第4回戦は、我がチームと同じく接戦を勝ち抜いてきた「JFE西日本」との熱戦となりました。ではその準決勝戦の模様をお伝えします。
第4回戦の試合、村本監督の第一声でチームの気合は益々高まりました。
『一球、一球を大事に、チームのみんなで守り、チームのみんなで攻める!!』
この大会は、有方マネージャのジャンケンも非常に好調で、この試合もNTT打線は後攻でスタートしました。
先発は、エース笠木投手です。試合前に起こったドーム周辺の停電にはもろともせず、投球練習を充分に行い、気迫に満ちた顔でマウンドに向いました。左足を高くあげた綺麗な投球フォームから飛び出す速球とふいに見せる緩やかな変化球に、やはり相手打線は翻弄され、相手打者が手を出す術もなく、ボールは大原捕手のミットに飛び込んでいきました。
しかし、準決勝戦ともなると、今まで以上にベンチもグラウンドも全てが緊迫した雰囲気になります。チームは日ごろのプレーを心がけるも、試合前半は厳しいカウントに苦戦を敷かれました。JFE西日本に先制点を入れられ、3点差の状況を迎えてしまいましたが、もちろん我がチームは黙っていません!
ベンチでは大西選手や井坂選手を筆頭に、グラウンドに向かって「切り換えていこう!」、「攻めろ!」、「バッターで勝負!」、「それでいい、次に活きる!」と、たくさんの勇敢なエールを送りつづけます。そして、マウンドのエース山本投手の切れ出す速球で相手打線を抑え、続く斎藤投手の活躍で、以後の相手打線をピタリと封じました!
この試合、我がチームは、守りの投手陣から試合の流れを変えはじめ、試合後半は、NTT西日本の守備と攻撃が冴え渡ります!
その流れをさらに活かし、我がチームを和ませたのは、脇谷選手&足立選手でした。5回が終了し、整備が始まるグラウンドに誰よりも速く駆け抜けていった両選手ですが、この若手選手の常に前向きで溢れる気合に、チーム全員の緊張が完璧に解けました。そして岩崎選手をはじめとするたくさんの選手やコーチの相手チーム分析と盛り上げで、チームの闘志はいっそう燃え、以後NTT西日本打線が弾け出します!
黒塚選手、西田選手、山崎選手、西川選手の打線は、続く大原選手、脇谷選手、宮崎選手のヒットにつながり、6回で一気に2点を追加、流れを手にしたチームは追い上げていきます!その勢いは9回の裏まで燃え続け、これまで以上に選手と応援スタンドが一体となり、我がチームは守備でも攻撃でも、相手チームをどんどん攻めていきました。
最後は非常に悔しい結果に終わりましたが、NTTスタンド全員のスタンディングの応援に、チームは最後まで勇気づけられました! 夏の都市対抗戦をはるかに越えた応援盛り上がりでした。また、たくさんの観客の方から「久しぶりに面白い野球を見させてもらったよ!」という言葉を頂いております。皆様本当にご声援有難うございます。
我がNTT西日本硬式野球部は、この試合の悔しさをバネに練習に励み、この大会で見せた強さとチーム力をさらにパワーアップさせ、来年の試合も全力で挑みます。
これからも『NTT西日本硬式野球部』の状況は、このホームページから皆様にお届けしていきます。
これからも皆様の多大なるご声援を宜しくお願いいたします。
マスコット会場リポートは今回で最後になります。
いつも読んでくださった方々にこの場を借りてお礼申し上げます。
|