都市対抗野球とは?
About nonprofessional baseball?
都市対抗野球大会は社会人野球の頂点と言われている大会です。その特徴は「都市の代表」として参加することです。実際に大会規模も大きく、各企業は動員や応援合戦に力を入れています。6月前後に代表を決める予選が日本全国で展開され、32チームが代表権を獲得して本戦に出場することが出来ます。
参加チームは同地区で出場できなかったチームから優秀な選手を補強することができるのも都市対抗野球大会の大きな特徴といえます。
社会人野球の発祥は明治11年の東京・新橋に結成された「新橋アスレチックス」と言われているが、実質的には第1次世界大戦終了後の大正5年頃に企業がチームを作ったこととされています。
そもそも、プロ野球のなかった時代、「大学野球で活躍した選手の華麗なプレーを見たい」という気持ちが人々の中に芽生え、実業団やクラブチームが参加した「都市対抗の元」が誕生しました。第1回開催から形や開催場所を変えつつも、89回を数える今年まで開催されています。
NTTグループ野球部と都市対抗野球
NTT group baseball club and Intercity Baseball Tournament
NTT西日本硬式野球部の都市対抗での成績はこちらをご覧ください。
NTTグループの野球部が都市対抗野球大会に出場したのは、1936(昭和11)年に開催された第10回大会でこの時は新京市代表、新京電電として参加。1回戦で東京市代表、東京倶楽部に6対9で残念ながら敗退しています。
主な成績
- ★優勝
- 1965(昭和40)年 第36回大会 電電近畿
- 1969(昭和44)年 第40回大会 電電関東
- 1975(昭和50)年 第46回大会 電電関東
- 1981(昭和56)年 第52回大会 電電東京
- 2017(平成29)年 第88回大会 NTT東日本
- ☆準優勝
- 1986(昭和61)年 第57回大会 NTT北陸
- 1988(昭和63)年 第59回大会 NTT東海
- 2011(平成23)年 第82回大会 NTT東日本
- ◎ベスト4
- 1959(昭和34)年 第30回大会 電電近畿
- 1967(昭和42)年 第38回大会 電電東京
- 1971(昭和46)年 第42回大会 電電近畿
- 1977(昭和52)年 第48回大会 電電東京
- 1987(昭和62)年 第58回大会 NTT東海
- 1990(平成2)年 第61回大会 NTT東海
- 2002(平成14)年 第73回大会 NTT東日本
- 2005(平成17)年 第76回大会 NTT東日本
- 2009(平成21)年 第80回大会 NTT東日本
- 2012(平成24)年 第83回大会 NTT東日本
- 2014(平成26)年 第85回大会 NTT東日本
受賞の歴史
The history of the receiving a prize
都市対抗野球大会では活躍した選手、チームに対して様々な「賞」が送られますが、各賞のほとんどは個人名が付けられています。
各賞の名前の由来とNTTグループ(電電時代を含む)での受賞者をご紹介します。
橋戸賞 (大会最優秀選手に贈呈)
東京日日新聞(現在の毎日新聞)の記者であり、大会開催に尽力を尽くした橋戸頑鉄氏(本名 橋戸信氏)の功績を称えたもの
- 第40回
- 若宮秀雄投手/千葉・電電関東
- 第45回
- 柳俊之投手/白老・大昭和製紙北海道(電電北海道)補強選手で出場
- 第46回
- 丹利男投手/千葉・電電関東
- 第52回
- 竹舛和也投手/東京・電電東京
- 第65回
- 森昌彦投手/鈴鹿・本田技研鈴鹿(NTT東海)補強選手で出場
- 第88回
- 福田周平内野手/NTT東日本
久慈賞
(敢闘精神に富んだ選手、チームに贈呈)
戦前の名捕手で、試合中に送球が頭部に当たり40歳の若さで亡くなられた久慈次郎氏に因んだもの
- 第59回
- 上原勝男投手/名古屋・NTT東海(NTT北陸)補強選手で出場
- 第82回
- 小石博孝投手/NTT東日本
小野賞
(大会中の活躍対してチーム、監督、選手に贈呈)
慶応大学の速球投手で、都市対抗野球大会の発展に尽くされた小野三千麿氏に因んだもの
受賞者なし
若獅子賞
(最優秀新人選手に贈呈:1973年に設けられた)
- 第46回
- 丹利男投手/千葉・電電関東
- 第56回
- 真壁久外野手/東京・NTT東京
- 第61回
- 森本健吾捕手/名古屋・NTT東海
- 第85回
- 横山弘樹投手/NTT東日本
- 第88回
- 堀誠投手/NTT東日本
第89回都市対抗野球大会 ≫ 都市対抗野球大会とNTTグループの歴史