老化による物忘れと認知症の違い

家の中で困っているおばあさん 人は誰しも歳をとると忘れっぽくなったり、記憶力が悪くなったなと感じることが増えてきます。うっかり約束の時間を忘れてしまうとか、鍵をしまった場所を忘れてしまうなどがこれにあたりますが、老化による物忘れの場合は、約束したことや鍵をしまったこと自体は覚えています。
記憶のメカニズムは、
記憶のメカニズム
の三段階になっています。老化による物忘れの場合は、この『3.再生』の機能が低下していると考えられ、覚えていることを思い出すのに時間がかかってしまうだけです。ヒントやきっかけがあれば思い出せ、日常生活にも支障はなく、重大な判断力の低下などはみられません。
それに対して認知症の場合は約束したこと、自分で鍵をしまったこと自体を忘れてしまいます。脳の神経細胞が何らかの病気などによって壊れ障害が起こることに起因しており、前述の『1.記銘』ができなくなります。「さっきのことが思い出せない」ため、約束なんかしていないと怒ったり、鍵を盗まれたと疑うなどの反応がみられます。
加齢による物忘れと認知症による物忘れの違い 認知症になると、これまで当たり前にできていたことができなくなったり、家族や周囲の人からの問いかけや対応が理解できず、大変な不安を感じています。そのため自己防衛反応のひとつとして怒ったり、反発したり、わがままになったりする傾向があります。
認知症チェック
※この認知症チェック項目はあくまでも目安です。認知症の診断をするものではありません。
厚生労働省によると、専門家の間では65歳以上人口の10%が認知症であるという意見もあり、今後、高齢者人口の急増とともに認知症患者数も増加し、2020年には325万人にまで増加するとされます。