アニサキス症の症状

アニサキスに感染する可能性がある食べ物

03 人間への感染源となる魚介類は、日本近海で漁獲されるものでも160種類を超えます。中でもサバ・アジ・イワシ・イカ・サンマ・天然鮭などに多く見られます。アニサキス幼虫は加熱や冷凍には弱いのですが、お酢ジメや塩漬けなどの調理や醤油わさびなどをつけても死にません。ですので、加工してあるシメサバなどにも注意が必要なのです。
ちなみにお笑いタレントの庄司智春さんは鮭いくら丼を食べてアニサキス症になり、病院で治療したところ通常見つかるのは1〜2匹のところ、なんと8匹も見つかったそうです。1匹でも激痛なのに8匹も!相当痛かったでしょうね。
アニサキスの幼虫は魚介類が新鮮なうちは、内臓に多く寄生しています。鮮度が落ちるにつれ身の方に移動することが知られています。釣ってきた魚や、丸ごとの魚を買った場合は、できるだけ早く内臓を取り除きましょう。

アニサキス症の症状

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一般的なのは魚介類を生で食べて数時間後に起こる激しい腹痛(胃痛)です。また数日経ってから腹痛や吐き気が起きたり、アレルギーを起こす場合もあり、稀にですが命に関わるアナフィラキシーが起こることもあります。
胃アニサキス症
魚介類の生食後、数時間してから激しい上腹部痛、悪心、嘔吐などの症状を発症
患者様によくあるのが、夕食にサバ寿司などを食べて夜中に急な激痛に襲われるパターンです。ノロウィルスなどの食中毒とは違い下痢にはなりません。食べ過ぎた時やストレスを感じた時の胃痛に似ていますが、胃薬を飲んでも効かず特定の位置がキリキリと痛み出し、我慢できないほどの痛みに変わります。アニサキス症のほとんどがこの胃アニサキス症です。
腸アニサキス症
魚介類の生食後、10時間〜数日後に腹痛や吐き気などの症状を発症
アニサキス幼虫が胃を通り越し腸にまで至った場合に発症します。基本的にアニサキス幼虫は人間の体の中では長期間生きていけないので、症状が軽い場合は痛みを軽減するなど対症療法を行いながら自然に死滅するのを待ちます。しかしひどい場合には腸閉塞や腸穿孔(腸に穴が開く)などの重大な症状を引き起こす場合もありますので注意が必要です。
消化管外アニサキス症
非常に稀な例ですが、腹腔や肺などで見つかる場合があります。
アニサキスアレルギー
魚介類の摂取後、体のかゆみ、蕁麻疹、腹痛、嘔吐、血圧降下、呼吸困難などの症状を発症
アニサキスをアレルゲンとし発症します。生きたアニサキスだけでなく、死んだアニサキスでも症状が出ます。稀にアナフィラキシーを起こす場合もあります。アニサキスが寄生しているかどうかの判断が難しいため、特定の魚を食べなければ大丈夫というわけではないところが、他のアレルギーと違い厄介なところです。
今まで青背の魚を食べて蕁麻疹などが出たことがある方は、もしかしたらアニサキスアレルギーかもしれませんので、心配な方は一度病院で調べてもらいましょう。