みなさんこんにちは。日本選手権大会マスコットの松村です。
1回戦の倉敷オーシャンズ戦、スタンドで応援して下さった多くの方々、そしてホームページなどを見ながら応援して下さったみなさん、熱い応援ありがとうございました。残念ながら延長戦の末に試合には負けてしまいましたが、大勢の応援で埋め尽くされたスタンド、そして選手たちの必死に戦う姿に感動しました。私もベンチで選手たちと一緒に戦いました。人生の中でまたとない機会であったと思い感謝しています。
今回は、当日のベンチの様子をみなさんにお伝えしようと思います。
試合当日は、試合前から選手たちに気合いがみなぎっていました。「今日はやるぞ!」「さあいこう!」というような掛け声があちらこちらで聞こえていました。
試合前には、一般で公募された親子3組による始球式が行われました。可愛らしい3人の子供が、それぞれのお父さんに向かって全力投球。スタンドも盛り上がりました。
そしていよいよ試合開始です。
先発の合田投手は序盤から快調なピッチングを展開します。「合田、ナイスピッチング!」ベンチのテンションも上がっていきます。そこで3回裏、小坂選手の先制ホームラン!ベンチの選手たちも一斉に飛び出し、殊勲の小坂選手を迎えます。私もグラウンドへ飛び出し、小坂選手とハイタッチをしました。スタンドのグラウンドから見たスタンドの盛り上がりも最高でした!
その後一時は同点に追いつかれましたが、6回、7回に追加点を挙げ、徐々にNTT西日本ペースになっていきます。
ところが9回にまさかの同点タイムリーを打たれ、試合は振り出しに戻ります。それでもベンチでは、「まだ同点になっただけや!まだまだここから行けるぞ!」という元気な声が飛び交います。
延長戦に入ってからも手に汗握る攻防が続きました。選手たちも本当に必死に戦っていました。糸川投手の好投で、サヨナラ勝ちのチャンスも幾度かありました。「頼むぞ!何とか打ってくれ!」必死の叫びもなかなか得点に結びつかず、遂に延長13回、相手に勝ち越しを許します。
その裏の先頭バッターは先制ホームランの小坂選手。見事期待に応えライト前ヒット!「さあ反撃だ!」1点を追う必死の反撃が始まります。
しかし、惜しくも一歩及ばずの敗戦・・・。みんな言葉を失っていました。
最後は満員のスタンドへお礼の挨拶です。4時間に及ぶ試合を最後まで応援して下さった応援者のみなさんから温かい拍手を頂き、心から「ありがとうございました」という気持ちになりました。
試合後は敗戦のショックで涙を流している選手もたくさんいました。声をかけることが出来ませんでしたが、私もチームの一員として一緒に戦いましたので選手たちと同じ思いでした。
「悔しいけど、この敗戦を今後につなげていこう。」
この言葉を最後に解散しました。
今回、このような貴重な体験をさせて頂き感謝しています。選手たちが苦しい戦況の中でも最後まで諦めずに戦う様子やベンチからも必死に応援する様子には本当に心打たれました。そして自分自身がそのチームの一員で居られたことを幸せに思っています。
今後は、この感動をまずは身近なみなさんに伝えていきたいと思います。
硬式野球部の選手たちはこの敗戦を必ずや糧として、これからも頑張ってくれると思います。これからも一緒に硬式野球部を応援していきましょう!みなさまの応援ありがとうございました。
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