へ!
11月11日(日)、和歌山県田辺市龍神村で開催された「第61回関西実業団対抗駅伝競走大会」。NTT西日本陸上競技部はチーム一丸となった見事な走りで初優勝を果たし、関西ナンバーワンチームとして、ニューイヤー駅伝への出場権を獲得しました。
第1区で区間賞を獲得しチームの
流れを作ったルーキー・大塚選手
昨年と同じく第6区で区間賞を獲得し、
優勝への道筋をつけた馬場選手
アンカーを任されたルーキー・城越選手が
区間賞の走りでフィニッシュし、見事初優勝
レース当日は例年以上に厳しい日差しで、時間が経つほどに気温が高くなっていく気配を感じさせる、駅伝を走るには厳し目のコンディションでレースはスタートしました。
1区走者・ルーキーの大塚選手がスタート直後から先頭に躍り出て、常にトップを争いながら区間賞の走りでタスキをつなぎ、2区走者・監物選手は外国人選手も走る高速区間でありながら区間3位の走りで食らいつきます。そんな監物選手からタスキを受けた3区走者・小松選手は、初めての龍神駅伝ながらトップから29秒差という、常にトップをうかがえる位置をキープ。ここから、その勢いはさらに増していくことに。
4区走者・渡邉選手は、トップから46秒差の2位でタスキを5区走者・竹ノ内選手につなげます。最長区間かつハードな区間でもある5区で、一度は3位にまで順位を落とし、2位との差も広がることがありましたが、最後は2位と25秒のところまで追い上げ、6区走者・馬場選手につなぎます。
馬場選手は、昨年同様の区間賞を獲得する見事な走りで、トップを走っていたSGホールディングスをあと4秒の距離まで追い詰めて、アンカー・ルーキーの城越選手に後を託します。「相手はベテランでタフだし強いのはわかっていましたが、どこかで勝負をかけて、ロングスパートで決めたいと考えていた」と語るように、勝負に出た城越選手がSGホールディングスの選手を徐々に引き離し、最後は11秒差をつけてトップでフィニッシュ。NTT西日本は念願の初優勝を果たし、関西ナンバーワンチームとしてニューイヤー駅伝に臨むことになりました。
ルーキーや若手、そしてベテラン選手の力を一つに、チーム総合力で関西ナンバーワンの座を獲得したNTT西日本陸上競技部は、ニューイヤー駅伝でも今まで以上の順位をめざして更なるレベルアップに励みます。2019年1月1日のニューイヤー駅伝2019での活躍にご期待ください。
総合記録一覧
日時 | 2018年11月11日(日) |
---|---|
場所 | 龍神行政局スタート〜龍神体育館ゴール 80.45km |
天候 | 晴れ |
上段:通過タイム 下段:区間タイム ■:区間トップ
順 位 |
チーム名 | 1区 (12.6km) |
2区 (7.68km) |
3区 (10.87km) |
4区 (9.5km) |
5区 (16.0km) |
6区 (11.0km) |
7区 (12.8km) |
総合成績 (80.45km) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 |
NTT 3 |
大塚倭 0:37:53 0:37:53 |
監物稔浩 1:01:08 0:23:15 |
小松巧弥 1:32:30 0:31:22 |
渡邊力将 1:59:41 0:27:11 |
竹ノ内佳樹 2:48:35 0:48:54 |
馬場翔大 3:21:28 0:32:53 |
城越勇星 3:59:24 0:37:56 |
3:59:24 |
2 |
SGH 1 |
橋爪孝安 0:38:14 0:38:14 |
ピーター・ランガット 1:00:46 ※0:22:32 |
石橋安孝 1:32:01 0:31:15 |
千葉直輝 1:58:55 0:26:54 |
飯沼健太 2:47:51 0:48:56 |
柿原聖哉 3:21:24 0:33:33 |
菊池貴文 3:59:35 0:38:11 |
3:59:35 |
3 |
住友電工 2 |
村本一樹 0:38:07 0:38:07 |
伊藤和麻 1:01:03 0:22:56 |
田村和希 1:32:03 0:31:00 |
中村祐紀 1:59:42 0:27:39 |
高田康暉 2:48:10 0:48:28 |
熊谷拓馬 3:22:01 0:33:51 |
藤村行央 4:00:37 0:38:36 |
4:00:37 |
4 |
大塚製薬 4 |
上門大祐 0:37:54 0:37:54 |
辻茂樹 1:01:22 0:23:28 |
秦将吾 1:32:42 0:31:20 |
國行麗生 2:00:33 0:27:51 |
髙橋裕太 2:50:26 0:49:53 |
奥谷裕一 3:24:31 0:34:05 |
野田一貴 4:02:46 0:38:15 |
4:02:46 |
5 |
大阪ガス 5 |
籔下響大 0:39:02 0:39:02 |
今﨑俊樹 1:02:24 0:23:22 |
野中優志 1:33:39 0:31:15 |
辻横浩輝 2:01:17 0:27:38 |
細川勇介 2:51:09 0:49:52 |
中村涼 3:25:30 0:34:21 |
岩﨑祐也 4:04:30 0:39:00 |
4:04:30 |
6 |
山陽特殊製鋼 6 |
藤原直樹 0:38:03 0:38:03 |
篠藤淳 1:01:23 0:23:20 |
森川翔平 1:33:22 0:31:59 |
大根田航太 2:01:14 0:27:52 |
熊橋弘将 2:50:39 0:49:25 |
岡本哲平 3:25:21 0:34:42 |
山端哲世 4:04:45 0:39:24 |
4:04:45 |
※ 区間新記録
清水康次監督コメント
念願の初優勝を果たしてくれた選手たちにありがとう!と言いたいですね。本当によく頑張ってくれました。
レースを振り返ると、まず1区の大塚が見事な走りで最高のスタートを切ってくれました。その後、大塚の走りに当てられたのか、2区・3区で監物や小松が結構前のめりになってしまっていて、区間後半でもっと失速するかとヒヤヒヤしましたが、しっかりと走りきってくれて、後ろにつながりましたね。4区の渡邉や5区の竹ノ内は着実に仕事をしてくれました。やはり、自分のペースを保ちつつ、勝負に出ることができたからこそでしょうね。そして、6区の馬場が昨年同様、区間賞の見事な走りで4秒差まで詰めてくれて、そして、アンカーの城越が攻めの走りでSGホールディングスの選手を引き離し、フィニッシュしてくれました。ルーキーである大塚や城越、馬場の走りが大きな原動力になったのは間違いないですが、その他の区間も含め、全ての選手の力が合わさった、チーム総合力が高まってきたからこそ、念願の優勝を手繰り寄せることができたのだと思います。
関西ナンバーワンとして臨むニューイヤー駅伝まで、もう時間はさほど残されていません。今回のレースで見えてきた課題ももちろんありますので、そこを解決しつつ、ニューイヤー駅伝で今まで以上の結果を出すために、更なる練習に励んでいきたいと考えています。2019年の1月1日、ニューイヤー駅伝で結果を出すべく臨みますので、引き続き応援の程よろしくお願いいたします。