和束町様(京都府)

  1. NTT西日本 公共・法人HOME
  2. 事例紹介
  3. 和束町様(京都府)
2014年12月8日 掲載
  • 300名以上
  • 公共・自治体
  • サービス価値向上
  • 地域情報化

導入サービス:テレビ向け自治体情報配信システム「ひかりタウンチャンネル」

町内約400戸※1に「光BOX+」を導入
和束町が取り組む、家庭のテレビとICTを活用した新たなまちづくり

※1 2014年10月現在

ふるさとの景観を守りつつ、
「活力と交流のまちづくり」を推進
京都府相楽郡和束町は、京都府南部に位置し、面積の75%を山林が占める人口4357人、世帯数1753世帯(2014年11月1日現在)の町です。奈良時代には聖武天皇によって恭仁京と紫香楽宮を結ぶ道が造営されるなど、交通の要衝として発展。鎌倉時代には早くも茶の栽培が始まり、今日では京都府における栽培面積の40%を占める宇治茶の主産地となり、茶畑が広がる景観は京都府の景観資産として登録されています。
こうしたふるさとの景観を後世に引き継ぎながら、交流のまちづくりによって活気やにぎわいを創出し、誰もが安心して元気に暮らし、思いやりを持って支え合うまちづくりを推進しています。

キーテクノロジー&ソリューション

事例の概要

和束町様は、2013年9月にNTT西日本と「和束町における情報化に関する協定」を締結。フレッツ光と「光BOX」(※1)を活用して、家庭のテレビに行政情報や地域情報を配信できる「茶源郷(ちゃげんきょう)行政情報配信システム(和束町チャンネル)」の1次版アプリの提供を、2014年2月から10月まで実施しました。さらなる住民サービスの向上に向け、NTT西日本とICT利活用向上に向けた検討委員会を立ち上げ、提供サービスの検討を実施。これまでの1次版アプリの成果を踏まえ、2014年11月に本格運用を開始しています。

※1.「光BOX(HB-1000「2」)」について
本製品によるインターネット利用には、「フレッツ光」等のブロードバンド回線、および対応するプロバイダーとの契約・料金、ルーター等が別途必要です。環境によっては、十分な帯域確保ができず音声や映像が途切れる場合があります。「フレッツ 光ライト(FTTHアクセスサービス)」でもご利用いただけますが、アプリケーション等のバージョンアップや動画視聴などでのインターネット通信により、「フレッツ 光ライト」の月額利用料が2段階定額の上限額に達する場合がありますので「フレッツ 光ネクスト」等他の定額サービスのご利用をお勧めします。本製品の利用には、HDMI端子付のテレビが必要です。ファイルのダウンロードはできません。ページによっては、動画や音声が再生されなかったり、文字や画像が正しく表示されなかったりする場合があります。JAVA等のプラグインには対応しておらず、追加することもできません。詳しくは、NTT西日本ホームページ[http://www.ntt-west.co.jp/kiki/hikaribox/]にてご確認ください。

PAGETOP

システム導入の背景

住民の高齢化や過疎化が進む中、住民と行政の新たなパートナーシップを模索
たどりついたのは、ICTを活用した地域活性化

和束町の茶畑 和束町マスコットキャラクター「茶茶ちゃん」

 全国に名を知られた宇治茶。その約4割を生産するのが京都府南部に位置する和束町様です。「茶源郷和束」としてPRされ、日本のお茶文化を発信する数少ない町でもあります。観光ルートの整備や、さまざまな体験プログラムの導入などにより、国内のみならず、国外から訪れる人も増えています。

 一方で、住民の高齢化や過疎化という、他の農山村と共通する課題も抱えている和束町様。早くから「まちづくりへの全員参加」を掲げ、住民と行政のパートナーシップの強化に積極的に取り組んできました。
 それを象徴するのが、「お茶の間行政」の名の下、1981年から30年間にわたって運営してきたCATVによる町営テレビ放送です。全国ネットでは取り上げられない、町内の身近なニュース、議会中継を独自に放送し、住民と行政はもちろん、住民間の絆を深めてきました。しかし、2011年の地デジ化(地上波テレビ放送のデジタル放送への完全移行)に伴い、移行には多額の設備投資が必要となることから、継続を断念せざるを得ませんでした。

 「町営テレビに代わり、ICTを利用することで、地域コミュニティの活性化や住民サービスの向上を実現できないか」
 2011年3月に策定した「みんなで創る ふるさと わづか未来プラン 和束町第4次総合計画」の下、「ずっと暮らしたい活力と交流の茶源郷」をめざす和束町様は、ICTを活用した新たな地域情報化の実現をめざす取り組みを本格的にスタート。NTT西日本においても、ICT分野でこれまで培ってきた経験や最新の技術を活かした地域活性化の取組みについて検討を進めてきました。
 このような背景のもと、ICTを利活用し、相互に連携しながら地域社会の活性化及び住民サービスの向上に取り組むことで両者が合意し、和束町様とNTT西日本は2013年9月に「和束町における情報化に関する協定」の締結に至りました。

PAGETOP

NTT西日本の提案

家庭のテレビから簡単にインターネットに接続できる
「光BOX+」を活用したスマートテレビで「お茶の間行政」をさらに進化

和束町役場玄関前に設置されている「茶源郷行政情報配信システム」

 「自治体ホームページによる発信だけでは、パソコンを持っていない人や、操作に不慣れな高齢者には情報が行き渡らない。かといって広報紙では、リアルタイムの情報を届けることはできない」
 そんな和束町様の悩みを解決するものとして、NTT西日本は自宅のテレビに接続するだけで簡単にネット上のコンテンツを楽しめる「光BOX+」を活用した情報配信システムを提案。「どの家庭にもあるテレビを通じて情報を届けられ、操作もリモコンで簡単にできる」ことが高い評価につながりました。
 加えて、以前から他の自治体に先駆けて町営テレビ放送による「お茶の間行政」を実践してきた和束町様だけに、「町民もテレビを通じて行政サービスを受けることに違和感がなく、スムーズに町内に導入できる」ことも、大きなポイントとなりました。
 さらに、堀忠雄町長は「双方向性を備えていることは、従来の町営テレビにはない新たな機能」と注目。「住民と行政の協働を促進する、ICTを活用した新たなまちづくりの可能性を感じた」と期待を寄せています。

システムの特徴

■家庭のテレビ画面で行政情報を閲覧可能

 和束町様の依頼を受け、NTT西日本は行政情報を閲覧できるシステムと、町専用の地域情報配信アプリケーション「和束町チャンネル」を提供。2014年2月から、1次版アプリの運用を開始しました。1次版アプリでは、町のホームページやFacebookなどの情報を「光BOX」を接続したテレビを通じて閲覧できる他、「光BOX+」が標準で提供する動画閲覧やゲームなどのエンターティメントコンテンツや、地震情報等の災害情報の閲覧機能、テレビの電源のオンオフの状況を指定メールアドレス等に通知する安否確認機能も利用可能な仕組みを提供しました。

 和束町様は「光BOX+」を500台購入し、フレッツ光回線を契約した町民に対し無償で配布。「光BOX+」の設置数は、開始から半年間で約400戸にも達しています。
 「これは第一歩にすぎない。今後、住民が集うイベントや自治会などを通じて周知を進め、さらなる普及拡大に努めていきたい」と、堀町長は意欲を見せます。

和束町チャンネル画面(1次版アプリ)

役場からのお知らせ画面(1次版アプリ)

セットトップボックス「光BOX+(HB-1000「2」/情報機器)」とコントローラ※1

 茶源郷行政情報配信システムを閲覧する端末は家庭にあるテレビ。テレビとインターネットに接続できる情報端末「光BOX+」、フレッツ回線を活用することで、パソコンを持っていない人も、テレビ画面で行政情報(和束町チャンネル)を閲覧可能な仕組みになっています。メニューの操作は専用リモコンによる十字キー操作で行います。リモコン操作のため、高齢者でも操作がしやすく、普段のテレビを見る感覚と同じように操作可能です。

 和束町様は、1次版アプリの運用で得られた知見を基に、2014年10月に販売開始となったテレビ向け自治体情報配信システム「ひかりタウンチャンネル」をベースに同11月より「茶源郷行政情報配信システム(和束町チャンネル)」の本格運用を開始しました。

「茶源郷行政情報配信システム(和束チャンネル)」トップ画面イメージ(2014年11月から本格運用開始)

 本格運用では、町のお祭りや幼稚園の運動会等のイベント動画や、茶畑の状況をリアルタイムで把握することができるライブカメラなどを視聴できる「まちの動画チャンネル」「ライブカメラ」メニューや、アンケートなどで住民と役場で双方向のコミュニケーションが取れる「ご意見・アンケート」メニューなど1次版アプリには無い新たな機能を追加しています 。
 「緊急情報」メニューでは、通行止め情報や不審者情報などローカルな警戒情報を配信できる他、緊急性が高い場合は、画面に強制的にポップアップさせる機能もあります。その他、画面の背景画像に四季折々の地元の美しい風景をBGMと合わせて登録でき、地域の魅力を生かした画面づくりも可能です。もちろん、「光BOX」で提供しているゲームや便利なアプリも合わせてご利用いただけます。
 このシステムは2014年11月から本格運用され、町最大のお祭りである11月1日〜2日の「茶源郷まつり」では専用のブースにて大々的に住民向けに紹介されました。

PAGETOP

お客様の声

「最新のICTを取り入れた新たなまちづくりを推進し、
“和束モデル”として、全国の農山村に発信していきたい

写真:堀 忠雄氏

 和束町では、「お茶の間行政」の名の下、他の自治体に先駆け、CATVを活用した町営テレビ放送を行うなど、住民とのコミュニケーションを重視した「まちづくり」を推進してきました。しかし、デジタル放送への移行に伴い、運用を継続することが困難になったことから、町営テレビに代わるものとして、ICTの活用を検討してきました。そして行き着いたのが、テレビに接続できる情報端末「光BOX+」を活用した行政情報配信システムです。
 和束チャンネルを通じて、住民は「役場からのお知らせ」や電子回覧板など、さまざまな情報を、テレビを通じて簡単に見ることができるようになりました。

 リアルタイムでの情報提供が、「まちづくり」にとって重要であることは、テレビを使った「お茶の間行政」の経験でよく分かっています。今回、各戸に配布している「光BOX+」は単なる情報提供用の端末とは思っていません。「和束町チャンネル」で提供する機能を含め、この情報端末のアプリの進化はそのまままちづくりの進化につながるものだと感じています。

 テレビ放送と大きく異なる点は、このシステムが双方向性であるということです。現在、検討委員会を通じて、「まちづくり」の充実・発展に向けた検討を進めていますが、この双方向性を生かした機能を通じて、住民の方々に「まちづくり」に参加してもらうきっかけを提供したいと思いますし、それが住民の方の活力となり、町全体が元気になってもらえれば、と考えています。

 今後も、「新しいまちづくり」に積極的に取り組み、“和束モデル”として、同じような課題を抱える農山村がめざす地域情報化の先例になることができればと思っています。

PAGETOP
  • ・サービス導入効果は、ご利用者様の声に基づくものであり、お客様のご利用状況により、効果は異なります。
  • ・本ホームページの内容は、NTT西日本エリア(富山県、岐阜県、静岡県以西の30府県)のものです。
PAGETOP

本内容は2014年12月9日に掲載いたしました。
本ホームページに記載されている商品名・サービス名は、各社の登録商標または商標です。
本ホームページの無断転載、引用はお断りいたします。

審査 16-2826-1

Copyright(C) 1999-2017 西日本電信電話株式会社
バックナンバー RSS