大塚製薬 | 山陽特殊製鋼 | 佐川急便 | 大阪府警 | ||||
NTT西日本 | 四国電力 | 大阪ガス | 信太山自衛隊 | ||||
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前回(48回大会)、山陽特殊製鋼との熾烈なアンカー勝負を制し、2年ぶりに王座に返り咲いた大塚製薬。この両チームは、2年連続でのアンカー決戦で1勝1敗と、ほぼ互角の戦いを繰り広げている。前回までのメンバーに出雲全日本大学選抜駅伝競走や箱根駅伝などで活躍した新人が加入するなど選手層も一段と充実し、大塚製薬・岩佐敏弘、山陽特殊製鋼・家谷和男を主軸に穴がなく、他を一歩リードする形。ニューイヤー駅伝では、大塚製薬18位、山陽特殊製鋼19位と不本意な結果に終わっているだけに、その雪辱を期すためにも、お互いここはきっちりと勝っておきたいところだろう。
この2チームを僅差で追うのが前回、6区終了時点までトップを走った佐川急便(3位)と6位の四国電力。第41回大会のV以来、後一歩のレースが続いている佐川急便。それだけに優勝にかける思いは強い。戦力的には、上位2チームとほとんど差はなく、エース不在を総合力でカバーする。四国電力は、同じ四国のくろしお通信から選手が移籍。選手層が増したと同時に相乗効果が生まれトラックレースでの成績は大塚・山特に迫る勢い。スピードランナーの大森輝和の加入で軸もでき、レース展開次第では第40回大会以来のVも夢ではない。
戦力的には上記4チームはほぼ互角。あとは当日のコンディションと流れ次第となる。
総合力ではやや見劣るが、経験と実績では引けをとらないNTT西日本。前回も小椋主将、大崎の故障上がりという状況を考えれば、4位の大阪府警とラスト勝負まで持ち込んだレースは評価できる。今回は、選手に大きな故障もなく、ここまでおおむね順調にきているだけに、何とか前半から良いポジションでレースを進めたいところだ。
大阪府警、そして前回7位の大阪ガスは、選手層こそ薄いが大阪府警・大坪隆誠、大阪ガス・渡邉浩二、高橋剛史と全日本クラスのエースを中心に侮れない存在。年々、上位とのタイム差は縮まっているだけに、V争いのみならず、ニューイヤー切符をめぐる5位以内も最後まで予断を許さない。
近年、1区は準エースクラスが投入されるものの、後半の上りを考慮してかスローな展開となる。とはいえ、ここで遅れてはレースの流れに乗ることができないのは事実。この1区とやや距離の短い2区はセットとして考えるべきだろう。2区終了時点で前が見える範囲、先頭から20秒前後の位置で勝負の前半の山場ともいえる3区へタスキをつなぎたい。
この3区、10.87kmと距離こそ短いが、下りのスピード区間で差がつきやすい。ここで遅れれば、せっかくの前半の良い流れが、一気に台無しとなるだけに重要で、3区の出来、不出来が中盤以降の流れを大きく左右するといっても過言ではない。
3区で攻めて、5区で耐え、アンカー勝負。果たして80kmを越える長いタスキの旅路の末、龍神体育館に最初に戻ってくるチームは…、そして5位以内を確保するのは…。NTT西日本の力走に期待だ。
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