鹿児島大学法科大学院様

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2007年6月28日 掲載
  • 〜50名程度
  • 学術・教育
  • 教育環境ICT化

導入サービス:学術系ソリューション

遠隔講義・実技トレーニング環境を整備し他大学と連携した新たな教育空間を実現

法曹養成マルチメディアシステム

お客様の声

“チーム鹿児島”としての機動性と連携の良さに感心しています

写真:緒方 直人 氏

写真:米田 憲市 氏

お客様が語るソリューションのポイント

何よりNTT西日本の機動性の高さには感心させられています。授業の見学や重要なシンポジウムへの参加など積極的な行動に加え、他愛のない雑談の中からでも我々のニーズを的確につかみ、その都度、明確で具体的な回答を寄せてくれました。
スタッフの連携も素晴らしく、まさに“チーム鹿児島”と呼ぶにふさわしい活動で新たな挑戦を続ける我々の取り組みを支えていただいており、今後も共に夢を追い求めていってほしいと願っています。

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お客様情報

所在地 鹿児島市郡元1-21-30
設立 2004年4月
理念と目的 これからの司法のあり方を構想、実現していく活動的な法曹の養成と、地域社会における法の役割の拡大への対応を目的に設立。司法過疎地域に位置する法科大学院として、法曹養成という教育活動に、南九州の法曹や隣接職の活動と市民生活・行政活動・企業活動とを有機的に結び付け、地域の司法基盤強化への貢献をめざしている。
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営業担当者から

写真:後藤 隆義

「分かりやすい授業」実現への情熱に応えられる提案を続けます

鹿児島大学法科大学院様は、ITの活用により学生にとって「より分かりやすい授業」を日々探求されており、その積極的な姿勢と情熱には感服します。システム構築にあたっても、他のスケジュールを割いてまで我々の提案やデモにお付き合いいただき、また、3大学間の意向調整も事前に行っていただくなど全面的な協力のもとに、スムーズな構築を進めることができました。今後も、そうした情熱に応えられる的確な提案を続けていきたいと考えています。

事例詳細

遠隔講義・実技トレーニング環境を整備し他大学と連携した新たな教育空間を実現

鹿児島大学法科大学院様は、より効果的で効率的な教育環境の実現をめざし、インターネットによるテレビ会議およびWeb会議システムを活用した「法曹養成マルチメディアシステム」を構築。他大学との遠隔講義や学生間の活発なコミュニケーションを通して相互啓発を促し、“大学間の壁”を超えた新たな教育空間を生み出している。

大学間の壁を超える遠隔講義のさらなる充実へ

国の司法制度改革に伴い、2004年に設立された同大学院は、設立に向けた準備段階から、一つの大きなテーマを掲げていた。

「中央から遠く離れた地域でレベルの高い法曹を生み出すには、1大学だけの閉鎖的な空間では限界がある。大学間の壁を超え、他大学と何らかの形で連携し互いに啓発し合うことで、学生たちの成長を促したいという強い思いがあった」(緒方直人法科大学院研究科長・教授)

そのための主要な取り組みとして検討されたのが、鹿児島大学のほか、九州地域で法科大学院の設立を予定していた九州大学、熊本大学との3大学連携を視野に、過去10年間にわたり運用ノウハウを蓄積してきた遠隔講義のさらなる充実だった。

簡易な操作性とクリアな映像・音声環境を実現したい

同大学院は、大学間の壁を超える質の高い遠隔講義の実現に向け、音声の遅延や映像の揺らぎが生じることのない双方向のスムーズなコミュニケーションを可能とする新システム構築の検討を始めた。

検討段階で、音声の遅延・映像の揺らぎの解消とともに、簡易な操作性の実現も重要なポイントとして挙げられた。通常のテレビ会議システムでは、教室内の模様を映し出すカメラのアングル調整などはリモコン操作による場合が多く、熟練した操作テクニックが必要となる。すべての教員が自在に使いこなせるシステムでなければ、円滑な講義を進めることができないという判断がそこにはあった。

「新システムには多くの希望と期待があり、我々が描く夢のような設計図を形にしてくれるパートナーを探していた」(米田憲市教授)。パートナーの条件は、高度な技術力はもちろんのこと、3大学に対してトータルなサポートを継続的に展開できる事業者であることであった。3大学で協議の上、条件を満たすNTT西日本に声をかけ、“夢を形にする”共同作業が始まった。

タッチパネル式を採用し光ブロードバンドで3大学間を接続

この取り組みは、インターネットを利用した遠隔講義支援システムの構築を中心とする九州3大学連携法曹養成プロジェクトとして、文部科学省の「平成16年度(2004年度)法科大学院等専門職大学院形成支援プログラム」に採択されたことでも注目された。NTT西日本は、同プログラムの具体的な立案過程で、毎日のように3大学を訪問し、ヒアリングや実態調査を展開するなど全面的に協力。そうした地道な活動を通して3大学が描く“夢の中身”も正確に把握していたことから、2005年春の運用開始に向けたシステム構築は、その後、急ピッチで進んだ。

システム構築にあたって、NTT西日本は、テレビ会議装置やカメラ、モニターなど3大学が所有する既存機器を活用した上で、3大学とも同じ利用環境の実現をめざした。例えば、機器操作に不慣れな教員もストレスなくワンタッチで操作できるタッチパネル式モニターの採用について、既存機器はメーカーが3大学とも異なることから、各メーカーから信号方式などの機器情報を取り寄せ、必要な情報をすべて組み込んだソフトを開発。検証結果を基に何度も修正を重ね、目標とした「銀行ATMのレベル」の簡易さを備えた、3大学における操作性の統一を実現した。

NTT西日本はこうした技術面だけでなく、教室内の隅々まで撮影できるようにカメラの位置を工夫したり、全学生から見えるように左右のスクリーンの角度を調整したりするなど、きめ細かな点にも気を配った。こうした配慮によって、他大学の教室内や学生の表情など三つのスクリーンに映し出される映像を、教員はモニター上のタッチパネルで自在に切り替えながら授業を進めることが可能となり、「互いの顔を見ながら活発なコミュニケーションを交わす」臨場感のある新たな教育空間を生み出している。

また、クリアな映像・音声環境の実現に向けては、光ブロードバンドによる新たなネットワークの構築を提案。実際に大学内に光回線を引いてデモンストレーションを行い、光ブロードバンドによる新たな利用環境を実証した上で、3大学にBフレッツを導入し、低コストでフレッツユーザ間のグループ内通信を可能にする「フレッツ・グループ」で3大学間を接続する遠隔講義支援システム専用のネットワークを構築した。

さらに、2005年度にはタッチパネル操作で相手校のシステムを自動的に起動させたり操作できたりする機能の拡充を図り、2006年度にはユビキタス環境実現へのチャレンジとして、他の教室でも利用可能な移動式遠隔講義システムを導入。こうしたシステムのバージョンアップにも積極的な提案を続けるNTT西日本の取り組みについて、「我々が望んでいることをいち早く察知し、常に献身的に動いてくれた」と、米田教授は高く評価する。

「法曹養成マルチメディアシステム」の構成図

「法曹養成マルチメディアシステム」の構成図

高い利用価値を多くの教育現場と分かち合いたい

現在、同大学院が活用しているITシステムには、遠隔講義支援システムとともに、Web会議システムを利用した「実技トレーニングシステム」がある。このシステムの開発にあたっても、NTT西日本はソフトのカスタマイズを図り、他大学の学生とパソコン上で、法廷や調停室、和解室、取調室、相談室などの実務場面を想定したシミュレーションが可能なバーチャル空間を実現。米田教授は「遠隔講義支援システムと実技トレーニングシステムの二つのシステムで構成する法曹養成マルチメディアシステムを活用した遠隔教育は、日本でも最先端のもの」と胸を張る。

2007年度からは琉球大学法科大学院も遠隔講義に加わっており、首都圏の大学から「同様のシステムをぜひ導入したい。ベンダーを紹介してほしい」といった問い合わせも寄せられている。活用の範囲を広げ、注目度も高まる本システムの今後の可能性について、緒方研究科長は「中学・高校でも利用価値の高いシステムだと確信している。離島も含め多くの教育現場と共に、このメリットを分かち合いたい」と、教育者としての夢を膨らませている。

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本内容は2007年6月28日に掲載いたしました。
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